不安を解消する方法6つのまとめ:ヘッダー画像

「失敗するかもしれない」と不安に感じることから仕事が手につかない。

恋愛で「好きな人に嫌われるかもしれない」という不安感から告白する勇気が持てない。

誰でも不安を抱くことはありますが、大きな挑戦の前日、大好きな人へ向けた告白、人生のターニングポイントなどなど、プレッシャーのかかる場面ほど不安に感じることはありますよね。

人間関係にしても「嫌われてしまうかも」といったネガティブな気持ちから、はっきり物事を伝えられない、素直に自分の思いを伝えるのを躊躇ってしまう人もいると思います。

「不安を解消したい!」と思った時、どんな方法を取るかは人それぞれだと思いますが、やはり効果的に前向きでいられるコツを知っておきたいものです。

また同じような不安を抱くこともあるでしょうし、「次は大丈夫」と準備ができていれば、安心しながら目の前のことに集中できるはずです。

そこで今回は「仕事や恋愛での不安を解消させる方法」と題して、漠然とした不安を抱いた時の対処法やポジティブに考えるコツについて、いろいろとまとめてみました。

悩んでばかりで何も行動へ移せないと困っている方に、リスクを恐れず前に進みたいと感じている方に、すぐにテンパってしまう性格を克服したい方に、少しでも参考にしていただけたら嬉しいです。

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不安な気持ちを解消するには

 

  1. 原因について考える
  2. 無理してポジティブを装うのをやめる
  3. 小さな不安こそ早めの対処
  4. 自分以外の誰かに置き換えてみる
  5. 整理整頓をする
  6. 同じ言葉で自分を励ます

 

原因について考える

不安を解消①:原因について考える

不安を解消する方法の初期段階として「原因について考える」ということはとても有効だと思います。

おばけが怖いと言っている子供を安心させるとき、そこに何もないことを確認する、あるいは音がするのは風が強く吹いているからだと説明する、といったことをしますよね。

漠然とした不安を感じるのもこれに近いものがあるのではないでしょうか。

「正体が分からない」とか「未体験のことだから」と思うと、どうしてもそれに対して恐怖感を抱いてしまうものです。

そんな時こそ「なぜ自分はそれを不安に感じているのか?」といった原因について考えてみるのがいいでしょう。

「人から嫌われてしまうかもしれない」と不安を感じている人は、過去にひどく傷つけられるようなことを友達から言われたのかもしれません。

「自分の将来について不安を感じる」という人は、褒められることが少なく、自分に自信が持てないことが関係している場合もあるでしょう。

「どうしてこんなふうに不安になるのか?」から「あ~、だからか」と納得できる理由が見つかると、どこかホッできるものです。

また原因について考えることで「あれっ、意外にたいしたことではないな」と不安の正体がそれほど大きくないことに気づけることもあると思います。

不安を感じた際は「どうしてこんな思いをするのか?」と自分に問いかけてみてください。

正体が分かればそれだけ対処もしやすくなるはずです。

 

無理してポジティブを装うのをやめる

不安を解消②:無理してポジティブを装うのをやめる

不安になった際に「とにかく笑顔を絶やさない」とか「ポジティブな言葉遣いを心掛ける」といったことを意識している方もいるのではないでしょうか。

たしかに姿勢や表情だけでも明るくすると自然と前向きになれますし、周囲からの印象も良くなります。

しかしながら「無理してポジティブを装う」というのは、それだけエネルギーを消費するものだと理解しておくべきでしょう。

一時的な不安解消のためには効果的だとしても、長く続けると逆にそれが心の負担になることだってあります。

特に責任感の強い人「弱音を吐いているところを見せるわけにはいかない」と考える人ほど、一人で抱え込むことが習慣になっているように思えます。

ですから「たまには思い切って誰かに相談してみよう」とか「不安な気持ちを聞いてもらおう」と頼ってみるのはどうでしょうか。

心理学には「自己開示」と呼ばれるものがあります。

これは自分の内面や経験を伝えることで、相手も同じように打ち明けやすくなり、信頼関係が深まるという心理効果です。

逆説的に考えれば「仲の良い友達にはどんなことでも話せる」→「何でも話せるから仲が深まる」といったところでしょうか。

会社で不安な気持ちを表に出せないのであれば、プライベートで相談できる相手を持つ。

好きな人に告白する勇気が持てないときは、同性の友達に背中を押してもらう。

わざわざ相談するまではいかなくても、普段通りの自分でいられる時間があると、それによってリラックスできるものですよね。

不安な気持ちを表に出せず気を張らなければならないのなら、それと同じくらい素の自分でいられる時間も大切にしてみてください。

 

