向上心がないことから「何をやっても上手くいかない」とか「自分に自信を持てない」とネガティブに思ってしまうことはありますよね。
もっと前向きに成長していくビジョンを持ちたくても、具体的に何をすればいいのか、どのように物事を受け止めればいいのか、いろいろと悩むことも少なくありません。
しかしながら、ちょっとしたことがきっかけで向上心が持てるようになることもありますし、向上心が高い人ほど人生を楽しんでいるように思えます。
他人からの評価や今の年齢を気にせず、つねにマイペースを保っていられる人。
現状に満足せず、チャレンジ精神を持って取り組める人。
失敗から学べることを過小評価せず、ダメな自分も含めて改善していく意欲が持てる人、などなど。
成長意欲が高い人にはどんな共通点があるのか、向上心を持ち続けるには何が必要なのか、いろいろと気になるものです。
そこで今回は「向上心が持てない時の対処法」として、気分を高める考え方や失敗や挫折を成長の糧にするコツについて、いろいろとまとめてみました。
「最近やる気が起きない」と悩んでいる方に、何か新しい挑戦をしたいと考えている方に、最初の一歩を踏み出す勇気が持てずに困っている方に、少しでも参考にしていただけたら嬉しいです。
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向上心が足りないと思った時は
自分を励ます
どんなに頑張っても思い通りの結果を得られないこともあります。
むしろ、努力が目に見えて結果に繋がることの方が少ないかもしれません。
向上心を高める上で、成果を上げることや実績が評価されることが助けになるものです。
しかしながら、自分の実力以上に期待を持たれる、あるいは反対に努力したことが評価されないでいると、それだけ大きく落ち込んでしまうことも。
こんな時こそ「自分を自分で励ます」ということを意識してみてはいかがでしょうか。
人から評価はされなかったけど、ここはよくできたと思う。大きな失敗にはなったけれど、リスクを恐れず前に進めた。大丈夫、たいした痛手ではない。
落ち込んでいる時ほど、励ましの声が心の支えになることはよくありますよね。
誰も気づいてくれなかった努力を分かってもらえた時、緊張している自分を気遣ってくれた言葉、笑顔になるためのユーモア。
前向きで明るい言葉を自分自身でかけられるようになると、小さな成功体験を見つけやすくなり、失敗を過大評価することも少なくなります。
「向上心がないなぁ」と感じた際は、その時の自分がどんな言葉を投げかけているのか確認してみましょう。
もしかしたら「なんでこんなこともできないのか」とか「どうせダメに決まっている」などのように、励ますどころか批判するような言葉をかけているかもしれません。
実際に口に出さずとも、心の中で「おっ、いいね」とか「意外とできている」と自分を褒めることから向上心を高めてみてください。
満足することで次のステップが開かれる
自分を満足させることで次のステップが開かれ、向上心も高まるのではないでしょうか。
向上心とは「現状に満足せず、さらなる高みを目指す」といった意味合いですが、それはときに「無いモノねだり」という間違った解釈として受け止められることもあります。
もちろん「こんなふうになりたい」という理想を掲げるのが間違っているとは思いません。
しかしながら、今の自分が何を手にしているのか分からないまま、アレもコレもと手をつけるのはいささか危険なように感じます。
例えば「今の自分ができること」について考えてみるのもいいでしょう。
どんなことが得意で、どんなことが不得意なのか、他の誰にも負けない「これだったら勝負できる」と思えることは何なのか、長所を伸ばすことでどんな応用がきくのか。
今できることについて満足し、そこから次のステップへ進む。
この作業が上手くいかないと「アレもできない、コレもできない」と不安になったり、やりたいことが見つからない自分に焦りを感じてしまうことも多くなると思います。
小さな満足を積み重ねていく意識とでも言いましょうか、一気に駆け上るよりも少しずつ体を慣らしてから上がっていく方が、土台もしっかりするものです。
私自身についての満足を紹介するなら、家族の仲が良いこと、健康でいられること、ストレスもなく仕事に打ち込めていること、マイペースを保てていること、といったところでしょうか。
