ピーターパン症候群

ピーターパン症候群(ピーターパン・シンドローム)とは、アメリカのダン・カイリー博士が提唱した「体は大人、心は子供」という誰もが持っているパーソナリティ障害の一種です。

症候群(シンドローム)という名称から、何か重い病気だと感じるかもしれませんが、心理学や精神医学の正式な用語ではないため、アメリカ精神医学会が出版している「精神疾患診断統計マニュアル」にも記載されていません。

ここではカイリー博士が提唱した「ピーターパン症候群」について解説していきますが、あくまで精神疾患の概念の一つであると踏まえた上で、ご覧いただけたらと思います。

スポンサーリンク

 

ピーターパン症候群について

 

 

ピーターパン症候群とは

ピーターパン症候群とは

ピーターパン症候群とは、体は成熟している大人なのに子供みたいな言動や行動を取る男性などを表します。名前の由来となっているのはJ・M・バリー原作の「ピーターパン」。ディズニー映画の「ピーターパン」とは違い、20世紀初頭のイギリス中産階級が抱える問題点を描いた重々しい内容となっています。

精神的な病気というわけではなく、社会人としてやっていく能力が欠如していることがあり、著書の中でこのような男性をピーターパン人間、症状のことをピーターパン・シンドローム(PPS)と呼んでいます。

表面的にはプライドが高く、立派な大人のように見えますが、内心では非常に傷つきやすく、臆病者である傾向にあります。人によっては、ある程度まで年を取らないと、ピーターパン症候群の徴候がはっきりとわからないことがあり、自覚していない分、自ら助けを求めようとはしません。しかしながら、発見が早ければ早いほど、立ち直る可能性も高くなるとしています。

 

ピーターパン人間の見つけ方

ピーターパン人間の見つけ方

「子供のような言動や行動」を見つけるためには、とにかく客観的である必要があり、どこか1か所(自宅、職場、近所の集まり)などにフォーカスして観察地点を定めることがポイントであるとしています。また具体的なピーターパン人間の社会的プロフィールを以下のように表しています。

  • 12~50歳の男性。
  • 12~17歳:無責任、不安、孤独感、性役割における葛藤の4つの基本症状が始まる。
  • 18~22歳:自己愛(ナルシシズム)と男尊女卑と思える行動をし始める。
  • 23~25歳:急性の危機が起こる時期。人生のすべてにおいて漠然とした不平不満がつのる一方で、自分はノーマルであると思っている。
  • 26~30歳:成長した大人を演じようとする。
  • 31~45歳:結婚し父親になり、安定した仕事は持っているが、人生は退屈なものだと絶望している。
  • 45歳~:憂うつや苛立ちの症状が強く表れる。これまでのライフスタイルに反抗し、もう一度、青春を取り戻そうとして、いろいろなことを企てる。
  • 外見:第一印象がとにかく良く、あまり深く知らない人から好感を持たれやすい傾向にある。
  • 財政状態:20代始めになっても親と同居をしていたり、両親の収入を頼って生活している。年長になると、自分のための支出は惜しみなくするが、それ以外においてはケチになる。
  • 結婚:25歳までは、たいてい独りで過ごし、デートをする女性も自分より年下であるか、幼い印象の女性を好む。結婚後は家庭よりも友達を優先することがあり、妻はこれに頭を悩ます。
  • 学歴:大学には入学するが、何を専攻したらよいか悩む。多くの場合、標準の年限で卒業はせず、卒業してからも「もっと勉強しておけばよかった」と後悔している。
  • 職歴:若い頃は職を転々とし、必要と迫られない限り働こうとしない。立派なキャリアに憧れる一方で、努力することを嫌う。年長になると、自分の価値を証明しようとして仕事人間(ワーカホリック)が増える。能力以上に一生懸命になるが、内心は「もっと適した職業があるのではないか?」という思いに悩まされる。
  • 家族:両親は離婚もせず、生活も豊かな家庭で育った長男が多い。父親はたいていデスクワークをしており、母親は家事と育児に励む専業主婦が多い。
  • 趣味:若いときはひたすらパーティーに明け暮れ、年を取ってもその傾向は変わらない。先頭に立って騒ぐ。