小さな不安こそ早めの対処

不安を解消③:小さな不安こそ早めの対処

大きな不安、漠然とした不安を解消するのも大切ですが、普段から何気ない小さな不安を早急に対処しておくのも予防策として有効だと思います。

小さな不安の中には、時間が経てば自然となくなるものもありますが、日に日に大きくなって気づけば対処するのが難しくなるものもあります。

極端な例を挙げれば、「友達から嫌われるかもしれない」といった不安から「先生に、上司に、彼女に、家族に」と徐々に不安に思う規模が拡大していく、といったところでしょうか。

恋愛にしても、過去のつらい失恋を上手く消化できずにいると、新しい恋人ができても同じようなことで悩んだり、「気持ちが離れてしまうかもしれない」と感じては、本音を語るのを避けてしまうものです。

ですから「小さな不安こそ早めの対処」と意識して、見て見ぬ振りをしないよう心掛けておくのも大切なことだと思います。

勉強をしていて「試験に落ちるかもしれない」という不安を抱いたら、とりあえず合格までに必要なラインを調べてみる。

つらい失恋から「また同じように傷つくかもしれない」と感じたら、新しい恋人を探すのではなく、一人の時間を充実させる。

仕事で「失敗するかもしれない」といった不安感を解消するため、保険としてB案とC案を用意しておく。

不安に思うと先入観から「こう思っている(思われている)に違いない」とか「こんな結果になるにちがいない」と決めつけてしまうことがあります。

早急に対処することで「ただの思い込みだったのか」と気づけば、それだけ悩み続ける時間も減るはずです。

 

自分以外の誰かに置き換えてみる

不安を解消④:自分以外の誰かに置き換えてみる

同じ物事を経験したとしても、人によってまったく別の解釈をします。

同じように、似たような不安を抱えて「まったく気にしない人」もいれば「頭から離れず悩み続ける人」もいます。

身近なところにも「どうしてあの人はいつも楽しそうなのだろう」とか「なぜ前向きに考えられるのか」と思える人はいるものですよね。

そういった「不安に強い人」の力を借りて、「もしも○○さんだったら」と自分以外の人物に置き換えてみるのはいかがでしょうか。

「自分以外の人物に置き換える」というのは、言うなれば「視野を広げて物事を考える」ということになります。

私自身も不安になることが多く、困った時はよくこの方法を使います。

置き換える人物は祖父です。

祖父はとても頑固者で、自分の考えを決して曲げませんでした。かといっていつも険しい顔をしているのかと言えばそうではなく、子供みたいに喜ぶこともあれば、今どきの音楽に興味を示すような好奇心も持っていました。

不安を感じた時に「もしも祖父だったら」と想像して、きっと「たいした問題じゃない」とか「なるようになる」と気にしないのだろうな、と思うのです。

そうすることで「きっと自分も上手く解消できる」と自信が持てたり、「もっと見習わなければ」と前向きに考えることができます。

置き換える人物を家族に限定する必要はありませんが、できるだけ身近な人物がオススメです。

長い付き合いのある人ほどそこに至るまでの苦労が分かるものですし、親しいからこそ見えてくるモノもあると思います。

不安が解消できず困った際は、1つの方法として「自分以外の人物に置き換えてみる」をためしてみてください。

 

整理整頓をする

不安を解消⑤:整理整頓をする

ここで言う整理整頓とは「身の回りをキレイにしよう」とか「掃除をしよう」といったことではなく、「不安の整理整頓」を意味します。

漠然とした不安でも、細かく見てみると「将来・恋愛・仕事・子育て・老後」などのカテゴリに分けることができます。

さらに細かくしていけば「自分の力で解消できること・他人の助けを必要とすること・どうにもならないこと・時間を必要とすること」などに分かれるでしょう。

冒頭でもお伝えしたように「正体のわからない不安」を解消するには、とにかく知ることが先決です。

何を不安に感じているのか?それは自分の力だけで改善できるのか?もし助けが必要ならどんな人が適任なのか?

