仕事や勉強でやる気を出す方法6つ:ヘッダー画像

なぜか燃え尽きたように疲れを感じる、勉強する意欲が湧かない、モチベーションが上がらず一向に作業が進まない。

仕事や勉強をする上で、意欲的に考え行動することが大切だと分かっていながら、どうしてもやる気が出ないことがあります。

もしかしたら、やる気の出ない原因が分かっていながら「どうしようもないこと」だと諦めてしまっている人もいるかもしれません。

そんな中でも毎日を楽しく、充実感のある1日できる人もいます。「どうしてそんなにやる気を出せるのか」と羨ましく思うこともあるでしょう。

そこで今回は「やる気を出す方法のまとめ」として、いくつかのモチベーションアップのコツをご紹介していきたいと思います。

日々の仕事を楽しくするため、勉強を捗らせるため、効率よく作業をするために、少しでも参考にしていただけたら幸いです。

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やる気が出ない時に「やる気を出す方法」とは

 

  1. 自己実現を意識する
  2. プロセスを楽しむ
  3. 自分の価値観で反応を示す
  4. 能力と挑戦のバランスを考える
  5. 集中できる環境を整える
  6. 今日やるべきことをリスト化する

 

自己実現を意識する

やる気を出す方法①:自己実現を意識する

仕事や勉強でやる気を出す方法として有効なのが「自己実現を強く意識すること」です。

心理学者のアブラハム・マズローは人間の最も基本的欲求は衣食住を保障するものであり、段階を経て次の欲求を満たそうとする(マズローの5段階欲求)と述べています。

私たちが仕事や勉強をする動機は様々です。

ある人は家族を養うために、ある人は出世するために、ある人はお金持ちになるために、ある人は裕福な様を見せびらかすために、などなど。

たしかに、裕福な家庭を築くこと、地位や名誉を得ること、高級住宅や車を持つことは、ある人々にとって「成功の証」になります。

でも本当にそれだけで人は満足できるのでしょうか?

高級車を購入するために一生懸命に仕事をして、それを手に入れたとしてもモチベーションは維持されるのか。必死に勉強していい大学に入ったとして、それをゴールと受け止め、やる気が損なわれることはないのでしょうか。

マズローの5段階欲求のうち、これらの欲求は上から2番目にある「承認欲求」だと言えます。承認欲求とは周囲から尊敬されたい、優秀だと認めてもらいたいという欲求です。

つまり、この承認欲求を経た次の段階が存在するということです。

それこそ「自己実現欲求」と呼ばれる5段階の頂点にあたる欲求であり、「やる気を出す方法の核心」とも言えるようなモノだと考えられます。

自己実現とは、肉体的あるいは精神的な能力を十分に生かしていると実感することで、夢や理想を実現させることを意味します。

簡単な言葉に置き換えると「思った通り、あるいはそれ以上に自分の能力を発揮できていると感じることで、最高の喜びを得られる」といったところでしょうか。

どうしてもやる気が起きないのは、自分の能力をフルに活かせていないと感じているからかもしれません。

もしかすると「こうありたい」という自分の姿がハッキリしていない、あるいは活かすべき能力が分からないといったこともあるでしょう。

やる気を出す方法として活用するのであれば、少し立ち止まって「実現させたい夢」や「理想とする自分の姿」を考えてみるのも効果的なはずです。

やる気が出ないときこそ、自己実現を意識して取り組んでみてください。

 

プロセスを楽しむ

やる気を出す方法②:プロセスを楽しむ

さて、やる気を出す方法として、自分の理想像や叶えたい夢を明確に持つことをお伝えしました。

それらの願望を叶える上で、ぜひとも注意していただきたいのが「結果にとらわれやすい」という点です。

仕事で大きな利益を上げる、たくさん勉強していい成績を残す、などなど私たちは常に最良の結果を求められます。

こういった最終目標の達成も重要であることは間違いないと思いますが、その印象が強すぎるが故についつい見落としてしまうモノがあります。

それは「プロセスを楽しむこと」です。

どんな結果にも、そこに至るまでの道筋があります。すべての関心を結果に集中してしまうのは、プロセスを楽しむ機会を逃しているようなものです。

おいしい料理だと感じるのは最後に満腹感を得るからではなく、お店の雰囲気を好み、料理が出てきたときの香りを楽しみ、その一口をおいしいと思うから。

旅行が楽しかったと思えるのは帰宅した瞬間ではなく、観光したい場所を決めている時、あるいはお気に入りの洋服を準備している時かもしれません。

やる気を出す方法としても、この「プロセスを楽しむこと」はとても効果的です。

良い結果を残そうとばかり考えている営業マンは、顧客の満足度や不満の声に耳を傾けず、不本意な成績に終わってしまうでしょう。

一方、プロセスの質に重点をおいている営業マンは、商品購入に至るまでの経緯、クレームから得た接客の改善点を見出せるはずです。

やる気が出ないときこそ「もしかして結果にこだわり過ぎていないか?」と自問し「もっとプロセスの質を高めよう」と考えてみてください。

 