 

内面的なピーターパン症候群の7つの傾向

ピーターパン症候群7つの傾向

上の社会的プロフィールは外面的なピーターパン症候群を見つけ出すのに役立つとされ、内面的な生活を評価するためには以下の7つの心理学的な傾向があると言われています。幼い頃にはすでに存在しているもので、23~25歳になると急性な危機として表れ、その時期を過ぎると慢性化して見分けをつけるのが困難になる場合もあります。

・感情麻痺

ある時期から感情の発育が止まっているため、感情を表現する能力が劣っている。普通に怒ればいい場面においても、過剰に激怒したり、ヒステリックな笑いをしてしまうことがある。年を取ったケースでは、言葉で愛は伝えるものの、行動がともなわない。自己中心的な考えが強くなり、人によっては感情を表に出さなくなる。自分の感情をコントロールできないばかりか、自分が何を感じているのか分からなくなる。

・怠惰

若い場合は追いつめられるまで物事に手をつけようとはしない。「わからない」や「どうでもいい」というのが口癖。なかなか人生の目標を決めることができず悩んでいる。ある年齢以上のケースになると、今まで怠惰な生活をしてきたことに対して罪悪感を覚える。態度は一変し、いつも何か仕事をしていないと気が済まないようになる。リラックスしようにも、自分でもどうしたらいいのか分からない。

・社会的不能症

友人関係を築こうとするが、なかなかうまくいかない。10代の頃は仲間の影響を受けやすく、家族よりも単なる知り合いに親切にしたり、新しい友達を作ることを優先する。内心はすごい寂しがり屋で、一人でいる状態に耐えることができなくなる。場合によっては金品で歓心を買って友達を作ろうとすることも。一方でプライドが高く、自分の実力の限界を認めようとはしない。

・思考の魔術

「考えなければ、そのうちどうにかなってくれる」といったように考えるのは、ピーターパン症候群の特有の考え方。自分の非を認められないことから「ごめんなさい」の一言が言えない。他人へ責任転嫁するのが上手で、それがうまくいかないと、クスリに走ったり、過度にアルコールに頼ったりする。気分を高揚することで、あたかも問題が解決したかのような幻想を見てしまう。

・母親へのとらわれ

母親の影響から逃れたいと思う一方で、そうしようとする度に罪悪感を覚える。若いケースは自分の要求(おこずかいなど)を通すために、母親の同情を引こうとする。年長の場合だと、母親に対する矛盾した気持ちはさほど感じなくなり、かけた迷惑や心労を気にするようになる。

・父親へのこだわり

父親から愛されなかったと感じている。父親と仲良くなりたいと思っているが「どうせ愛されていないのだから」と言ってあきらめてしまう。年長のケースの場合、いまだに父親には欠点がなく完璧な人間であると崇拝している。父親へのこだわりが原因で、権威のある人物とはうまくいかないことも。

・セックスに対するコンプレックス

多くの場合、20歳代の始めになっても童貞。本人はそれを恥ずかしく思い、嘘をついて隠そうとする。初体験を済ませると、自分の性能力を誇示したいため、手当たり次第に関係を持ってくれそうな女性と付き合う。特定の恋人ができて落ち着いたかと思えば、嫉妬心から過度に束縛してしまい、彼女の方から離れていく。女性の自己主張や独立心を嫌い、男性との平等を主張する女性を目の前にすると、どう対処してよいかわからなくなる。

 

ピーターパン症候群の診断テスト

ピーターパン症候群の診断テスト

成人男性のピーターパン症候群を見極める際には慎重に判断する必要があります。偽物と本物のピーターパン症候群は区別がつきにくいのが理由です。ただ単に、いつまでも若々しくありたいとか、想像力が旺盛だということだけでピーターパン症候群だと判断するのは危険なのです。ポイントは日常生活や人間関係に支障きたしていることが条件。