今現在、感じている不安を紙に書き出してみるのもオススメです。

頭では分かっていても、どこか漠然としたまま感情だけが先行している場合もあるでしょうし、具体的に書き出すことで「こんな不安を持っていたのか」と気づくこともあります。

どこまで参考になるかは分かりませんが、私自身が不安に感じていることを書き出してみました。

 

  • 今の仕事が上手くいくかどうか
  • 家族とのコミュニケーションが希薄にならないか
  • 好きな人ができても告白する勇気が持てないかもしれない
  • タバコを吸い過ぎて病気になったらどうしよう
  • モチベーションのアップダウンが激しいので、燃え尽きたように疲れてしまうことがあるかもしれない
  • 英語の勉強をしたいと言いながら、何かと理由をつけてさぼるかもしれない
  • 誰かから傷つくようなことを言われてひどく落ち込むかもしれない
  • 録画予約したテレビ番組がスポーツ中継の延長で、録画できていなかったら

 

書き出してみて思ったのは「あれっ、意外に少ない」というのが正直なところです。

自分のネガティブな性格的に「きっとたくさんあるのだろう」と予想していたのに、書き出してみるとそれほど多くはありませんでした。

「今の仕事が上手くいくかどうか」については、時間が掛かることですし「とりあえずやってみる」しかないと思います。

「モチベーションのアップダウン」の対策としては、自己啓発の本を読むとか、のんびり過ごす時間を設ける、といったところでしょうか。

一度にすべてを解消しようとすると、とてつもなく大変なことのように思えます。

しかしながら、まずは簡単なこと、自分の力で改善できることから始めてみると「意外とたいしたことない」と思えるのではないでしょうか。

漠然とした大きな不安は「整理整頓」から始めてみてください。

 

同じ言葉で自分を励ます

不安を解消⑥:同じ言葉で自分を励ます

誰でも不安を感じた際は「人から励ましの声をもらいたい」あるいは「もっと自分自身を励まそう」と思いますよね。

いつも勇気づけてくれる優しい人がいればいいのですが、一人の力で立ち直らなければならない場面もあります。

そこでオススメしたいのは「自分を励ます際は同じ言葉を使う」という方法です。

私たちは無意識のうちに「こうすればああなる」といった条件付けをすることがあります。

何か新しい物事に挑戦するにしても、過去の経験値から「たぶん、ああなって、こうなるだろう」とイメージするのではないでしょうか。

まず始めに行うのは「自分を勇気づける言葉探し」です。

不安を感じた際に、いろいろな言葉のバリエーションを使って自分に投げかけてみます。

例えば、「大丈夫、大丈夫、大丈夫」と3回心の中で言ってみる、気にしないために「どうってことない」と自分に言い聞かせる、何があっても「だからどうした?」と問いかける、といった具合です。

いろいろとためしていくうちに「何となく不安が解消された気がする」と思えるようなフレーズが見つかるはずです。

後は不安になった際に、できるだけ同じ言葉を使うよう意識するだけです。

もちろん、地元の方言で親近感のある言葉でもいいですし、誰かから言われて救われた一言でもいいと思います。

よくよく考えてみると不安だって「ただの思い込み」であることがほとんどですよね。

ただの思い込みなのに、体がだるく感じたり、憂うつな気持ちになるのは、それだけ思い込む力には影響力があるからです。

だったらそれを逆手にとって「不安を解消する思い込み」を利用しちゃいましょう。

落ち込んだ時にどんな言葉で励まされたいか?言われて勇気が持てた言葉は何か?大切な人が不安になっているとして、自分だったらどんな言葉をかけるのか?

同じ言葉で自分を励ますことで、不安を解消するきっかけにしてみてください。

関連記事:幸せになる方法8つのまとめ

 

2種類の不安を仕分ける

以上がOfeeからお届けする「不安を解消する方法6つのまとめ」になります。

この記事を作成していて思ったことがあります。

それは、不安には「良い不安」と「悪い不安」の2種類があり、すべてを解消する必要はないのではないか?ということです。

「良い不安」とは、それを原動力や行動力に変えることができ、捉え方次第ではプラスの力に変換できるもの。

「悪い不安」とは、今は抱えるべきではないこと、あるいは現状ではどうしようもないことです。

例えば「試験に落ちるかもしれない」という不安は「だったらもっと頑張ろう」というプラスの力に変えられますよね。

一方で「成功しないかもしれない」という漠然とした不安は、モチベーションの低下を招くかもしれませんし、ストレスから体調を崩すかもしれません。

もちろん「将来のことを考える必要は無い」ということではなく「現時点でそれが重荷になるくらいなら、その時に考えればいい」といった意味合いです。

不安だから頑張れる、成長できることもある。今抱えてもしょうがないことはしまっておく。時期が来たら倉庫から引っ張り出して対策を練る。

こんなふうに「不安の仕分け」をしておくのも、大切なことだと思います。

恋愛や仕事、勉強で不安になった際に、今回お伝えした6つの方法が少しでもお役に立てたら幸いです。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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