自己評価が低い!そんな自分に自信を持つ方法のまとめ:ヘッダー画像

もっと積極的に自分の意見を伝えられるようになりたい、自信を持って仕事に取り組みたい、失敗してもすぐに立ち直れるようになりたい。自分に自信を持っている人、つまり自己評価が高い人を羨ましく感じている方も多いのではないでしょうか。

自信を無くしたことで挑戦するのが恐くなった、ネガティブな感情から印象が悪くなった、

失敗続きで諦めることが当たり前に感じてしまう、などなど自己評価が低くなることで起こりえる問題はたくさんあります。

しかしながら、いざ自己評価が低い自分を変えようとしても、具体的に何をすればいいのか?どういった考え方を心掛ければいいのか?迷ってしまうこともしばしばです。

そこで今回は「自己評価を改善する考え方と行動」について、いくつかご提案させていただきたいと思います。

自信をつけて明るく前向きになりたいと悩んでいる方に、女性とコミュニケーションが上手く取れず困っている方に、新しい自分を発見したい方に、少しでも参考にしていただけたら嬉しいです。

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自己評価の低い人が自信を持つには

 

 

自己評価を育てる2つの要素

自己評価を育てる2つの要素

自分に自信を持っている人も、そうでない人も、自己評価を形成するには「それを育てる要素」があります。その育てる要素には大きく2つのものがあり、1つは「愛されていること」2つ目に「能力を認められること」があります。

日常生活の中で私たちは、愛されること(印象を良く持たれたい、興味を持たれたい、求められたい)と同様に、能力を認められること(仕事ができる、才能がある、人の役に立っている)を感じたいと思うものです。

この2つの要素は、どちらかが欠けていてもいけません。いくらパートナーから愛されている自覚を持っていたとしても、能力を評価されなければ見下されているように感じることもあります。反対に、どれだけ自分の能力を認められたとしても、周囲から愛されていないと感じれば、空しさや無気力感を持つこともあるでしょう。

自己評価とは絶対的な固定されたものではなく、自分の考え方や育った環境、または職場環境や家庭環境によって大きく変化します。そして、高い低いに関わらず、その自己評価を育てるためには上の2つの要素が必要不可欠になるということです。

 

自己評価が低いのは悪いことではない

自己評価が低いのは悪いことではない

一般的に「自己評価は高く持つべきだ」という考えが広まっているように思えますが、自己評価が高ければ問題なく、低ければ様々な問題を引き起こす、というものではありません。

たしかに、自己評価が低いことから自信を持てず、思い切った行動ができない、自分の意見を言えない、個性がない、などのように悩む人もいるでしょう。ですが、自己評価が低くても、上手くそれに順応している人も大勢いるはずです。

例えば、自己評価が低いことによるメリットとして「好印象を与えやすいこと」があります。特に日本では謙虚な人であるほど、その控えめな態度に好感を持たれることがあるでしょう。

その他にも「素直に意見を受け入れることができる」ということもあります。自己評価が低いことから、周囲の意見に素直に耳を傾けることができ、自分の力だけでは成し遂げられないことも達成できるはずです。

反対に自己評価が高すぎることで起きるデメリットについても考えてみましょう。童話「ウサギとカメ」にもあるように、自分の能力を過信したウサギはカメを見くびり、昼寝をして勝負に負けてしまいます。

「過信は禁物」という言葉があるように、自分に自信を持ちすぎることで目の前にある危険性に気づかない、あるいは周囲の忠告に耳を貸さないこともあるはずです。

また自己評価が高すぎることによる最大のデメリットとして「自分の責任を認めないこと」があります。「失敗したのは部下のせい、タイミングが最悪だった、環境がもっと良ければ」などのように自分以外のものに責任を押し付け、失敗から教訓を得られないことも多々あります。

自己評価が「低い」という言葉から、何かネガティブな印象を持ってしまうものですが、決して悪いことばかりではありません。「自己評価が低いことを認めた上で、自分の長所を伸ばすことだってできる」とも言えるのではないでしょうか。

 

自己評価は変えられる

自己評価は変えられる

多くの人が自己評価は長年かけて作られたものであり、ちょっとやそっとのことで変えることはできないと思うかもしれません。ですが、自己評価は様々な出来事によって変わるものであり、自己評価が低ければ低いほど、その出来事によって高くなると考えられています。

例えば、上司から褒められた、学校で良い成績を得た、好きな人に振り向いてもらえた、などの成功体験から「自然と職場の人間関係が良好になった、自分に自信を持てるようになった」という経験をした人も多いのではないでしょうか。

