勉強や仕事で集中力を高める方法7つのまとめ:ヘッダー画像

勉強で集中力が続かない、モチベーションが低下して仕事のやる気が起きない、目の前のことに集中しなければならないのに他のことが気になってしまう。

頭では「やる気を出そう!」とか「専念しよう!」と分かっていても、どうしても集中力が欠如してしまうことはよくありますよね。

普段ならしないようなミスを連発したり、著しく仕事の効率が低下したり、できない自分に対してフラストレーションを溜め込んでしまう場合もあるかと思います。

集中力を高める方法としても、人によっては「好きなアーティストの音楽を聴く」とか「顔を洗う」、「あきらめて寝る」などのように様々です。

自分に合った方法を知りたいと思っても、手当たり次第に試して余計な時間を取られるのは避けたいところです。

そこで今回は「やる気が起きない時に役立つ集中力を高める方法」について、いろいろとまとめてみました。

もっと効率よく勉強したい、仕事での凡ミスを減らしたい、結果を残して成功体験を積み重ねたい、と感じている方に少しでも参考にしていただけたら嬉しいです。

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集中力を高める効果的な方法とは

 

 

タイムリミットを設ける

集中力を高める方法①:タイムリミットを設ける

集中力を高める方法としてまずオススメしたいのが「タイムリミットを設ける」ということです。

誰でも子供の頃に「夏休みが終わるギリギリになって一気に宿題を終わらせた」なんていう経験はあるものですよね。

「いつまでに終わらせる」というルールを設けると、ゴールから逆算して1日にこなすべき量を考えることができます。

1日ではなく、もっと細かく1時間くらいで分割してみるのもいいでしょう。

パッと見では「こんな勉強量(仕事量)終わるはずがない」と思えるようなことでも、自分なりにタイムリミットを設定して取り組むと「あれっ、意外とできている」と感じることもあります。

またタイムリミットを設けると「優先順位の高いことから取り組む」という意識も芽生えるはずです。

例えば、試験勉強のテスト範囲を「ここからここまで」と言われて勉強する場合、あれもこれもと手探りで始めてモチベーション低下を招いてしまうかもしれません。

では「試験勉強は1時間だけ」と設定したらどうでしょうか?おそらく、出題傾向の高い問題や基礎的な部分を重点的に勉強するはずです。

勉強しなければならない試験範囲が広い、こなさなければならない仕事量が多い、などのようにやる気が出ない時こそ、集中力を高めるために「タイムリミットを設定して優先事項から手を付けよう」と考えてみてください。

 

机の上を整理整頓する

集中力を高める方法②:机の上を整理整頓する

「集中力が欠けている」と感じている時、みなさんの机の上はどんな状態になっているでしょうか?

食べかけのお菓子が置いてある、試験科目以外の教科書が散乱している、先週使用したプレゼン資料をそのまま放置されている、なんてことはありませんか?

もしかしたら「えっ!?何で分かるの?」なんて驚いている方もいるのではないでしょうか。

私自身も「なんか集中力が無いなぁ」と感じたとき、ふと机の上を見ると「1週間前に購入した本が封も切らずに置いてある」とか「飲みかけのコーヒーがそのまま」なんてことがよくあります。

目の前にある仕事や勉強量以外のモノが置いてあると、やるべきことが何だか多いように思えてくるものですよね。

ですから、集中力を高めるためにも、シンプルながら「一度、机の上を整理整頓する」というのも効果的な方法だと思います。

例えば、仕事で書類が山積みになっている状態だとしたら、まずは「今日中・1週間以内・まだ手を付けなくても大丈夫」といったように分類してみる。

勉強であまりにも学ぶ量が多くて何から手をつければいいのか分からない時は、試験日から逆算して1日にこなすべき量だけを机の上に置いておく。

必要な分だけコピーをするのもオススメです。ぶ厚い教科書1冊がドンと置いてあるよりも、数ページ分のプリントの方が「今日はこれをこなせばいいのか」と気持ちも楽になるはずです。

机の上を常に整理整頓しておくと、気分もスッキリしますし、「あの資料どこに置いたかな?」と言って探しながらイライラすることもないでしょう。

「忙しくて仕事が終わらない・緊張から試験勉強が手に付かない」と不安や焦りを感じた時こそ、集中力を高める方法「机の上を整理整頓する」を思い出してみてください。

 

