明日から使える!ポジティブになる方法10のまとめ

楽しく人生を歩みたい!いつも笑顔でいたい!良好な人間関係を築き上げたい!などなど、いつもポジティブで明るく生活したいというのは、誰しもが望むことだと思います。しかしながら、上司に怒られたり、失敗を経験したり、選択を後悔したりと、何かとネガティブな感情になってしまうことも多々あります。

いざ、ポジティブになろう!と言われても、具体的に何をすればいいのか?そもそもポジティブになるとはどういうことなのか?ポジティブな人とネガティブな人の違いは何なのか?迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は「簡単にできるポジティブになる方法10」をご紹介していきたいと思います。(※タイトルで「明日から」という言葉を使いましたが、中には長期的なモノも含まれています。)

ネガティブ思考になりやすい方に、やる気が出なくて困っている方に、明日から楽しく元気に生活したいと思っている方に、少しでも参考にしていただけたら幸いです。些細な事に気をつけたり、ちょっとした考え方のコツを知るだけで、意外と簡単にポジティブになれるものです。自分の性格や生活習慣に合った方法をためしてみてください。

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ポジティブになる10の方法

 

 

ポジティブになる方法①:健康的な生活習慣を意識する

ポジティブになる方法①:健康的な生活習慣を意識する

厚生労働省の行った調査によると、生活を楽しむ意識が高いグループは「週1回以上の定期的な運動を行っており、喫煙者は少ない」という結果が出ています。ストレスを感じると、食べる量が増える、お酒をたくさん飲む、タバコの量が増える、といった行動に出る人も多いはずです。

一方で、ポジティブな性格の人は、心に余裕を持っており、それが行動になって表れるものです。例えば、自然と体の健康を意識する、適度な運動を心掛ける、将来の事を考えてタバコやお酒を控える、などといった生活習慣があります。

また、無理に健康を意識することでお酒を控えたり、急に禁煙をすると、逆に我慢するストレスによって悪影響を及ぼすことがあります。いつかは禁煙したい、できればお酒の量を少なくしたい、と思っていても、なかなかやめられない人は、まずは簡単にできるポジティブになるトレーニングをためしてみるのもオススメです。

ポジティブになるために健康を意識するのか、健康になるためにポジティブになるか。心と体は密接に繋がっていますから、どちらから始めても良いでしょう。自分が無理なく始められる方法からためしてみてください。

 

ポジティブになる方法②:幸せになれる年収

ポジティブになる方法②:幸せになれる年収

「お金が無くても幸せになれる」、「世の中金が全て」、価値観に違いはあると思いますが、人はお金があれば幸せになれるのか?という質問には非常に興味深いものがあります。例えば宝クジに当たったとしましょう。仕事もせずにのんびり暮らす、高級車を何台も所有する、プール付きの大きな家を買う、海外旅行をする、といった行動を取るかもしれません。しかし、巨万の富を得たことで人間不信になってしまった、家族関係が悪くなった、身の危険を感じるようになった、などの経験をしたことがある人も、少なからずいるかもしれません。

行動経済学者のダニエル・カーネマン博士は、アメリカで45万人を対象に「年収と幸福」の関係について調査しました。それによると、年収が上がるにつれ生活評価(生活に満足しているかどうか)は高まる一方、幸福度(人生に満足しているといった全体的な幸せ)は年収約600万円を境に横ばいになるそうです。

つまり、生活していくための基準を満たし、ある程度の人生を楽しむための浪費ができる年収が「約600万円」だと考えられているのです。日本の場合も同じように年収600万が基準になるとは限りませんが、人の幸福度としてはある程度の年収を境に横ばいになることは十分考えられます。

その他にも、経済学者のイースターリンは「基本的な欲求さえ満たされれば、それ以上の所得増加は幸福に影響しない」という理論を発表しています。お金で幸せになれる年収のボーダーは600万円であり、それ以上はお金以外のことで幸せを感じる必要があると言えるかもしれませんね。

 

ポジティブになる方法③:他人と比較しない

ポジティブになる方法③:他人と比較しない

以下の条件の年収を選べるとして、皆さんはどちらを選択するでしょうか?

