プレッシャーを感じて仕事が手につかない、大勢の人を前にするとテンパってしまう、好きな人に告白する勇気が出ない。
誰でも緊張や不安から強いプレッシャーを感じることはありますよね。
「失敗したらどうしよう」とか「人に嫌われたらどうしよう」とマイナスに考えてしまい、挑戦すること、意欲的に行動することを躊躇ってしまう人もいると思います。
しかしながら、世の中には「プレッシャーを味方につけられる人」がいるものです。
人前で流暢に話せる人、挽回できなさそうな状況なのに決して諦めない人、無理難題をあたかも楽しんでいるように取り組める人。
「どうしてあの人はプレッシャーに強いのか?」と不思議に思ったことがある方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は「プレッシャーに弱い自分を克服する方法」と題して、前向きに取り組む考え方や本番でリラックスできるコツについてまとめてみました。
あがり症を克服したい!もっと積極的に挑戦したい!いざという時、冷静に対処できるようになりたい!と考えている方々に、少しでも参考にしていただけたら嬉しいです。
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プレッシャーに強くなるためには
- プレゼンは特定の人に向けて話す
- 想像力を働かせて「自分なりの答え」を用意しておく
- 他人の評価よりも自己評価を優先させる
- これまでの努力を思い出す
- 他の分野で充実感を得る
- 本音で話すことを心掛ける
- こなすスピードに重点をおく
プレゼンは特定の人に向けて話す
誰もがプレッシャーを感じる場面として「大勢の人前で話す時」があります。
結婚式のスピーチ、仕事でのプレゼン、飲み会で話しを振られた時などなど、「できれば避けて通りたい」と思ってしまうのが普通ですよね。
よく「場数を踏めば慣れる」というアドバイスをもらうことがありますが、わざわざ大勢の前で話しをする機会を設けるはそう簡単なことではありません。
そこでオススメしたいのが「特定の人に向けて話す」というテクニックです。
緊張してしまうのも「たくさんの人に見られている」というプレッシャーを感じるからであり、「どこに視線を向ければいいのか分からない」と焦りを感じるものです。
ですから、プレゼンをする事前準備として、話しかける特定の人を2~3人ほど決めてしまいましょう。
自分をよく知っている同僚や後輩でもいいですし、初対面でも「何となくこの人は聞き上手だな」と思えるような人でもいいと思います。
慣れてきたら5人10人と少しずつ目線を合わせる人数を増やしていきます。
すべての人に伝えようとするとプレッシャーを感じるものですが、「目の前にいる人に伝えよう」と考えるとリラックスして話せるはずです。
飲み会などでも初対面の人と話す時、隣に知り合いがいるとホッとすることはありますよね。
見慣れた顔がいると安心するものですし、共感してくれる聞き上手な人を前にすると普段通りに喋れたりもします。
大勢の人前で話す時にプレッシャーを感じた際は「事前準備として話しかける人を決めておく」ということをためしてみてください。
想像力を働かせて「自分なりの答え」を用意しておく
プレッシャーを感じる場面として「想定外の事態」とか「不意の質問をされた時」などがあります。
突然のトラブル発生で普段ならしないようなミスをした。あるいは面接で「答えがあってないような質問」をされ、頭が真っ白になった。
こんな経験をしたことがある方も多いのではないでしょうか。
こういった想定外のプレッシャーに対処するためには、日ごろから「もしも自分だったら?」とか「どんな準備が必要なのか?」と想像力を働かせることが役立つと思います。
会議に参加するのであれば「されるかもしれない質問」をいくつか考えてみる。想定外の質問をされた時は「素直に分かりません」と答える、あるいは思ったことをそのまま伝えると決めておく。
講演やプレゼンを聞くにしても、質問タイムの際に「場を和ませるような質問は何だろう?」とか「同じような質問ばかりで新鮮味がないから、あまり聞かれないようなことを尋ねてみよう」と考えてみる。
目的意識をあるのとそうでないとでは取り組む姿勢も違ってくるでしょうし、ほどよい緊張感を持って話しを聞くこともできるはずです。
そしてもう1つ、大切なポイントが「すべてを完璧に対処しようとしない」という点です。
どんな人にも得意不得意はあるもの。上手く答えられなかったことに関しては「自分はこんなところに苦手意識を持っているのだな」と気づくくらいで十分でしょう。