アウトプットを上手く利用する

集中力を高める方法③:アウトプットを上手く利用する

物忘れが多い、話の内容をすぐに忘れる、と感じている方にオススメしたいのが「アウトプット利用した集中力を高める方法」です。

必死に覚えようと頭にインプットするばかりでは記憶に留めておくのは大変ですよね。

ですが、誰かに伝えること(アウトプット)を前提にして覚えると集中力が高まることもあります。

例えば、テスト勉強を友達に教えることを前提に問題を解いてみるのもいいでしょう。分かりやすく丁寧に伝えるため、要点を絞って学ぶはずです。

第三者が聞いて理解できるということは、自身が思い出す際にも情報が引き出しやすくなる、実際に口に出すことで頭の中を整理できる、といったメリットもあります。

友達と協力して「お互いに試験問題の解説をする」なんていう勉強方法もいいかもしれませんね。

仕事関係で人の名前をなかなか覚えられないという方も、話しをする中で「○○さんは」と相手の名前を口にすると覚えやすくなると思います。(何度も名前を呼ぶと不快に感じる場合もあるので、あくまで適度に)

自分の口から発した言葉は、相手だけではなく自分の耳にも届いているので「すぐにアウトプットする」という意識が役立つはずです。

人間関係としても「ちょっと教えてくれない?」と尋ねられて、「今忙しいから」と断る相手よりも、「どれどれ」と丁寧に教えてくれる人の方が好感は持てるものですよね。

相手のタメだけではなく自分のタメにもなると知っていれば、喜んで!と言わんばかりにアウトプットできる機会として考えられると思います。

暗記する集中力を高める方法の1つとして「アウトプットを上手く利用しよう」と意識してみてください。

 

自分に向けて褒め言葉をかける

集中力を高める方法④:自分に向けて褒め言葉をかける

怒りや悲しみといった負の感情によって集中力がなくなることはよくありますよね。

「なんで自分だけこんな大変な思いを」とか「部下のミスで余計な仕事が増えた」などのように怒りを抱えながら「集中しよう!」と前向きに考えるのも無理な話です。

また批判や愚痴というのは、もろ刃の剣のように相手だけではなく自分自身をも傷つけてしまう場合もあるでしょう。

普段から他人に厳しく物を言う人ほど、いざ自分が同じような場面に出くわした際は、過剰に責任を感じてしまうものです。

ですから、集中力を高めるため「まずは負の感情を解消する」というのも大切なことだと思います。

誰に対してイライラしているのか?何が原因で怒っているのか?解消させるためにはどんなふうに受け止めるべきか?

問題の根本を見つめ直すと「自分だけが辛い思いをしているわけではない」とか「部下に仕事を任せた自分にも責任はある」などのように前向きに考えられるはずです。

また褒め言葉をかける習慣を持っておくのもオススメです。

批判や非難ばかりしていると、ついつい相手の短所や悪い所ばかり目についてしまいます。

褒め言葉をかけるというのは、相手の長所や良い所を探すきっかけにもなりますし、好意的に相手を受け止めることもできるでしょう。

さらには自分に向けて褒め言葉をかけるのも得意になるので、小さな成長や成功を見つけやすくもなります。

負の感情に気づきながらそのまま放置してしまうと、余計にイライラして効率が悪くなるものです。

集中力を高める準備段階として、自分や相手に向けて褒め言葉をかけて怒りや不満の解消を試みてください。

関連記事:褒め言葉をかけるコツ8つのまとめ

 

睡眠をしっかり取る

集中力を高める方法⑤:睡眠をしっかり取る

ブログの記事なんかを長時間作成していると、やはり「どうしても集中できない時」があります。

私自身、そういったどうしようもない時は「思い切って寝る」という方法をよく取ります。

徹夜をしている時はあんなに苦労していたのに、一晩ぐっすり寝て作業を進めると、意外にスラスラ進めることってよくありますよね。

焦ってしまうと長時間勉強(仕事)する方が効率的だと考えがちですが、適度に休憩を挟む、しっかり睡眠を取る方が捗るものです。

昼間頃から集中力が無くなるという方は、もしかすると睡眠を十分に取れていないことが原因かもしれません。

何だかんだ寝る前にテレビやスマホを見て目が冴えてしまう、お酒の飲み過ぎで夜中に目が覚める、車の騒音がうるさくて深く眠れない。

睡眠が取れない原因は様々かと思いますが、まずは手軽にためせることから始めてみるのがオススメです。

例えば、アイマスクや耳栓、少し高級な枕、アロマオイル、バスソルト、ダイエットのためにも腹八分目の食事を心掛ける、などなど、興味のあることから始めれば楽しんで取り組めるはずです。

また「寝ている最中に時計を見られないようにする」というのも効果的でしょう。

「寝よう、寝よう」と考えるほど、かえって眠れなくなることはよくあります。時計を見て時間を確認すれば「あ~もうこんな時間じゃないか」と焦る一方です。

携帯電話のアラームをセットしたら裏返しにする、寝ている態勢から見えない位置に時計を置くなどして、ベッドの上では眠る以外のことに注目しないよう工夫してみてください。

 

集中力を高めるスイッチを見つける

集中力を高める方法⑥:スイッチを見つける

心理学におけるプラシーボ効果というのをご存じでしょうか?