  • 自分の年収は500万円、同僚の年収は1000万円
  • 自分の年収は1000万円、同僚の年収は2000万円

「間違いなく年収1000万円でしょ!」と思った方も多いかもしれませんが、意外にも1000万円を選んだのは約半数という結果だったのです。結果から分かるように、人は何かと他人と自分を比較してしまう生き物です。年収が多いか少ないかを重要視するのではなく、他人と比べて多いか少ないかという「優越感」や「妬み」といった付加価値が、このような結果になったと考えられます。

例えば、同じ年収の男性が二人いたとして、同僚の年収が自分より高ければ劣等感を持ち、同僚の年収よりも自分の方が高ければ優越感を持つ傾向にあるとも言えるでしょう。

劣等感を「もっと頑張らないと」というプラスの考え方に変換することができれば良いのですが、なかなか簡単にそうはいきません。「自分はなんてダメなんだ」とネガティブに捉えてしまうことも多々あるでしょう。ですが、ポジティブになる方法として「自分の価値観を持つ」ことができれば、周囲の環境に影響されることなく、ストレスを感じることも少なくなるはずです。

 

ポジティブになる方法④:幸福度の高い友人と過ごす

ポジティブになる方法④:幸福度の高い友人と過ごす

良好な人間関係を築き上げることは、人生を豊かにします。ですが、内向的な性格だから、話すのがあまり得意ではないから、などといった理由で人とコミュニケーションを取ることに苦手意識を持っている人も多いのではないでしょうか。

人がストレスやネガティブな感情を小さくするには「1日6時間以上、誰かと過ごすこと」が必要であると言われています。さらには、それが1日3時間であっても、「嫌な一日だった」と思わなくなる傾向にあるのだそうです。また6時間をピークとして、それ以上誰かと関わる時間が増えても、幸福度はそれ以上増えることはないという結果も出ています。

できれば、誰と一緒に過ごすか?という点にも注意してみるといいかもしれません。ハーバード大学の研究では、日々接している友人の幸福度が高ければ、自分の幸福度も15%ほど高まる、というデータがあります。また「幸福度の高い友人」が1人増えると、幸せになれる可能性が9%ずつ上がり、「不幸だと感じている友人」が増えれば、その可能性は7%低下するのだそうです。

つまり幸せを感じている人と一緒に過ごすことによって、自分も幸せになれる、と言えます。もしも、気分が落ち込んだり、傷つくことがあったら、幸福度の高い友人からポジティブな良い影響をもらうのもいいでしょう。反対に、自分に何か嬉しいことがあったら、友達と楽しい出来事を共有することで、「幸せのおすそ分け」ができるはずです。

 

ポジティブになる方法⑤:言葉の使い方に気をつける

ポジティブになる方法⑤:言葉の使い方に気をつける

ここで言う「言葉の使い方」とは、目上の人には丁寧な言葉使いを心掛けよう!というものではなく、「自分に投げかける言葉の使い方」を意味します。これには2つのポイントがあり、ポジティブな言葉を心掛けることで、相手からの印象も良くすることができます。

まず1つ目のポイントとして「なるべく否定形になる言葉を使わないこと」があります。ネガティブな感情のときに限って、人は「ない」という否定形を使いたがるものです。まずは、この否定形を肯定的にしてみましょう。

「あと一週間しかない」は「あと一週間もある」、「嫌いじゃない」は「好き」、「全くわからない」は「少しは分かる」といった具合です。自分に投げかける言葉を肯定的にすることで、自然と前を向く心の姿勢ができてきます。

2つ目に、能動的に考えるのがポイントです。人はネガティブなとき、受身形の言葉をよく使います。私は嫌われている、恋人にフラれた、ドタキャンされた。これらの言葉を能動形にして表してみると、私を嫌っている人もいる、お互いを尊重して恋人と別れた、約束はキャンセルになった、のようになります。

どうでしょうか?少し前向きな気持ちになった気がしませんか?こういった些細なことに気をつけるのも大切です。自分に投げかける言葉をポジティブにすることで、相手からの印象も良くしてください。

 