自分の価値観で反応を示す

やる気を出す方法③:自分の価値観で反応を示す

私たちが仕事や勉強を頑張る上で、やる気の根源となっているモノの1つに「起こした行動に対する反応」があります。

例えば、接客業を心から楽しいと思える人たちは、サービスを受けて喜ぶ「お客様の笑顔」とか「感謝の言葉」という反応を得てモチベーションを高めることができます。

小さな子供であっても、得意なことをして母親や先生、あるいは友達が喜ぶ姿を見て「もっと上手になりたい」と思うことでしょう。

勉強に励んでいる学生はテストの点数から、営業職に就いている人は売り上げ成績から、といった具合に反応からやる気を維持したり、反対にやる気を無くしたりもします。

やる気を出す方法としても、こういった反応を感じ取り、それをモチベーションアップに繋げることは効果的だと言えるはずです。

しかしながら、今の作業がどれくらい上手くいっているのか?どの段階まで進んでいるのか?どれだけの評価を得ているのか?分かりづらい場合もあります。

特に芸術や文学といった創造性を要する分野の場合、それを評価する明確な基準がないことから「やる気を維持することが難しい仕事」とも言えるかもしれません。

一方で、他人からの反応をすぐに目にする事ができないとしても、自分自身の客観的な目線で物事の進捗具合や出来具合を確認できる人もいます。

別の言い方をすれば「自分の価値観で自身の行動を評価する」とも言えるでしょう。

あるときは「大丈夫、ちゃんとできている」と自分を褒め、あるときは「ちょっと手を抜いていないか?」と戒めるなど。

やる気を出す方法の1つとして「自分の価値観で反応を示す」と意識してみるのもオススメです。

 

能力と挑戦のバランスを考える

やる気を出す方法④:能力と挑戦のバランスを考える

やる気を出す方法をご紹介しているわけですが、反対に「やる気が出ないパターン」についても考えてみましょう。

やる気が出ない時とは大きく2つのパターンに分けられると思います。

それは「能力が高すぎて挑戦が低い場合」と「挑戦が高すぎて能力が追いついていない場合」の2つです。

1つ目にあるのが、「飽きて退屈するからやる気が出ない」というパターンです。

自分の能力を過小評価している、あるいは周囲からの評価が低いといったことが原因として考えられるかもしれません。

やる気を出す対処方法としては、あえて負荷をかけるのが効果的でしょう。

単純作業であるなら、指定されたノルマに加えて自分なりに設定した時間制限を設ける。頼まれた仕事をいち早く終わらせて、次に頼まれるであろう仕事に手をつける、といった具合です。

2つ目は「目標が高すぎて、自分の能力の範疇を超えている」というパターンです。

あまりに無理なノルマを課せられる、周囲の評価や期待が大きく能力以上の結果を求められる、などが考えられます。

このパターンにおけるやる気を出す対処方法としては、細かく分割して取り組むのがオススメです。

1つの大きな目標としてではなく、いくつもの小さな目標の集合体として考えるのです。

そうすることで、自分の能力で成し遂げられること、できないことが見えてきます。できることは自分で処理し、できないことは誰かの助けを借りる、またはアドバイスをもらうといったことが考えられるはずです。

やる気が出ないと感じたときこそ「能力と挑戦のバランス」を意識し、やる気を出す方法として適切な対応を取ってみてください。

 