加えて「今のうちに失敗できてよかった」とか「同じようなことが起きても次は対応できる」と前向きに考えられるとベターだと思います。
想定外のプレッシャーに強くなるためにも、少し想像力を働かせて「自分なりの答え」を用意してみてください。
他人の評価よりも自己評価を優先させる
周囲からの評価を気にするあまり、余計なプレッシャーを抱えてしまうことがあります。
「もしかしたら失望されるかもしれない」とか「ダメなやつだと思われるかもしれない」といった具合です。
他人の目を気にするのはとても疲れるものです。中にはネガティブな思い込みが先行して、「こう思っているに違いない」と決めつけてしまう人もいるでしょう。
こんな時は「気にしない」のが一番です。
「他人から見た自分」はあくまで相手の主観による自分の印象でしかありません。もちろん努力次第で良くもなりますが、それよりも自己評価を優先して考えるべきだと思います。
自分で自分を冷静に評価できるようになると、褒められた場合は「嬉しいけど、もっと成長できる部分はあるはずだ」とか、反対に批判された場合は「失敗はしたけど、上手くできたこともある」と前向きに考えられるはずです。
また自己評価を優先させることで「モチベーションのアップダウンが穏やかになる」というメリットもあります。
他人の評価を気にして「褒められたときは大きく喜び、怒られたときは大きく落ち込み」を繰り返していると、周囲からの評価によってモチベーションも変わってしまいます。
アップダウンが大きい分、それだけエネルギーを消費しているわけですから、燃え尽きたように疲れを感じたとしても何ら不思議ではありません。
「自分はどんなふうに自分を評価しているのか?」ということを意識して、プレッシャーに弱い自分を克服するきっかけにしてみてください。
これまでの努力を思い出す
試験勉強にしてもスポーツにしても、本番というのはやはりプレッシャーがかかるものですよね。
その場の空気にのまれてありえないようなミスをしたり、普段通りのことをすればいいのに見当違いの方法を取ってしまったりと、極度の緊張感からパフォーマンスが低下することがあります。
そんな本番に強くなるためには「これまでの努力を思い出す」というのが有効でしょう。
「やれるだけのことはやった、失敗しても悔いはない」とか「あれだけの練習量をこなしたのだから、きっと上手くいく」などのように、これまでの努力を振り返ると肩の力が抜けてリラックスできるはずです。
逆説に考えれば「努力すればするほど自信もつく」と言えるかもしれません。
失敗したとしても「これだけやってダメなら」と潔く考えられるでしょうし、最後まであきらめずに取り組むことで得られるモノも多いはずです。
また不安を解消するためには「とにかく行動に移す」というのが一番だと思います。
悩んでばかりで前に進めない状態というのは息苦しいものですよね。見当違いの方法だろうが、遠回りになろうが、とりあえず最初の一歩を踏み出すのも大切なことです。
大事な本番を前にして「上手くできるだろうか?」とプレッシャーを感じたら、これまでの努力を振り返ってみてください。
「あの時は本当につらかったなぁ」と冗談交じりで自分を褒める余裕があれば、きっとリラックスした状態で臨めるはずです。
他の分野で充実感を得る
プレッシャーを味方につける上で「1つの物事にこだわり過ぎない」ということも大切だと思います。
「自分にはこれしかない」と自分を追い込みながら努力することが悪いわけではありませんが、それが上手くいかなかった場合「リカバリーするのが難しくなる」というデメリットもあります。
緊張感やプレッシャーを感じると、人は「0か100か」という極端な考え方をしがちです。
命まで取られるわけではないのに「もうすべてが台無しだ」と悲観的に考えてしまうことも少なくないでしょう。
そんな時こそ「他の分野で充実感を得る」と意識してみてはいかがでしょうか。
私の知り合いにいるプレッシャーに強い人たちは、みな「仕事以外で少なくとも1つは何かしらの趣味を持っている」という特徴があります。
ある人はサーフィン、ある人は釣り、読書、ウォーキング、温泉めぐり、料理、プラモデル制作といった具合です。
「こんな大変な時にそんなことしているの!?」と驚かされることもしばしば。本人いわく「プレッシャーを感じている時ほど、こういう時間が大切なんだよ」なのだそうです。
プレッシャーを感じては自信をなくしてしまう私にとっては羨ましい限りですが、おそらくそういった充電期間があることで、本番でもいつも通りのパフォーマンスができるのでしょう。
