勉強に集中できる方法7つのまとめ:ヘッダー画像

思ったように勉強に集中できない。他のことが気になって集中力が持続しない。頭では分かっているのに仕事のモチベーションが上がらない。

誰でも受験や資格の勉強をしている時に「集中できない!」と感じることはありますよね。

休憩のつもりでテレビをつけたら、そのまま何時間も見てしまった。

部屋を片付けてから勉強するつもりが、いつのまにか大掃除をしていた。

慢性的なストレスから家族や友達に八つ当たりしてしまった。

なんて経験をしたことがある人も多いのではないでしょうか。

気合いと根性で頑張れば何とかなる!と言われても、やはり効率よく集中できる勉強法は初めのうちに知っておきたいものですよね。

そこで今回は「勉強に集中できるコツや考え方」をまとめてご紹介していきたいと思います。

もっと勉強がはかどる方法を知りたい方に、やる気が出ないと困っている方に、不安や焦りから立ち止まっている方に、少しでも参考にしていただけたら嬉しいです。

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勉強に集中するには

 

  1. 具体的に取り組むべきことを書き出す
  2. 効率的な時間の使い方
  3. あえて中途半端なところで終わらせる
  4. やる気を高めるスイッチ
  5. 勉強に集中できない原因を突き止める
  6. どうにもならない時は遠回りをする
  7. ちょっとしたご褒美を用意しておく

 

具体的に取り組むべきことを書き出す

勉強に集中するコツ①:具体的に取り組むべきことを書き出す

勉強に集中する王道とも言える「目標を具体的に紙に書き出す」という方法です。

ゴールから逆算してそこに至るまでのプロセスを計画するのは大事なことですよね。

「そんな紙に書き出すだけで効果はあるの?」と疑問に思う方もいるかもしれませんが、全体を見渡して何が必要なのか把握している人とそうでない人とでは、やはり取り組む姿勢や集中力も違ってくると思います。

どれだけの努力を要するのか分からないまま、走り続けるのはとても体力を消耗するものです。

具体的に取り組むべきことを書き出しておくと、今の自分がどのあたりまで来ているのか確認できますし、「あとこれくらい頑張れば大丈夫」と安心できるかもしれません。

自分の性格を考えて「こういう習慣が持てると集中できるだろう」と思えることでもいいと思います。

「朝7時に起きて11時には寝る。その中で8時間の勉強タイムを確保する」

「通勤・通学時間は英単語だけを覚えるために使う」

「休憩する際はだらけないように10分と決めておく」といった具合です。

また「合格する!」という目標以外に「合格した後にしたいこと」を添えておくのもオススメです。

どうせ努力するのなら、勉強以外に楽しいことが待っているというイメージを持っておきたいものですよね。

旅行好きであるのなら、行ってみたい観光地の写真を添える。友達と好きなアーティストのコンサートに行く約束をする。

具体的に取り組むべきこと・目標を達成した後にしたいこと・集中するために効果的だと思うこと、などを書き出してモチベーションを高めてみてください。

 

効率的な時間の使い方

勉強に集中するコツ②:効率的な時間の使い方

勉強で集中するためには「効率よく時間を使う」ということが大切だと思います。

例えば、自分が集中力を持続できる時間がどれくらいなのか確認しておくのもいいでしょう。

性格や体調の変化によっても変わってくるとは思いますが、まずは平均的に自分が集中できている時間を計ってみます。

私の場合、あまり長時間の作業や勉強は向いていないので「集中する時間を45分、休憩する時間は15分」と決めています。

1時間だと少し疲れが残ってしまい、15分以上休むとだらけてしまうので、これくらいのバランスがちょうどいいようです。

もちろん、これはあくまで仮のワンセットであり、集中力がのってきたと思ったらそのまま延長して勉強することもあります。

「45分は集中できるはずだから、それまでは頑張る一定のライン」といったところでしょうか。

また当日の試験時間や開始時間に合わせて、勉強するなり過去問を解くのもオススメです。

本番当日の雰囲気を知るために模擬試験を受ける方も多いかと思いますが、集中力を高めるため日頃から決まった時間に勉強を始めておくと、一定のサイクルが持てます。

勉強で集中するコツとして「効率的な時間の使い方」をぜひ意識してみてください。

 

