人に好かれる人の特徴10のまとめ:ヘッダー画像

「悩みの8割は人間関係にある」と言われているように、多くの人が円滑な人間関係を築きたいと望んでいます。好かれる人になりたい、周りから認められたい、良い印象を持たれたいというのは人間の基本的な欲求でもあります。

人間関係に悩み、苦しみ、中には健康を損なってしまう人がいる一方で、ポジティブにコミュニケーションを取ることを楽しめる人もいます。どうすれば人に好かれるのか?好かれる人に共通していることは何なのか?気になる方も多いはず。

そこで今回は「人に好かれる人に共通している特徴」について、いくつかご提案していきたいと思います。人間関係が上手くいかずに悩んでいる方に、好きな人ともっとコミュニケーションを取りたいと思っている方に、自分の実力をもっと評価してもらいたいと感じている方に、少しでも参考にしていただけたら幸いです。

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好かれる人になる10の方法とは

 

 

好かれる人の特徴①:見た目の重要性を心得ている

好かれる人の特徴①:見た目の重要性を心得ている

中身で勝負するから見た目なんか気にしない。恋愛やビジネスにおいても、性格や実力を重要視することは素晴らしいことだと思います。ですが、だからといって外見に気を使わないのは非常にもったいないことです。

人が相手の印象を決めるとき「第一印象をベースとして3回会う間に決まる」と考えられています。心理学ではこれを「スリーセット理論」と呼んでおり、特に第一印象のイメージが強く残ると言われています。

つまり周囲から好かれる人は「第一印象の段階から相手に好印象を与えることができている」と言えるはずです。反対に、初対面で悪いイメージを持たれてしまうと、時間が経ってから挽回するのは難しくなることもあります。

ビジネスマンであるなら靴をいつもキレイに磨く、接客業であるならつねに笑顔を絶やさない、TPOに合わせた服装を心掛ける。初めて会う人物には何も情報がありません。だからこそ、外見や表情といった「見た目」から情報を得ようとするのが人の心理なのです。

もちろん、オシャレだからといって奇抜なファッションはNGだ、見栄を張るためにブランド品を買ってはいけない、などと言うつもりはありません。しかしながら「自分好みの服装」よりも「相手に与えたい印象を考慮した服装」を心掛けてみる価値は多いにあるのではないでしょうか。

 

好かれる人の特徴②:相手の話しを聴くことができる

好かれる人の特徴②:相手の話しを聴くことができる

「相手の話しを聴く」何とも基本的なことですが、意外と難しいことです。ただ話しを聴くだけなら誰でもできますが、「話を聴いているときの自分の印象」まで意識している人は少ないのではないでしょうか。

人が相手とコミュニケーションを取る場合、言葉よりも「言葉以外のこと」から多くの情報を得ることが分かっています。これは非言語コミュニケーションと呼ばれており、表情や仕草、姿勢といった見た目、会話の中での間なども含まれます。

例えば、相手の話しを聴いている最中に腕を組み、目をつぶっていたとしましょう。自分としては相手の話しに集中して注意深く聴いているつもりでも、話している相手は全く逆の印象を持つことがあります。

腕を組むしぐさは自分前に防御壁を作って「相手の意見に同意できない」や「話を聴くつもりはない」という心理を表していると考えられています。目を閉じていると、話している方は「私の話しに退屈して眠いのかな?」と誤解することもあるでしょう。

自分の考えや気持ちを伝え「理解してもらえた」と思えたとき、人は嬉しく感じるものです。人から好かれる人は、話すことよりも聴くことの方が得意なのかもしれません。

話しを聴いているときに「自分の印象を悪くするような仕草」が癖になってしまっている人は、改めて自分がどんな態度を取っているのか意識してみるのも良いかと思います。

話しの合間に適度なあいづちを入れる、顔だけではなく体を向ける、相手の目を見て話しを聴く、などの話し手が喜ぶような仕草を習慣にできれば、自然と好印象を持ってもらえるはずです。

もっと具体的な仕草を知りたいのであれば、身近にいる聴き上手な人を参考にするのがオススメです。なぜか話していると落ち着く、ついつい話したくなる、そんな人を何気なく観察してみてください。

関連記事:非言語コミュニケーションの種類と重要性

 