集中できる環境を整える

やる気を出す方法⑤:集中できる環境を整える

やる気の出ない理由が外的な要因であることも十分考えられます。

忙しく動く同僚、何かとイライラしている上司、山積みの資料、口うるさく説教してくる母親、はたまた家の前を走るトラックの騒音などなど。

自分は気にしていないと思っていても、多少なりとも無意識のうちにストレスを感じていることもあるでしょう。

外国人の中には間仕切りのない日本の職場に困惑してしまう人がいるそうです。

映画などで見たことがあると思いますが、海外ではデスクごとに間仕切りの壁が設けられています。目の前の作業に集中するために配慮しているわけです。

やる気を出す方法としても、こういった仕事や勉強に取り組む環境に配慮するのも効果的です。

山積みになっている仕事の資料を放置するのではなく、今日中に終わらせなければならない案件だけをデスクの上に置く。

可能であれば耳栓をして余計な音をシャットダウンする、ためしに空いている会議室を借りて一人で作業してみる。

自宅での勉強が捗らないのであれば、図書館を利用する。いくつかの図書館をめぐって自分好みの環境を見つけるのも面白そうです。

何とも単純なことですが、意外なモノがやる気を損ねる原因になっている場合もあるので、ためしてみる価値はあると思います。

ちなみに心理学にはセルフハンディキャップと呼ばれるものがあります。

これは物事が上手くいかなかったときの保険として、あえて非効率な行動を取る心理を意味します。

例えば、学生の頃に試験直前になってから、わざわざ部屋の大掃除をした経験はありませんか?

これは、テストで悪い結果を残したとしても「掃除に時間をかけたから」と自分に言い聞かせて、精神的な安定を得ていると考えられているのです。

ですから、やる気を出す方法として「集中する環境を整える」と言っても、ほどほどに時間をかけるくらいで収めるよう心掛けてください。

 

今日やるべきことをリスト化する

やる気を出す方法⑥:今日やるべきことをリスト化する

どんなに仕事が山積みになっていようとも、どんなに勉強しなければならない量があったとしても、そこには必ず「優先順位」があります。

忙しく働いていると、何から手をつけるべきなのか分からないまま、アレもコレもと進めてしまうものです。

試験の期日が迫っている学生は、焦る気持ちからわざわざ非効率な勉強法をする、あるいは出題傾向の低い範囲から取り組んでしまうかもしれません。

「今日という1日単位でやるべきことをリスト化する」

こう考えると自分が処理できる作業量、最優先させるべき事項が見えてきます。もっと細かく設定して時間単位でやるべきことを決めるのもいいでしょう。

さっき送られてきたメールはすぐに返信する必要はあるのか、1週間後に控えたプレゼンの資料作りは1日何時間の作業を必要とするのか、急を要する仕事を置き去りにしていないか。

今日やるべきことをリスト化するメリットは、効率的な作業だけではなく、モチベーションアップも期待できます。

フランスの哲学者ルネ・デカルトも「困難は分割せよ」という言葉を残しています。

どんなに大きな課題であっても1つ1つを細かく分割して、いくつものゴールを設定すれば、それだけ進み具合が手に取るように分かるはずです。

そしてもう1つ、やるべきことのリストの中にぜひとも入れていただきたいのが「質の良い休息を取ること」です。

人間の体は完璧ではありません。24時間365日働けば、それだけ負荷がかかります。休むことも仕事のうちと考え、良質な睡眠、適度な運動、健康的な生活習慣を意識してください。

寝る2時間前はスマホをいじらない、帰宅時に一駅前で降りて歩く、いつもより30分早めに起床する、などなど簡単なことから始めてみるのもいいでしょう。

やる気を出す方法「朝一で今日やるべきことをリスト化する」をぜひともためしてみてください。

関連記事:後悔しない自分らしく生きる8つのコツ

 

やる気を出す方法を見つけるポイント

以上がOfeeからお届けする「仕事や勉強でやる気を出す方法6つ」になります。

やる気を出す方法を知る上で、心理学でよく用いられる考え方の1つに「内発的報酬と外発的報酬」があります。

内発的報酬とは、その行動自体に喜びを感じることで、金銭的な見返りや称賛の声を必要としない特徴を持っています。

一方、外発的報酬とは、金銭的な見返り、地位や名誉、あるいは罰則を回避するためなど、外から与えられる報酬を意味します。

この2つを比べた場合、内発的報酬に重点を置く方がモチベーションも維持しやすく、達成感も得やすいと考えられています。

つまり、それを行うことによって得られるモノ、達成感、充実感、お金、称賛の声、出世、成長などが「やる気を出す方法の大きなポイント」になると言えるでしょう。

やる気が出ない時こそ、この仕事を通じて何を得られるのか、この勉強を通してどんな人間になりたいのか、少し立ち止まって冷静に考えてみてください。

最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

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