その自己評価を高めてくれる出来事とは、男(女)としての自信を持たせてくれる恋人との出会いかもしれませんし、自分の能力を認めてくれる仲間の言葉かもしれません。あるいは、給料が増えた、昇進した、交友関係が広がった、などのこともあるはずです。

しかしながら、自己評価を改善する「その出来事」を起こすためには「行動すること」が必要不可欠です。逆説的に考えれば、意識して行動することで初めて「自己評価を改善する出来事」に出会えることができ、その結果を上手く受け止めることがポイントになってきます。

しかしながら、周囲の評価に大きく自己評価が影響されるというのも考え物です。なぜなら、それは自分の価値観ではないため、周囲の評価が上がればモチベーションは上がり、逆に下がればモチベーションは下がるといったことが起きるからです。

つまり、褒められるにせよ、批判されるにせよ、自分の価値観の中で上手く処理することもポイントになってくると言えるでしょう。同じ失敗を経験したとしても受け止め方は人それぞれですが、そこから教訓を得られるかどうかは自分の価値観次第なのです。

 

自分を知ることが自己評価の改善に繋がる

自分を知ることが自己評価の改善に繋がる

健全な自己評価を築くためには「自分を知ること」が大いに役立ちます。「自分を知る」と言われて、自分の長所や短所を再確認する、過去の出来事を振り返る、などといったことを考えられるでしょう。

ですが、それだけでは十分とは言えません。加えて「他の人が知っている、自分は知らないこと」がポイントになってくるからです。つまり、「自分から見た自分」と「他人から見た自分」の2つの視点から自分を評価すべきだと言えます。

また自分を知る上で「ジョハリの窓」と呼ばれる4つの領域が参考になるでしょう。心理学者のジョセフとハリーによって提唱された4つの領域は以下のように。

  • 開放領域:自分も他の人も知っている(周囲から優しいとよく言われる、自分でもそれを自覚している)
  • 盲点領域:自分は知らないが、他の人は気づいている(自分は愛想が良い方だと思っていても、周囲からは冷たい印象を持たれている)
  • 隠ぺい領域:自分は知っているが、他人は知らない(人前では明るくしているが、実はネガティブな一面を持っている)
  • 未知領域:自分も他の人も知らない(初めて挑戦したことにより、自分の意外な才能に気づく)

自己評価を改善するためには、上の「開放領域」を広げる、つまり自分の理解と周囲の目を合致させることが鍵となってきます。そのためには「盲点・隠ぺい・未知領域」の3つを開放領域まで広げなければなりません。

盲点領域を変えるためには、周囲の自分に対する評価を受け入れる必要があります。たとえそれが批判であったとしても、自分の欠点だと素直に受け入れることも大切です。

しかし、全ての批判を受け入れる必要はありません。あくまで参考にする程度に留めておかないと、ただネガティブな感情を持つようになってしまうからです。

隠ぺい領域を変える、つまり隠している本当の自分を表に出すことを意味します。自分の意見をハッキリ伝える、間違っていることはしっかり指摘するといった具合です。こうした態度を取ることにより、実際に起きた物事と自分の感情とを合致しやすくもなります。

もちろん、思ったことをそのまま伝えてしまえば、それは余計なひと言になる場合もあることを忘れてはいけません。意見を控えるときは謙虚な姿勢を、自分の意見を伝えるときは明確に、といったようにメリハリをつけるべきでしょう。

未知領域を変えるには、とにかく行動に移すことです。新しい趣味を始めてみる、普段あまり話さない人と交流を持ってみる、苦手意識を持っていた分野に取り組む、などがあるでしょう。

人は思い込みによって大きな影響を受けるものです。苦手だと思っていたことでも、実際にやってみると「思っていたほどでもなかった」と感じることも多々あります。もちろん、行動に移すことで本当に苦手なことを再確認する場合もありますが、結果的には自分を知ることに繋がるはずです。

 

コンプレックスを自覚し正直に打ち明ける

コンプレックスを自覚し正直に打ち明ける

人は誰でも自分の嫌いな所、苦手な分野を持っているものです。また、多くの人が陥りやすい自信喪失の要因に「無理やり短所を直そうとすること」があります。大切なことは「短所があるのを認めた上で、それを改善する意欲を持つこと」です。

例えば、歌うことが苦手な人がいたとしましょう。音痴なことから人前で歌うのをコンプレックスに感じているような場合です。

友人にカラオケに誘われたときに、コンプレックスを隠そうと嘘をついてしまうと様々な問題が出てきます。嘘をついたことで罪悪感を持ち居心地が悪くなる、相手もその違和感を感じ取る、歌う機会を自らの手で逃してしまう、といった具合です。

仮に、正直に音痴であることがコンプレックスであると打ち明けた場合はどうでしょうか?嘘をついているわけではないので罪悪感を持たない、友人の理解を得ることができる、場合によっては歌を練習する機会を持つことができるはずです。