好かれる人の特徴③:ポジティブな言葉を使う

好かれる人の特徴③:ポジティブな言葉を使う

ネガティブな発言が多い人とポジティブな発言が多い人がいた場合、当然のことですがポジティブな発言をする人に良い印象を持ちます。しかし、どんな人でも弱気になったとき、落ち込んでいるときはネガティブな発言が多くなるものです。

また親しい仲であっても、何気ない一言が相手を傷つけてしまうこともあります。プレゼンの前で明らかに緊張している同僚がいたとして「緊張し過ぎじゃない?笑」などと冗談のつもりでリラックスできるようなことを言ったとしましょう。

言われた本人はプレッシャーに強く、「相手は冗談のつもりで言った」という意図が伝われば問題ありません。ですが、緊張に押しつぶされそうな心境だったら「どうして誰も励ましてくれないのだろう」と不安になり、さらに緊張が増すこともあるはずです。

「きっと上手くいくさ」、「君なら大丈夫だよ」とポジティブな励ましの言葉をかけてもらって、嫌な気持ちになる人はいません。何気ない前向きな言葉に心が救われることもあるでしょう。

常日頃から前向きな発言ができることは、相手からの印象も良くなりますし、自己評価の向上にも役立ちます。自分の口から出た言葉は、自身の耳にも届いているのです。

仕事の期限があと3日に迫ったとして、「もう3日しかない」と考えるのか、「まだ3日もある」と考えるのかによって取り組む姿勢は違うものです。周囲のためにも、自分のためにも、できるだけポジティブな発言をするよう意識してみてはいかがでしょうか。

関連記事:明日から使える!ポジティブになる方法10のまとめ

 

好かれる人の特徴④:自信を持っている

好かれる人の特徴④:自信を持っている

自己評価の低い人ほど消極的な言葉を多用する傾向にあります。「でも・どうせ・できない」などのネガティブな言葉によって自分の可能性を否定してしまうのです。自信の無さが表に出ることによって、印象を悪くする、魅力を半減させることもあるでしょう。

普段からポジティブな言い方を心掛けることは、自己評価を高めることに繋がります。人は一日の中で6万回も自分の内面と対話していると考えられています。それほど多くの言葉を自身に投げかけているわけですから、発する言葉がセルフイメージに与える影響は計り知れません。

ときに根拠の無い自信が大きな力になるものです。普段からポジティブな言葉を使っていると、どんなに難しいことでも前向きにチャレンジする意欲が湧いてきます。たとえ上手くいかなかったとしても、失敗の中で成長できたこと、学んだことに目を向けることができるはずです。

反対にネガティブな言葉を自分に投げかけていると、根拠の無い自信ではなく、根拠の無い不安を持つことがあります。自らできない理由を探し出し、失敗しても落ち込むばかりです。

明るく前向きな人だな、あの人から元気をもらいたい、この人といるとなぜかやる気が出る。そう思われることで自然と人が集まるのではないでしょうか。普段からネガティブな口癖をしているのであれば、ぜひ自分に自信を持てるようなポジティブな言葉を心掛けてみてください。

 

好かれる人の特徴⑤:どんなに小さなことでも褒める

好かれる人の特徴⑤:どんなに小さなことでも褒める

相手の良いところを見つけ、さりげない褒め言葉をかけられる人ほど周囲から好かれています。わざとらしく褒めるのは逆効果になる場合もありますが、人は誰でも「褒められたい、認められたい」と望むものです。

褒め上手な人は、相手のちょっとした変化、意外な長所、好きなところを見つけるのが得意です。相手の良いところに注目するため、好意的な言葉遣いや表情が自然に表れるとも考えられます。

また褒めることの反対に叱ることがありますが、叱り方の中に褒め言葉を含めることで相手の気持ちに配慮することができます。ポイントは最初と最後をプラスの言葉にすることです。

「仕事を期日までに終わらせたことを評価する」→「ミスのあった箇所を指摘する」→「前回よりも出来の良かった所を褒める」叱る部分をポジティブな言葉で挟むことで、素直に指摘を受け入れることができ、前向きな気持ちで改善しようと思えるはずです。

また相手を叱るときはできるだけ一対一で話せる環境が良いでしょう。見せびらかされるように叱られるのは意欲や自信を失うことに繋がります。叱られている同僚の姿によって、職場環境にまで悪影響を及ぼす場合もあるかもしれません。