次のステップとして考えていることは、今の仕事を軌道にのせる、リスクを恐れず新しい挑戦をする、悲観的にならずに楽しいことをする、といった感じです。
次のステップの土台には「現時点で満足していること」があります。
「今の仕事を軌道にのせる」という次のステップを達成するためには、先に紹介した「満足していること」がなくてはなりません。
少し抽象的な言い方で分かりづらかったかもしれませんが「今手にしているモノを確認すれば、それが『向上心の土台』になりえるのではないか」ということです。
前向きな姿勢になるためにも、まずは今の自分が満足できていることについて目を向けてみてはいかがでしょうか。
とりあえずやって根拠を知る
向上心を高める上で「とりえあずやってみる」というフットワークの軽さはとても大切だと思います。
できない理由を並べて「やらない」選択をするのと、とりあえずやってみて「できない根拠を知る」のとでは、得られる経験値も大きく違ってくるものです。
これは周囲からの批判的な意見に対しても同じことが言えるでしょう。
「そんなの上手くいきっこない」とか「無駄に終わるからやめておいた方がいい」という意見は、深く掘り下げてみると「みんながそう言っているから」などのような曖昧なモノである場合がほとんどです。
実際にチャレンジして上手くいかない根拠を知っている人なら説得力はあるでしょうが、それでもタイミング的な問題や改善できる点が見つかることもあるはずです。
しかしながら、頭では分かっていても、最初の一歩を踏み出すのは勇気がいりますよね。
そんな時は「一歩」ではなく「チラ見」くらいから始めてみてはどうでしょうか。
どんなに大きな困難でも、細かく分解していけば「今の自分にできること・できないこと」が見えてきます。
海外留学をしたいと考えているのなら、とりあえずどんな学校があって、どれくらいの学費が掛かるのか調べてみる。
資格を取得して仕事に活かしたいのなら、実際にその資格を持っている人に話しを聞いてみる。
やる気が起きずに無気力になっている時は、とりあえず手だけでも動かしてみる、といった具合です。
最初の一歩が踏み出せないなら半歩はどうか、半歩が難しければチラ見をしてみる。
とりあえずやってみて「できる・できない根拠」を知ることができれば、後悔することもありませんし、上手くスタートを切れることも増えると思います。
向上心が持てない時の対処法として「とりあえず今できること」から始めてみてください。
最悪の場面を想定内にしておく
向上心を高めるためには「想定外の失敗」に対処しておくことも大切だと思います。
物事が上手くいっている時は、そのままの調子で進めて問題ありませんが、困るのは予想外の問題に直面した時です。
プレッシャーを感じ、不安や焦りから本来の力を発揮できず、「こんなはずじゃなかったのに」と後悔してしまうかもしれません。
しかしながら、最悪の場面を事前にイメージすることができれば、ある程度に覚悟を持ってその場を乗り切れるかもしれません。
例えば、人前で話すのが不得意で、明日には大事なプレゼンが控えているとしましょう。
最悪の場面を想定してみると、頭が真っ白になって何も喋れなくなる、プレゼン資料に記載ミスがあった、機材のトラブルでプロジェクターが使えない、といったところでしょうか。
いきなりその場で問題が起きるとパニックになるものですが、考えられる事態であれば何かしらの対処ができるはずです。
緊張から頭が真っ白になるかもしれない場合、絶対にこれだけは伝えておきたいことを簡潔にまとめたメモを持っておく。
記載ミスがあったのなら、資料を使うのをやめ、修正した内容をプロジェクターに映してプレゼンする。
機材トラブルでプロジェクターが使えない、だったらホワイトボードでも説明できるプレゼンBを用意しておこう、といった具合です。
入念な準備をしておけば、失敗したとしても健闘できた部分が見つかりますし、準備をすることが徐々に向上心を高めることにも繋がると思います。
不安や緊張から「向上心が持てない」と感じた際は、最悪の場面を想定した準備から始めてみてください。
お手本となる人を観察する
みなさんの周りにも「向上心が高く、いつもやる気が溢れている人」はいませんか?