もちろん、これは「コンプレックスを直したい」と思っている場合に有効であり、音痴のままでも問題ないと感じていれば無理に直す必要はありません。しかしながら、過度にコンプレックスを気にしてしまうと、ついつい嘘をついて隠そうとする、見栄を張る、といったことが多々あります。

まずは自分の短所を認め、正直に打ち明けてみましょう。そして本当に改善したいことであるなら、少しずつその機会を増やし、自分に自信をつけることです。どんな失敗にも自分にしか分からない進歩した点があります。そういった小さな積み重ねが自己評価の改善に繋がるはずです。

 

得意分野をとことん伸ばす

得意分野をとことん伸ばす

いくら積極的に行動したからといって、必ずしも自己評価を高めるような出来事に出くわすとは限りません。ですが、日常生活における些細な出来事をポジティブに受け止めることによって、結果的に自己評価に良い影響を与えることができます。

もちろん、小さな成功体験を積み重ねることも重要ですが、その目標が小さければ達成感も同様に小さくなるのは言うまでもありません。では、大きな成功体験をするためには、どういったことをすればいいのでしょうか?

それは「自分の得意なことを見つける」あるいは「自分の得意分野をとことん伸ばすこと」です。苦手なことを改善するよりも、得意なことを伸ばす方が自信を持つのに効率的であり、他の人にはできないこと、自分にしかできないことを見つけやすくなります。

ただし、最初の方でもお伝えしたように自己評価が高すぎることによる「過信」には十分気をつけなければなりません。自分の長所をいくら自覚していたとしても、それを伸ばす行動に移さなければ何も変わらないということです。

もしも「自分には得意なことがない」と悩んでいるのであれば、それでも必要なのは「行動すること」に変わりありません。行動した結果、自分が抱いた感情や周囲の意見が参考になるでしょう。

「新しい自分に出会いたい!」や「自信を持ちたい!」と考えたら、すぐに行動に移すことです。どんなに小さな一歩だとしても、それは自己評価を高めるための大きな一歩になり得るのですから。

 

ネガティブな心の声を自己評価から来るものだと認識する

ネガティブな心の声を自己評価から来るものだと認識する

自分に対してネガティブな言葉を投げかけ続けてしまうと、「こんなんじゃダメだ」とか「上手くいくはずがない」と言って一向に物事が進まない、あるいは挑戦するのを恐れてしまうことがあります。これは何かをする前、あるいはした後に自分の心の声に耳を傾ける癖を持っているからです。

このネガティブな心の声に対処するためには、その声自体の存在を認めることが必要不可欠です。そうすることで、何か失敗して自信を無くしたときに、それが自分の能力によって引き起こされた問題ではなく、自己評価から来るものだと気づくことができます。

起きた物事に対して感情的になり過ぎていないか?そう考え続けることが良い結果をもたらすだろうか?今の感情が改善することに繋がるだろうか?などのように冷静に自分を分析してください。

またネガティブな心の声を認識することには、もう1つのメリットがあります。それは具体的な改善策を見つけやすくなるということです。

例えば、自分の抱いた感情が物事を良い方向に進めるだろうか?と自身に投げかけたとして、どうしても答えが出せないのなら、周囲の人々などに意見を求めることを思いつくでしょう。

今の感情を持ち続けることで自信を持てるだろうか?という自問には「このまま悩み続けても気分が落ち込むだけだ」と気づき、友人に話しを聞いてもらう、体を動かして気分転換するといった具体的な改善策が出てくるはずです。

ネガティブな心の声によって悩み始めたと感じたときは、まずは感情自体を認識し、その感情がどのような効果をもたらすのか想像し、具体的な改善策を見つけることです。そういった習慣が健全な自己評価を築くために大いに役立つことでしょう。

 

失敗を受け入れることで自己評価を改善する

失敗を受け入れることで自己評価を改善する

自己評価が高すぎるにしても、低すぎるにしても、失敗を今後の教訓として活かすことができなくなる場合があります。自己評価が高すぎれば自分以外のことに責任を押し付けたり、低すぎれば「失敗するに決まっている」と諦める習慣が身につくこともあるでしょう。

好んで失敗をする人はいませんが、自己評価を高めるための行動には、同時に失敗をするリスクを覚悟しなければなりません。そうすることで仮に失敗したとしても、前回よりも進歩した点、次回に活かせるコツを見出せるはずです。

しかしながら、どんな人でも失敗が続くと自信を失ってしまうもの。特に完璧主義が身についている人、あるいは完璧主義の両親から影響を受けて育った人は、些細な失敗でも認められなくなり、過敏に反応してしまうことがあります。