心理学には好意の返報性というものがあります。これは相手に好意を示すことで、同じだけの好意を返したくなる心理を意味します。つまり周囲から好かれる人は「自分から好意を伝えるのが得意な人」とも言えるはずです。

 

好かれる人の特徴⑥:好意をさりげなく伝えられる

好かれる人の特徴⑥:好意をさりげなく伝えられる

好意の返報性について触れましたが、いざ自分の好意を伝えようにも、どんなことを心掛ければいいのか迷ってしまう人もいるかと思います。そこで、ここでは好意をさりげなく伝える具体的な方法をいくつかご紹介していきたいと思います。

例えば、相手の話した情報を覚えておくのも効果的です。「この前オススメしてくれた映画おもしろかったよ」や「Aさんの趣味は野球でしたよね?」のように、ふとした会話の中に相手を認め、気にかけていることを伝えるのです。

意外だと思われるかもしれませんが「相手の名前を呼ぶ」ことでもさりげない好意を伝えることができます。ただ挨拶するのではなく「Bさん、おはようございます」といった感じです。ただし、3分に1度以上の割合で名前を呼ばれると「馴れ馴れしいと感じる」というデータもあるので、バランスには注意すべきでしょう。

また話の内容にも気をつけたいところです。自分に関することばかり話していると「あなたには興味がない」というメッセージとして誤解されることがあります。相手の話しを聴くことに7割、自分が話すことを3割ぐらいに考えるのがちょうどいいでしょう。

人は相手のことを知ったときよりも、自分のことを理解してもらえたときの方が嬉しく感じるものです。好かれる人になるためにも、さりげなく好意を伝えられる言葉を意識して使ってみてください。

 

好かれる人の特徴⑦:ちょっとした優しさをプレゼントできる

好かれる人の特徴⑦:ちょっとした優しさをプレゼントできる

失敗して落ち込んでいるとき、大きな壁に直面して困っているとき、周囲からもらうちょっとした優しさや励ましの言葉は心の支えになります。普段は当たり前のように受け取っていたことも、つらい経験をして、改めてその大切さに気付くこともあるでしょう。

しかしながら、さりげない優しさをプレゼントするにもバランスが必要です。相手を気遣う気持ちが度を過ぎれば恩着せがましく思われ、優しさが足りなければ冷たい印象を持たれることもあります。

また相手に役立つような情報を添えることで、その優しさがいっそう印象深くなることもあります。友達の旅行先が地元であるのならオススメのグルメを紹介する、仕事でミスをして落ち込んでいる同僚にポジティブになる方法を教える、といった具合です。

好かれる人に共通しているのは、こういったさりげない優しさ、役立つ情報を無償でプレゼントできるところではないでしょうか。見返りを求めて人に優しくするのは健全とは言えませんし、心のどこかで「なぜ自分ばかりが」とやるせない気持ちになることもあります。

優しくすることで相手の喜ぶ顔が見られる、そして自分も嬉しくなる。つまり相手に優しさをプレゼントすることは、自分にも同じような気持ちをプレゼントしているとも言えるはずです。

 

好かれる人の特徴⑧:相手の立場になって考えられる

好かれる人の特徴⑧:相手の立場になって考えられる

ときに、よかれと思ってしたことが「余計なおせっかい」として受け止められる場合があります。話しを盛り上げるためにプライベートな質問をした、一人の時間を楽しみたいのにやたら連絡してくる、親しいわけでもないのに高価なプレゼントを渡す、などなど。

例えば自分はまだ結婚するつもりはないのに、友人がやたらお見合いを勧めてきたとしましょう。相手の男性(女性)がどんなに素晴らしい人であっても、本人が結婚する気を持っていなければ、ただのありがた迷惑になってしまいます。断ってもなお勧められれば、しつこいと思われる、何か他に思惑があるのでは?と疑われることもあるはずです。

自分がされて嬉しいことが、必ずしも同じように相手を喜ばせるとは限りません。同じ言葉であっても、そのときの気持ちや場面によって受け取り方に違いは出てくるものです。

相手の立場になって物事を考え、相手が求めていることを察する力はコミュニケーション能力の基本だと言えます。そのためにも相手の話しを聴くこと、表情や身振り手振りを読み解くことが大いに役立つはずです。