また、彼あるいは夫の行動に当てはまるものを採点する簡単な「ピーターパン症候群の診断テスト」があります。けっして行わないものは0点、頻繁ではないにしろ行ったことがあるものは1点、逆にそれを行わないことを探すのは難しいと思うものは2点、といった具合です。ここではそのピーターパン症候群の診断テストの一部をご紹介しておきます。

  • 記念日や誕生日といった大事な日を忘れる。
  • 「ごめんなさい」の一言がどうしても言えない。
  • 友達のためなら面倒なことも喜んでするが、彼女や妻からの頼みは、ほとんど無視する。
  • 自分が出かけたいとき以外は「外出しよう」とは言わないし、何かしようと自分から提案することもない。
  • 父親に会いたいと思っていながら、いざ目の前にすると深みのない会話しかできない。
  • 自分とは違う意見には耳を貸そうとはしない。
  • 自分の能力を認めてもらえない、適した職ではない、と文句を言うだけで何もしない。
  • アルコールが入ると人が変わり、カラ元気にはしゃいだかと思うと、理由もなく怒り出す。
  • よくわけのわからない不安に怯えたり、自身が無くなったりする。しかし、そうした話題について触れたがらない。

カイリー博士は、これらの質問に対する答えを数値として合計し、点数が高いほどピーターパン症候群である可能性が高いとしています。

 

ピーターパン症候群の4つの基本症状

ピーターパン症候群の基本症状

ピーターパン症候群のルーツは子供の頃にまでさかのぼり、症状が表れるのは思春期までの12歳前後だと言われています。現代社会におけるストレスが家族、最終的に子供に影響を及ぼしているとして、無責任、不安、孤独、性役割の葛藤の4つの基本症状が現れます。

さらに18~22歳までの間に2つの症状、ナルシシズム、男尊女卑志向が現れ、これらは先に述べた4つの基本症状から来るものです。

・基本症状①:無責任

親の権威を振りかざしてはいけない、罰を与えてはいけない、という許容の精神とも言える教育思想が広まったことにより、子供たちは「自分だけは特別」と信じてやまない無責任人間になってしまう。

さらに悪いことに、こうした無責任ぶりを誰も直そうとうはせず、整理整頓や後片付けといった日常のちゃんとした立ち振る舞いもできない。さらに進むと「そんな小さなこともできないのだから、大きなことなんてやる気になれない」と思い込んでしまい、完全に自信を失ってしまう。

・基本症状②:不安

両親の不和が原因でピーターパン症候群の人は不安を感じています。子供の頃から家庭の雰囲気には緊張感があり、それがエスカレートすることで日常的に当たり前の事になってしまうのです。温かいコミュニケーションの不足、遊びと仕事のアンバランス、自己規制がうまくできない、という両親の結婚生活が影響していることが多い。

・基本症状③:孤独

ピーターパン症候群の人の家庭は経済的に豊かである場合が多く、両親が愛情の代わりにお小遣いを与えてしまう。すると働くことに対する価値観が崩壊してしまい、次に時間を持て余すようになります。家庭が不安定であることからグループの中で自分の居場所を探そうとする。

たくさんの友達を作るため、まわりと同じ流行のファッションをいち早く取り入れたり、できるだけ仲間外れにならないように心掛ける。しかしながら、神経を擦切らしてしまううちに、仲間である連帯感の楽しさも忘れてしまい、結果的に「孤独感」だけが残る。

・基本症状④:性役割の葛藤

ピーターパン症候群が男性ばかりにみられるのは、政治動向やメディア政策が男の子を深刻な「性役割の葛藤」に巻き込んだことが原因だとしています。女の子の場合、男らしいパーソナリティと女らしいパーソナリティを兼ね備えることを認められるようになりました。