あえて中途半端なところで終わらせる

勉強に集中するコツ③:あえて中途半端なところで終わらせる

人は未完のモノに対して興味を抱く傾向にあるそうです。心理学ではこれをツァイガルニック効果と呼んでいます。

コマーシャルなどによくある「続きはWEBで」というフレーズも、あえて完結せずに視聴者に興味を持ってもらう心理効果をねらっているわけです。

勉強に集中するために応用するのであれば「あえて中途半端なところで終わらせる」という方法ができるでしょう。

一通り1日の勉強が済んだら、明日やる分に少しだけ手をつける。

問題を解いた段階で終わりにして、次の日の朝に答え合わせをする。

参考書のさわりだけ読んでおく。

中途半端なところで終わらせるとモヤモヤしますよね。しかしながら、意外にもこのモヤモヤのおかげで「早く切りよく終わらせたい!」と思えるのかもしれません。

勉強以外にも当てはまることですが「良いスタートを切る」というのは大切です。

いきなり大きな壁に直面すると自信を無くしてしまうこともありますが、順調に進めているとそれだけ気分も乗ってくるものです。

また粘り強さや忍耐の面でも鍛えられると思います。

「もう疲れた、勉強できない」と感じたところから「あと5分だけ」と少しだけ頑張れると、1日の努力は微々たるものでも、ちりも積もれば何時間もの勉強量になります。

「なんか最近、勉強する気力が湧かない」とか「重い腰がなかなか上がらない」と感じた際は、ちょっとしたコツとしてためしてみてはいかがでしょうか。

 

やる気を高めるスイッチ

勉強に集中するコツ④:やる気を高めるスイッチ

何かをきかっけにして急にやる気が高まることはありませんか?

「勉強する前は必ずコーヒーを淹れる」とか「好きな音楽を聴いてから始める」といったように、1つの動作から「よし、やるか!」と切り替えられることがあります。

一種のおまじないのようなモノですが、意外にもこういった決まった動作を繰り返すことで、それが勉強に集中するやる気スイッチになるものです。

私の友人は受験勉強の際に、必ず朝は図書館に行くことを習慣にしていました。

20代半ばでの大学受験だったので自宅学習をしていたのですが、予備校に行かない日はいつもジャージで部屋にこもっていたそうです。

そんな生活をしていたある時、予備校に行く日はモチベーションが高まっているのに対して、一見効率良く勉強できているように思えた自宅学習ではモチベーションが低下していることに気づきました。

そこで彼は休みの日でもちゃんと着替えて図書館へ行くことを習慣化させたのです。

外出用の服に着替えることがやる気スイッチだったのか、軽めの運動として散歩がてら歩くことがそうだったのかは分かりませんが、結果的に志望の大学に合格できました。

もしも自宅で勉強していて集中できないと感じた際は、何かしらのアクションを習慣化してやる気を高めるスイッチとして活用してみてください。

 

勉強に集中できない原因を突き止める

勉強に集中するコツ⑤:原因を突き止める

何が原因で集中できていないのか分からないまま、勉強するのはつらいことですよね。

「ただ何となくやる気が起きないのだろう」と見て見ぬ振りをしていると、気づいた時には気力を大きく消耗して、何もやる気が起きない状態が続いてしまうかもしれません。

そんな時こそ「原因を突き止める時間」を持ってみてはいかがでしょうか。

「試験に落ちてしまうかも」といった不安、思ったように成績が伸びない苛立ち、睡眠不足からくる生活リズムの変化などなど、思い当たることをペンと紙を使って書き出してみてください。

原因が分かれば何かしらの対処ができるものです。

試験に落ちるかもという不安なら、休憩がてら話題の自己啓発本を読んでみてはどうでしょうか。(個人的にはD・カーネギーの著書がオススメです)

思ったように成績が伸びず自信が持てないのなら、勉強時間と休憩のバランスを見直す、基礎的な部分を学び直す、といったことが考えられます。

睡眠不足から生活リズムが崩れている場合、眠る時間帯を固定させれば改善されるはずです。

また感情的な部分を紙に書き出してみるのもオススメです。

自分で自分を奮い立たせるとでも言いましょうか、「もっと俺(私)はできるはずだ!」とか「試験なんてただの通過点にすぎない」などのように思ったことをすべて書いてみるのです。

そうすることで自然と気持ちがスッキリしたり、普段言えなかったことが言えたような爽快感があります。

どこまで参考になるか分かりませんが、2年前くらいに書いた私の感情ノートの一部はこんな感じです。(将来についての不安を解消するため書き出しました。)

 

  • 卑屈になるな!もっと前向きに楽しめ!
  • 人と比べるのではなく過去の自分と比べる
  • あきらめるな、絶対にあきらめるな!
  • 誰かの役に立つ仕事がしたい、誰かを喜ばせる仕事がしたい
  • ただ楽しいことをする、ただワクワクするようなことをする
  • 最初の一歩さえ踏み出してしまえば、あとはどうにでもなる
  • 思考が変われば行動が変わる。行動が変われば人生が変わる。
  • 英語を勉強して海外のことをもっと知りたい
  • できることから始める、目の前にあることに専念する

 

ん~当時の私はかなり病んでいたようです(笑)

しかしながら、書き出してみると「自分はこんなことを思っていたのか」と気づかされることも多いように思えます。

何かモヤモヤして勉強に集中できない際は、そのまま放置するのではなく、少し時間をかけて原因を突き止めてみてください。

 