ポジティブになる方法⑥:満足できる人になる

ポジティブになる方法⑥:満足できる人になる

人生とは選択の連続であり、明日は何を食べようか?といった小さな選択から、この人と生涯を共にすべきか?といった大きな決断を迫られるときがあります。「二兎追う者は一兎をも得ず」という言葉があるように、アレもコレもと悩んでいれば、結局どちらも得ることができないものです。

アメリカの心理学者バリー・シュワルツ博士は「選択が多すぎると、人は不幸せになる」と述べています。また人には2種類の人間、サティスファイサー(選択に満足できる人)とマキシマイザー(最高の選択を求める人)がいるとしています。

サティスファイサー(選択に満足できる人)は、自分の価値観をしっかりと持ち、周囲の意見や情報に惑わされず、自分の決断を尊重できる人。マキシマイザー(最高の選択を求める人)とは、常にベストな選択を追い求めるが故に、ある決断をしても「他にもっと良い選択肢があったのでは?」と考えてしまう人です。

サティスファイサー(選択に満足できる人)になるためには、人生における選択で「間違いなく正解だ」なんて答えは存在しないと考えること。さらには、自分の価値観で物事を判断するように心掛けることが必要です。

時に自分の歩んで来た道を振り返ることも大事ですが、自分の下した決断を尊重できる人こそ、ポジティブな人だと言えます「迷わず行けよ、行けば分かるさ!」自分の選択に「満足できる人」になることで、自然とポジティブになることができるはずです。

 

ポジティブになる方法⑦:3つの幸せを書き出す

ポジティブになる方法⑦:3つの幸せを書き出す

幸福度を上げる方法として「一日の終わりに3つの幸せを書き出す」ことがあります。つまり、寝る前にその日に経験した嬉しかったこと、楽しかったこと、面白かったことなどを3つ書き出すのです。「そんなことでポジティブになれるわけがない」と思った方も多いかもしれませんが、数々の科学的な実験から効果的であることが証明されています。

3つの幸せを書き出そうとすると、脳は一日の出来事を振り返り、良かった事を探し始めます。これを毎日続けることで、ポジティブに関連した神経を強化することができ、自然とポジティブ思考が鍛え上げられていくと考えられているのです。

さらには、悪い結果の中でも「良かったこと」を見つけられるようになったり、些細な事でも幸せを感じられるようになります。これは、ビジネスなどでも広く応用されていて、仕事の効率化や営業成績の向上に役立てられています。

書き出す内容は特別な事柄である必要はなく、できるだけ具体的に書き出すことがポイントです。「いちいち紙に書き出すのは面倒だ」と感じる人は、ブログやSNSなどで日記をつけるのもオススメです。「少し早起きして通勤ラッシュに巻き込まれなくて済んだ」でも「ケンカしていた彼女と仲直りできた」でも「今日一日、上司に怒られなかった」などでもいいでしょう。

また「1日の終わり」に書くことも大きなポイント。心理学には「ピーク・エンドの法則」と呼ばれるものがあります。これは、人は過去の経験を振り返るとき、その絶頂期と終わりの印象を記憶として残すということです。

どんなにつまらない日でも、辛い日でも、何かしら良かったことはあるはずです。「終わりよければ全てよし」という言葉があるように、1日の終わりをポジティブな気持ちで締めくくることが重要です。明日をより良いものにするためにも、眠る前にその日の良かったこと、幸せに感じたことを思い出してください。

 

ポジティブになる方法⑧:最終兵器を用意しておく

ポジティブになる方法⑧:最終兵器を用意しておく

何とも大袈裟なタイトルをつけましたが、気分が落ち込んだときに使える最終兵器です。「これさえあれば何とかなる」という「とっておき」を意味し、好きな食べ物でも、音楽でも、人物でも構いません。身近な場所に常備しておくことで「何かあってもコレがあれば・・・」あるいは「この人さえいれば・・・」と心に余裕を持つことができます。

落ち込んだときはこの人!という存在は、何とも頼れるものです。それは会社の同僚や頼りになる上司、あるいは恋人や友達、家族かもしれません。何気ない会話ができる人、楽しい思い出を蘇らせてくれる人とコミュニケーションを取ってください。