趣味に限らず「この人と話しをするとリラックスできる」とか「これを食べれば元気が出る」といったことでもいいと思います。
プレッシャーを感じた際は、いつもの自分に戻れる「他分野での充実感」に注目してみてください。
本音で話すことを心掛ける
初対面の人、恋人の両親、取引先のお偉いさん、面接官、マナーに厳しい人などなど。ある特定の人と話しをする際にプレッシャーを感じることはありますよね。
友達感覚で話すわけにもいかず、普段あまり使っていない丁寧な言葉遣いを意識するあまり、どこかぎこちなさが表れてしまうことも。
そんな時こそ「できるだけ本音で話す」と意識してみると自然な対応ができると思います。
例えば、面接で自分をアピールする際に、どこかで聞き覚えのある模範解答のような答え方をするよりも、不器用ながら思ったことをそのまま伝える方がすんなり受け止められることがあります。
褒め言葉にしても「何か褒めなければ」と焦るのではなく、素直に「尊敬できる」とか「すごいな」と思ったところを言葉にする方が、褒め言葉としてもらった方も嬉しく感じるはずです。
しかしながら、本音で話すといってもネガティブな感情を表に出すのは避けたいところですよね。
苦手意識を持っている相手に対して、あからさまに嫌な顔をするわけにもいきませんし、できることなら良い印象を持ってもらいたいものです。
接客業をしている方なら、つねに笑顔でいなければならないことも少なくありません。
そういった場合は、プライベートな時間で「本音で話せる相手」に協力してもらうのがいいでしょう。
気を使うことなく愚痴がこぼせる人、とても聞き上手な人、同じような職業に就いている共感できる人などなど。
プレッシャーを感じている時をONとするのなら、やはり自然体でいられるOFFの時間も必要になってきます。
「できるだけ本音で伝える」あるいは「本音で話せる時間を持つ」といったことで、プレッシャーを和らげてみてください。
こなすスピードに重点をおく
完璧主義というのは良く言えば「こだわりがある」とか「妥協をしない」といった長所がありますが、同時に「人より時間をかける」あるいは「不出来なモノは認めない」といった短所もあります。
妥協を許さない姿勢も大切ですが、やはり慎重になり過ぎることでなかなか前に進めない状況というのは誰でも避けたいところでしょう。
プレッシャーに強くなるためにも「質ではなくこなす数にこだわってみる」というのも1つの方法として有効だと思います。
特に右も左も分からない時は、できるだけたくさんの失敗を経験して「苦手な部分」や「上手くいかない方法」を知っておくのも大切なことです。
「失敗するのが当然なのだから、思い切って行動しよう」
こんなふうに覚悟を持って取り組むと、後悔するよりも先に「どんどん次のステップをこなしていこう」と考えられるのではないでしょうか。
アインシュタインの名言にこんなものがあります。
「何かを学ぶためには、自分で体験する以上にいい方法はない」
恋愛にしろ、仕事にしろ、人から聞いた知識や情報よりも「自分で実際にためして感じたこと」の方が役立つものですよね。
事あるごとに「失敗したら次はない」と思うのか、「挽回できるチャンスはいくらでもある」と思うのかでは、感じるプレッシャーも違ってくると思います。
プレッシャーに弱い性格が表れた際は、スピードに重点をおいて「数をこなす」と意識してみてください。
関連記事:決断力を鍛える7つの方法
プレッシャーを肯定的に受け止める
以上がOfeeからお届けする「プレッシャーに弱い性格を克服する方法7つのまとめ」になります。
プレッシャーを感じている瞬間というのは、何とも言えない息苦しさがありますよね。
「この場から早く逃げ出してしまいたい」とか「後悔するかもしれない」とネガティブな感情を抱いてしまうことも少なくありません。
しかしながら、後々になってふり返ってみると「ああ、あの時に大きく成長できていたのだな」と気づかされることもあります。
ですから緊張している状態を肯定的に受け止め、自分のパフォーマンスを低下させるものではなく「プレッシャーを感じてる時は、成長している瞬間」といったように前向きにとらえてみるのも効果的だと思います。
大きな挑戦を前にして消極的になりそうな時、最初の一歩が踏み出せずに困っている時、本番で普段通りの力が出せない時は、今回お伝えした7つの方法を少しでも参考にしていただけたら幸いです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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