このような場合の対策として、やはり実際に行動に移すことが鍵となります。例えば、失敗したとしても大きな損害にはならないような「できればやりたくないこと」に挑戦してみるのも良いでしょう。

人見知りで悩んでいるのであれば、カフェの店員さんに挨拶をする、自分から飲み会の計画をする、あえて厳しい意見を伝えてみる、などといった具合です。これは、自分の予想と実際に起こった内容を見比べることで、どれだけネガティブな思い込みを持っているのか気づくことができます。

  • 「挨拶をしても、きっと愛想悪く返されるだろう」→「嬉しそうに挨拶を返してくれた」
  • 「飲み会に誘っても、誰も来ないに違いない」→「普段あまり話さないような人と会話できた」
  • 「厳しいことを言えば、きっと嫌われるだろう」→「逆に感謝され、仲良くなれた」

もちろん、これらは上手くいった場合であり、望んだ結果が得られないこともあります。ですが、最初にお伝えしたように「たいして大きな損害にならないようなこと」が前提なので、アグレッシブに行動することができるでしょう。

負の思い込みによって行動に移せなくなるのは非常にもったいないことです。急いで大きな成功体験を得ようと大きな失敗をするのではなく、小さな成功体験をコツコツ積み重ねることで自己評価を改善してみてください。

 

自己評価を高めるために適切な目標設定をする

自己評価を高めるために適切な目標設定をする

行動に移すことが大切だと分かっていても、あまりにも高い目標、自分の力だけでは達成できないような目標を掲げるのは効率的とは言えません。特に不安定な自己評価を持っている場合は、高すぎる目標設定によって見当違いのことに手を出したり、先行きが見えずに不安になることもあります。

ポイントは、わざわざ失敗するような目標をいきなり掲げるのではなく「現実と大きな目標の中間地点を設けること」です。

例えば、恋愛経験が少なく女性と上手くコミュニケーションが取れない男性がいたとしましょう。現状では「恋人がいないこと」に悩んでいます。大きな目標として「素敵な女性と結婚すること」を掲げたとします。

この場合、中間地点としての目標を設定するのであれば、職場の女性と自然に話せるようになる、誠実なイメージを心掛けて服装に気を配る、友達に相談して自分の欠点を指摘してもらう、積極的に合コンに参加する、などのようなことが考えられます。

もちろん、この中間地点は1つにこだわる必要はありません。段階的に「始めはコレ、次にコレ」といった具合に複数のポイントを設定する方が、徐々に自己評価を高めることに繋がるでしょう。

オススメな方法としては、最終的な大きな目標までのステップアップをリスト化して、達成するごとにチェックマークをつける方法があります。できれば、期日も設定すると良いでしょう。何事も「今月までにコレを達成しなければ!」と自分を追い込まなければ行動に移さないものです。

また実際に達成するべきリストを目の前にすることで、「今やるべきこと」に集中しやすくなるはずです。あるいは、自分でも想像してなかったようなユニークな方法を思いつくかもしれません。

これは恋愛関係だけではなく、仕事のモチベーションアップ、人間関係の輪を広げる、ストレスを解消することにも応用できます。小さなことからコツコツと達成していくことで、いつのまにか大きなことに挑戦できる自分の姿を想像してみてください。

 

自己評価のバランスを意識する

以上がOfeeから提案する「自己評価が低い!そんな自分に自信を持つ方法のまとめ」になります。尽きるところ、自己評価が高くなり過ぎないよう、低くなり過ぎないように意識し、自分の性格や就いている仕事を踏まえて行動に移すことがポイントになると思います。

例えば、周囲の注目を集めなければならないような仕事の場合、自己評価を高めに安定させることで、より魅力的な印象を残すことができるはずです。あるいは責任感のあるポストを任されている人や、積極的にリーダーシップを取らなければならない仕事にも高い自己評価は役立つと言えます。

反対に、周囲の意見を慎重に取り入れなければならない仕事、謙虚な姿勢が必要不可欠な仕事には、ある程度の自己評価の低さが役立つ場合もあります。

また自己評価を改善するために、どんな方法を選ぶにせよ、自分の抱える問題ばかりに注目するのは控えた方が良いでしょう。短所を修正するよりも、長所を伸ばすことの方が、使うエネルギーも、自信を持つための手段としても効率的なはずです。

自己評価を改善する道は決して1つではありません。同じ方法であっても、それで上手くいく人もいれば、そうでない人もいます。自分に合った方法に切り替える、これも自己評価を良くするための大きな一歩です。

自分に自信が持てずに悩んでいる人に、本来の力が発揮できずに困っている人に、少しでも参考にしていただけたら幸いです。最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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