しかし、男の子の場合は同じライセンスを手に入れているわけではなく、男女平等と言われる世の中であっても、男として女らしさを表に出すことはしません。

・ナルシシズムと男尊女卑志向

4つのピーターパン症候群の基本症状から、後期に現れるのがナルシシズムであり、その次に男尊女卑志向が現れる。ナルシシズムは他人との有意義な交際を通して成長することを禁じてしまう。

男尊女卑志向はほとんど目立つことはなく、ナルシシズムに溺れたピーターパン人間が心の傷を和らげるために演じるただの見せかけのもの。年齢を重ねたピーターパン症候群の男性と結婚した女性は、相手が男尊女卑志向であると気づくのに時間がかかる場合が多い。

 

両親へ向けたピーターパン症候群の治療法

ピーターパン症候群の治療法①

ピーターパン症候群を引き起こす典型的な両親の例として、夫は仕事人間で底の浅いナルシスト、妻は夫を見下している過保護なお母さん、などがあります。妻は夫の子供っぽい行動や言動に頭を抱えるも、黙ってそれに耐えてしまうのです。つまり、ピーターパン症候群の治療法として、まずは両親の不仲を改善する必要があります。

父親は自分の気持ちに直接触れられることを恐れていないか?自分が何を感じているのかよくわかっているのか?何かを感じているにもかかわらず、感じていないフリをしていないか?自己点検しなくてはなりません。

母親は自分が過保護になっていないか?恩着せがましい態度を取っていないか?夫の男尊女卑志向に対して我慢していないか?夫の子供っぽさを認識しながら、気づかせることを恐れていないか?客観的になる必要があります。

また両親からの「隠されたメッセージ」の悪影響についても触れています。夫や妻への不満を知らず知らずのうちに子供にぶつけてしまうことが子供の人格形成にマイナスとなってしまうのです。

  • 父親から子供へ送られる隠されたメッセージ
  • 「ママのことで俺を心配させるな」
  • 「ママを傷つけないように」
  • 「ママは男心がわからないんだ」
  • 「女なんて、たかが知れている。気軽にやれよ」

夫は妻を子供扱いすることで、妻と向かい合うことを避けようとします。そして子ども扱いされた妻はそれに対して反抗してしまう。自分の弱さを子供に押し付けることで、息子も将来の妻との間に同じ偏見を持ってしまうことが考えられる。

  • 母親から子供へ送られる隠されたメッセージ
  • 「パパに心配かけないで」
  • 「あなた、まるでパパみたいなことやるのね」
  • 「パパは、人の気持ちがわからないのよ」
  • 「パパときたら、家族よりも仕事が大事なんだから、いやになっちゃう」

自分の意見をはっきりと伝えられないことができれば、夫の偏見を受け入れずに済みます。大人しく男尊女卑志向の夫の言いなりになってしまうと、それは女性が男性よりも弱い立場であると証明していることに。子供より先に、まずは妻自身が夫と深くコミュニケーションを取れるようになることが必要になります。

また、カイリー博士は「しつけの基本原理」についても解説しており、16歳をピーターパン症候群の予防と治療の分岐点としています。ここではその原理の一部をご紹介しておきます。

・コミュニケーションよりも先に行動が必要

コミュニケーションが子供の考える気持ちを育てることは確かですが、それは状況が落ち着いて感情的な興奮が収まった後に限ります。例えば、お菓子を買ってもらえずに泣き叫ぶ子供に対し、その場でコミュニケーションを取ろうとしても、ますます子供は聞く耳を持っていません。

ここで母親が取るべき最善策は、お尻を叩くことではなく、砂糖の害を伝えることでもなく、まずお菓子屋さんの前から引き離し、泣き叫ぶことを止めさせることです。子供が落ち着いて話ができるようになってから、やっとコミュニケーションを取れるようになることを忘れてはいけません。

・子供の不満に耳を傾ける

子供の言いなりになってはいけないものの、子供たちの不平や不満に対して耳を傾ける必要があります。親が子供を叱りつけたとき、子供は必ず異議を申し立てるはずです。しかし、ここで親が一方的に子供の口答えを叱って、黙らせようとしてはいけません。