どうにもならない時は遠回りをする

勉強に集中するコツ⑥:どうにもならない時は遠回りをする

どんなに調子の良い時でも、思わぬ壁に直面することはありますよね。

やらなければならないのは分かっている。でも、どうしてもモチベーションが上がらない。

こんな時にオススメしたいのが「遠回り」です。

結果だけに目を向けると、どうしても最短距離ばかり目指そうとするものです。

しかしながら、遠回りにはそれをした人にしか分からない感覚や意外な発見が隠れていることもあります。

例えば「試験に合格する」というゴールだけを見れば、効率的な勉強法や受かる秘訣を知りたいと思うのではないでしょうか。

そこでちょっと遠回り。

試験に合格する理由を考えてみます。

なぜ自分はこの資格を取りたいのか、受かることで得られるメリットには何があるのか、苦手な科目を克服した人はどんな工夫をしたのか。

さらに遠回りしてみましょう。

すでに合格して社会で活躍している人にはどんな人物がいるのか、資格を持っている人はどんな場面で「合格してよかった」と思えるのか、教科書ではなく漫画から始めてみるのはどうだろうか。

モチベーションを高める方法は決して1つではありません。

ただ公式を暗記して答えを導き出す人と、どうしてこの公式が成り立つのか理解した上で答えが導き出せる人とでは大きく違うものです。

一見して遠回りするのは効率が悪いように思えますが、その後のモチベーションが保たれるのであれば無駄なことではない!と言えるのではないでしょうか。

勉強に集中できず、どうにもならないと感じた時は「少し遠回りしてみるか」という余裕を持ってみてください。

関連記事:目標設定をする8つの心得

 

ちょっとしたご褒美を用意しておく

勉強に集中するコツ⑦:ちょっとしたご褒美を用意しておく

勉強に集中する!といっても、やはりちょっとした息抜きや楽しみは持っていたいものですよね。

つねに全力疾走する方が効率的なのかもしれませんが、適度に休み、適度に遊ぶ方が長期的なモチベーションは維持しやすいように思えます。

私は仕事を頑張った自分へのご褒美として「週に一度の買い物」をするようにしています。

買い物といっても決して高価な物ではなく、前から読みたいと思っていた本、大好きなコーヒーをワンサイズ上で注文、友達や家族へのちょっとしたプレゼント、といった具合です。

休憩がてら「今週の1冊は何にしようかな」とワクワクしては、いつものコーヒーではなくフラペチーノにしてみようかな、去年は洋服をプレゼントしたから今年は、といい気分転換になります。

性格的にそうなのかもしれませんが、仕事にしても勉強にしても、1つのことに集中しすぎるあまり、ちょっとしたことでもイライラするようになってしまいました。

自分では気づいていなくても、周囲の人が抱えたストレスを感じ取ることもあるでしょう。

そこでためしたのが自分へのご褒美というわけです。

ただし、1つだけ注意点があります。

それは「自分へのご褒美を与え過ぎない」ということ。

気分転換といっても、それを毎日、長時間続けていれば、ただの「サボり」になってしまいます。

勉強に集中できないと感じた際は、自分へのご褒美が気分転換として適切かどうか確認してから、モチベーションを高めるツールとして活用してみてください。

 

自分に合った勉強に集中できる方法を見つける

以上がOfeeからお届けする「勉強に集中できる方法7つのまとめ」になります。

いかがでしたでしょうか?

どうにもモチベーションが維持できない時は、とりえあえず何かアクションを起こすことが必要でしょう。

「そんな時間はない!」と焦って見て見ぬ振りをしてしまうと、「なかなか疲れが取れない」とか「休みの日でも不安になる」といったことがあるかもしれません。

では最後に2つだけ、個人的に役に立ったと思うグッズを紹介して終わりにしたいと思います。

まず1つ目は「耳栓」です。

実家暮らしをしながら勉強していた際、どうしても家族の生活音が気になって仕方ない時期がありました。

始めのうちは慣れない耳栓に違和感があったものの、使い慣れていくうちに「耳栓をつけること」と「仕事を始める」が条件付けでき、今でも仕事で欠かせないやる気スイッチになっています。

2つ目は「付箋(ふせん)」です。

自分の勉強道具(教科書・辞書・ノート)に愛着を持つとでも言いましょうか、自分なりにカスタマイズすることで、いつでも簡単に確認できたり復習しやすくなります。

これは辞書を使った試験対策をしている時に、当時の先生から教わった方法です。

実際の試験でも付箋を張った辞書の使用はOKだったので、とにかく自分に分かりやすいよう工夫しては、工作気分でオリジナルの付箋を作った思い出があります。

教科書や参考書で応用するのであれば「苦手な問題は赤、出題傾向の高いモノは青、今月中にやるべき範囲は黄色の付箋をつける」といったところでしょうか。

どこまで自分が把握しているのかという一種のバロメーターとしても有効だと思います。

いろいろなことをためしてみて、ぜひ「自分に向いている勉強に集中できる方法」を探してみてください。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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