食べ物であれば、ナッツ類、フルーツ、チョコレートなどがオススメです。ナッツ類には酸化ストレスによる炎症を抑える成分が入っており、フルーツからはポリフェノールを取ることもできます。チョコレートの場合、カカオ70%以上のものであれば、血糖値を上げ過ぎる心配もありません。

ただし、最終兵器に頼るあまり、食べ過ぎには注意が必要です。どれほど気分の落ち込みを助けてくれる食べ物であっても、健康を損なっては元も子もありません。冒頭でお伝えしたように、心と体は密接に繋がっています。「私は太っている」や「私は健康的ではない」といったネガティブなイメージを持ち込まないためにも、腹八分目という意識を心掛ける必要があります。

 

ポジティブになる方法⑨:誰かにプレゼントを贈る

ポジティブになる方法⑨:誰かにプレゼントを贈る

ある程度の収入を得ることも大切ですが、お金を何に使うか?ということも同じくらい重要です。ハーバード大学の研究グループが行った調査によると、自分のためにお金を使った場合と、誰かのために買い物をした場合とでは幸福度に大きな違いがあるとしています。自分のための買い物をした場合、幸福度はさほど上がりません。一方で、誰かのための買い物は、同じ額の報酬を得た喜びに等しい幸福を得られるのだそうです。

「じゃあ、自分のためにお金を使うのはダメなのか?」と聞かれれば、そうでもありません。ポイントはモノではなく、自分の未来や経験のために投資することです。

未来への投資であるなら、老後の趣味のために絵画教室に通う、専門的なスキルを得るために学校に通う、仕事の幅を広げるために英会話を習う、などといったことがあるでしょう。

経験への投資なら、恋人とおいしいと評判のレストランへ行く、友達と温泉旅行へ出かける、好きなアーティストのライブへ行く、といった感じでしょうか。

これらの使い道は「消費」ではなく「投資」として捉えることができるので、幸福度は長期的に持続します。さらには、物を買った場合と比べて約2倍も幸福度は増すと考えられています。友達や恋人の喜ぶ顔のためにプレゼントを贈る、未来の自分に向けて投資するお金の使い道が、ポジティブに生きるコツと言えるかもしれません。

 

ポジティブになる方法⑩:とにかく笑う

ポジティブになる方法⑩:とにかく笑う

楽しいことを経験したとき、嬉しくなったとき、相手に好意を伝えるとき、人は共通して「笑顔」で感情表現をします。また最近の研究では、笑うことでウイルスへの免疫力も高まり、風邪を引きにくくなる、ガンのリスクも減る、といった効果があることが分かってきました。

さらには、意識的に笑顔を作ることでも、ストレスを軽減し、ポジティブになれることが証明されています。つまり「楽しいから笑う」は「笑うから楽しい」とも置き換えることができるのです。

心理学者ハーカーとケルトナーらが行った調査では、大学の卒業写真で「笑顔を見せている人」は27歳での結婚率が最も高く、52歳で結婚への満足度が高くなることが分かっています。

このように笑顔には、私たちが思っている以上の幸せ効果があります。お笑い番組を見て大笑いする、友達とくだらない話しで盛り上がる、ペットの可愛らしいしぐさを見て笑顔になるのも良いでしょう。

男性の中には、クールな印象を持たせたいことから、笑顔をあえて見せないように意識する人がいます。女性でも、大きく口を開けて笑うのを恥ずかしがる人がいます。もしかしたら、そういった人たちは「笑うことで得られる幸せ」を自ら押さえつけてしまっているのかもしれません。

心から楽しいと思ったときこそ、恥ずかしげもなく笑うことが大切です。周囲に笑顔を見せることで、幸福は広がり、自分自身を豊かにしてくれます。ポジティブになるには、自分を楽しませることができ、それを周囲に伝えることが鍵だと言えるでしょう。

以上が「明日から使える!ポジティブになる方法10のまとめ」になります。ポジティブになりたい!と思っている方に、少しでも参考にしていただけたら幸いです。最後までご覧いただきありがとうございました。

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