たとえ親の意見がどんなに正しく、子供のためになることであっても、子供が十分に理解できるとは限らないのです。「子供の言い分にも正しいことがあるかもしれない」と思いながら、穏やかな態度で意見を聞いてあげることが大切です。親のそうした姿勢を感じることで、子供自身も「今度は自分が親の言い分に耳を傾けよう」とするはずです。

・家族全員の時間を持つ

ピーターパン症候群が進行する家庭には、不安と緊張感があり、家庭自体が「やすらぎの場」になっていません。ほとんどの場合、夫婦の不仲が根源にあり、日常生活において相手を拒絶する態度になって表れます。

これを解消する方法として、家族みんなで楽しめることを見つけることがあります。映画を見に行く、夕食はお決まりのレストランで取る、みんなでスポーツを楽しむ、などのことで良い刺激を家庭に与えることができるでしょう。

仮に妻あるいは夫のどちらかが、この試みに協力的でない場合、週末だけ家族揃って食事する機会を持つことから始めてみましょう。少なくとも30~40分は楽しい会話が続くように工夫しなければなりません。

こうした努力が必ず成果を上げるとは限りませんが、家庭内の拒絶反応を解決することで、少なくともピーターパン症候群の進行を防げることが期待できるでしょう。

 

恋人や妻へ向けたピーターパン症候群の治療法

ピーターパン症候群の治療法②

ピーターパン症候群の男性に惹かれる女性には2つのタイプがあります。一つは男性の面倒をみるのが上手で、すぐに過保護の母親の役割をしてしまうウェンディ・タイプ。もう一つは特定の男性と協力し合って生き生きと成長したいと願うティンカー・ベル・タイプ。

ウェンディ・タイプの女性は、自分自身に自信を持っていないため、ピーターパン症候群の男性から頼られることで心を満たそうとします。彼女の優しさ、同情、過保護に男性は甘えてしまうのです。また彼の未熟さになかなか気づかないのも特徴です。いくら酔っぱらって暴れても、彼女なら分かってもらえる。このことからアルコール依存者の周りには、ウェンディ・タイプの女性が多いとも言われています。

ティンカー・ベル・タイプの女性は、ピーターパン症候群の男性の未熟さには気づきますが、それも彼の良い部分だとして「いつかは大人になるだろう」と期待しています。しかし、大人になる見込みがないと分かった途端、さっさと別れてしまいます。

ピーターパン症候群から抜け出せた男性は、ティンカー・ベル・タイプの女性と一生をともにしたいと思うようになります。それは今までに気づかなかった豊かな感情を味わうには成熟した女性の愛情が助けになると分かるからです。

また、ピーターパン症候群の男性が夫や彼氏である場合、妻や彼女は上のウェンディ・タイプである可能性が高いとしています。つまり、女性自身がウェンディ・タイプからティンカー・ベル・タイプになることで、男性をピーターパン症候群から救い出す手助けとなると考えられます。

しかしながら、ティンカー・ベル・タイプを目指すためには、女性自身も、二人の愛情関係も大きなストレスに耐えなければならないことを覚悟しなければなりません。彼の母親の変わりになるのではなく、彼と真摯に向き合ってお互いに成長していける関係を築いていきましょう。

 

最後に

以上が「大人になれないピーターパン症候群」になります。冒頭で述べたようにピーターパン症候群はあくまで精神疾患の概念の一つです。ダン・カイリー博士は通俗心理学本作家とも呼ばれ、狭い意味では心理学者ではないとの意見もあるようです。つまり過度に「ピーターパン症候群に違いない!」と決めつけてしまうのではなく「そういう考え方もあるのだな」くらいに受け止めておく方が良いかと思います。

日常生活において「子供っぽい行動や言動」が気になるのであれば、それはピーターパン症候群だけではなく、何か他の精神疾患が影響しているのかもしれません。症状が深刻なようでしたら、一人で悩まずにカウンセラーに相談することをオススメします。最後までご覧いただきありがとうございました。

スポンサーリンク