「向上心がない」と感じた際は、こういったお手本となるような人を観察して、向上心がない時の自分と比べてみるのも効果的だと思います。
例えば、私が出会ったお手本となる人の特徴としては以下のようなものがあります。
- いつも笑顔を絶やさない
- 謙虚な姿勢で接する
- 清潔感がある
- 一人の時間を楽しむ趣味を持っている
- 机の上がキレイ
- メールの返信が驚くほど早い
- 本をよく読む
- 本音で話す(嘘をつかない)
- 挨拶代わりに褒め言葉をかける
- 飲み会は1次会だけ出てさっさと帰る
- 親しい人の前以外では愚痴をこぼさない
- 早起きが得意
一方で「向上心がないなぁ」と感じている時の自分の特徴としては。
- 表情が暗い
- だらだらとテレビを見ている
- 机の上がごちゃごちゃしている
- インドアになる
- 睡眠時間が多すぎる(生活リズムが乱れる)
- 今できることを先延ばしにする
- ネガティブな愚痴が増える
- 行動する前にできない理由を考える
- 声が小さい
- スケジュールに余裕がない
- 怒りっぽい
- 他人と自分を比較する
こうやって見比べてみると、意外と相対的な特徴が多いように思えます。
すぐに真似できる事としては「整理整頓を心掛ける」とか「生活リズムを整える」といったところでしょうか。
一人の時間を充実させるために新しい趣味を始めるのもいいかもしれません。
お手本となるような人の特徴を観察して、向上心がない時の対処法として活用してみてください。
別の立場になってみる
やる気がなく「向上心がないなぁ」と感じる時にオススメしたいのが「別の立場から自分を眺めてみる」という方法です。
1つの視点から同じ方向ばかり見ていると、ついつい偏った考え方を持ってしまったり、先入観を持って物事をとらえてしまうことがあります。
現状に満足せず、もっとスキルアップしたい!という思いを高めるためにも、別の視点から今の自分に求められていることを知ることが役立つものです。
例えば、アルバイトの場合。
もしも自分がオーナーだったら、どんな人物を雇いたいと思うのか?もしもお客さんの立場だったら、どんなサービスが喜ばれるのか?と考えてみるのもいいでしょう。
つまらない単純作業をしている時、この仕事がどんなふうに役立っているのか、はたまた改善するとしたら何から手をつけるのか、と考えてみると意外と面白いものです。
仕事で志望していた部署に入れなかった場合も、別の視点から「やりたかった仕事」を観ることができますし、どんなサポートを必要としているのか気づけることもあります。
多少は遠回りになるかもしれませんが、不満を抱えながら「本当はこんなはずじゃなかったのに」と働くよりかはマシでしょう。
正当な評価をしてもらえず、やる気をなくしてしまいそうな時も「もしもちゃんと評価してもらえていたら、自分はどんなことに挑戦したいのか?」と想像してみるのもいいかもしれません。
向上心を持てない自分から少し離れて、広い視野で物事をとらえてみるとモチベーションも高まると思います。
やる気が持てない時こそ、別の立場になって向上心を高めるきっかけにしてみてください。
理想に向かうための向上心
以上がOfeeからお届けする「向上心がない時の対処法6つ」になります。
もっとスキルアップしたい!と思った時、同時に「どうしてスキルアップしたいのか?」と考えてみるのもいいかもしれません。
最終的にはどんな人物になりたいのか、この向上心はゴールに繋がっているのか、ただの自己満足で終わらないか。
どこがゴールなのか分からないまま走り続けるのは疲れますし、「本当にこれでいいのか?」と迷いながら進むのはつらいものです。
自分の理想に向かうための向上心なのか、はたまた見栄を張るための向上心なのか、同じように見えて実は大きく違うモノだと思います。
また具体的な向上心の高め方としては「積極的に自分に投資する」という方法がオススメです。
仕事に関する書籍を購入する際は値段を気にしない、少し高級な耳栓を買って集中しやすくする、リフレッシュタイム用に好きな音楽をたくさんダウンロードする、といった具合です。
貧乏性なので「少し高いな」と思うこともしばしばですが、そこは割り切って「自分のタメになるのだから」と言い聞かせています。
少し値の張るモノを買って「使わないともったいない!」と感じては、何だかんだモチベーションを維持できています。
「向上心がない時の対処法・ケチな性格を逆手に取る」といったところでしょうか。
今回お伝えした6つの対処法から「自分に合った向上心の高め方」を見つけていただけたら幸いです。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
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