これは有効成分の入っていない薬を本物のように装うだけで、様々な不調や病気に効果があると言われている心理効果です。

つまり、人の思い込みの心理を利用しているわけです。

ポジティブでもネガティブでも、思い込みの力によって集中力に影響が出ることはありますよね。

条件反射のように「○○をすれば集中力が高まる」と思い込んでしまうのも1つの方法としてためしてみるのもアリだと思います。

例えば、リラックスして集中力が高まっている状態の時に、決まった1つの行動を習慣的に取り続けるのもいいかもしれません。

ミント味のガムを噛む、好きなアーティストの音楽を聴く、目薬をさす、青ペンで問題を解く、ハチマキをする、ボタン式のオモチャを実際に押してみる、などなど。

勉強する場所や職場環境でも可能な自分に合った方法がいいでしょう。

1つだけ注意すべき点を挙げると、音楽を聴く際は通勤・通学途中ではなく実際に机に座った状態がオススメです。(可能であればの話しですが)

「音楽を聴くのをやめる」という決まった行動から「仕事(勉強)が始まる」というネガティブスイッチになってしまう場合もあるかと思います。

また、友人や同僚に「集中力が欠けて困っている」と相談された場合は「とっておきの集中力を高める方法があるよ」と教えてあげるのもいいかもしれません。

もちろん、嘘をつくことを推奨しているわけではありませんが「やっぱり効果が無かった」と言われたら「実はプラシーボ効果というのがあって」と素直に打ち明ければ問題ないでしょう。

思い込みの心理効果を上手く利用して「自分だけの集中力を高めるスイッチ」を見つけてみてください。

 

気分転換として他の作業をする

集中力を高める方法⑦:気分転換として他の作業をする

同じ作業を続ける、同じ教科の問題を解く、などのように長時間同じことを繰り返していると、どうしても飽きてしまうものです。

そんな時こそ、集中力を高めるために「他の作業をして気分転換をする」という方法が効果的だと思います。

勉強にしても仕事にしても、細かく分類すれば「暗記・クリエイティブ・単純作業・読解・制作」などのように別れます。

私の友人は大学受験の勉強で「休憩がてら英単語を覚える」という方法を取っていました。数学の問題を解いて、疲れたなと感じたら英単語を覚える。気が済むまで暗記する作業をしていると次第に飽きてきて「数学に戻るか」と言って、また勉強を始めるのだそうです。

「同じことをして飽きるという感覚を逆手に取って集中力を高める」とも言えるかもしれません。

仕事の場合も同様にして、手を付けている作業に飽きたら「あえて今やる必要の無い単純作業」をしてみるのもいいでしょう。

いずれにしても、いつかは終わらせなければならないことですから、リフレッシュタイムとして有効かつ効率的に利用したいところですよね。

ただし、グループで仕事する場合は「効率の悪い仕事をする人」なんて思われてしまうこともありますから、一言「気分転換のために○○してきます」と声をかけておくべきでしょう。

上手く仕事内容を分割して、何も考えずに取り組めること、負担の少ない作業、楽しんで学べる教科などを「集中力を高めるきっかけ」として利用してみてください。

 

自ら変化を起こして集中力を高める

以上がOfeeからお届けする「勉強や仕事で集中力を高める方法7つのまとめ」になります。

勉強や仕事で集中力が欠けている状態というのは、ついついストレスや不安を抱きやすいものですよね。

「どうして自分はこんなこともできないのか」とネガティブに捉えて、余計に捗らないことも少なくありません。

やはり「集中力を高めるためには何かしらの変化を自ら起こす」ということがポイントになってくると思います。

まずはやる気の出ない自分、疲れている自分の状態に気づき、行動して初めて効果を実感できる場合もたくさんあるはずです。

没頭している時の自分はどんな表情をしているのか、どんな姿勢をしているのか、誰とどんな話しをしているのか。

良い状態の自分の姿を思い出して、いろいろとためしてみるのもいいでしょう。

忙しさや焦りから「そんな余裕はない!」と感じてしまうこともありますが、長い目で見れば、自分にとって効果的な集中力を高める方法は一生モノにもなり得ます。

もしも、何をすればいいのか分からないと悩んだ際は、今回お伝えした7つの方法を少しでも参考にしていただけたら幸いです。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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