何も「親切にするのを控えるべき」というわけではなく、相手のためを思って行動するときは「自分本位の振る舞いになっていないか?」や「相手が本当に必要としていることは?」などに少し気を配る必要があるということです。

相手の気持ちにそっと寄り添えられるような優しさは、とても暖かく、印象深いものになります。誰かのためを思って行動するときこそ、相手のことを一番に考えてみてください。

 

好かれる人の特徴⑨:感謝の言葉を忘れない

好かれる人の特徴⑨:感謝の言葉を忘れない

人から感謝の言葉をもらうと自然と笑顔になり、やる気が溢れてきます。やりがいのある仕事にも共通して「人から感謝されること」があると思います。

自分なりのサービスをして喜ばせたい、自分のデザインした洋服でみんなを幸せにしたい、おいしい料理を作って笑顔を見たい。どんなに辛いことがあっても、誰かから感謝の言葉をもらうだけで「やっててよかった」と思えるものです。

しかしながら、私たちは「ありがとう」という言葉の力を認識していながら、関係が長くなったり、落ち込むことが多くなると、ついつい「されて当たり前」のような態度を取ってしまうことがあります。

相手が自分のためを思ってしてくれた行為に対して、感謝の言葉を忘れ、されて当たり前だと感じていては、いつのまにかその人が離れていくのも当然だと言えます。

逆説的に考えれば、素直に嬉しく思えたときに感謝の言葉をかけることが、より良い関係を築き上げるためには必要不可欠だと言えるのではないでしょうか。

最近人から感謝されたことは何ですか?何をしてもらったときに嬉しく感じましたか?感謝の言葉を誰に使いましたか?

感謝の気持ちを言葉にすることで、初めて「役に立ててよかった」と思える瞬間になります。どんなに小さな行為に対しても感謝の言葉を忘れないことが「好かれる人になる近道」だと言えるかもしれませんね。

 

好かれる人の特徴⑩:笑顔でみんなを幸せにする

好かれる人の特徴⑩:笑顔でみんなを幸せにする

相手に好意を伝える最強の武器として「心から笑顔になること」があります。目が合うだけで思わず笑顔になる、どんなに辛いときでも笑顔で前向きに取り組む、そんな人に魅力を感じるものです。

また笑顔でいると、相手だけではなく自分にも良い影響を与えることができます。「楽しいから笑う」は「笑うから楽しい」とも言えるのです。

中には「自然な笑顔が作れない」とか「作り笑いになってしまう」と悩んでいる方もいるでしょう。そういった人が素直に笑えない原因には「感情を表に出すのが恥ずかしい」と感じていることがあるかもしれません。

ですが自分の笑顔を自分が好きになれなければ、相手も好きになれないと思います。始めから「私は自分の笑顔が嫌い」だと思うことは「私は心から笑顔にはなれない」と決めつけてしまっているようなものです。

「上手く笑えない」と思う前に「なんて素敵な笑顔なんだ!」と鏡の前で自分を褒めてみてください。できたら言葉にして、継続してみてください。自分の笑顔を好きになることが「人から好かれる大きな一歩」となるはずです。

 

好かれる人は嫌われる覚悟も持っている

以上が「人に好かれる人の特徴10のまとめ」になります。どんなにコミュニケーション能力の高い人でも、全ての人から好かれるわけではありません。むしろ「自分のことを嫌う人もいる」と覚悟を持つことで上手くコミュニケーションが取れることもあります。

「誰からも好かれなくては!」と必死になるほど、肩に力が入り空回りしてしまうものです。どんな小さな行為にも感謝の言葉をかけ、素直な気持ちで笑うことを心掛ければ、自然と人が集まるはずです。今回お伝えしたまとめを要約すると以下のようになります。

  1. 外見から与える印象を意識する
  2. 相手の話しを深く理解する
  3. ポジティブな言葉を心掛ける
  4. 自分に自信を持つ
  5. 小さなことでも褒める
  6. さりげなく好意を伝える
  7. 役立つ情報を添える
  8. 相手の気持ちを最優先して考える
  9. 感謝の言葉を伝える
  10. 素直な気持ちで笑う

職場の人間関係に悩んでいる方に、上手くコミュニケーションが取れず困っている方に、恋人と些細なすれ違いからケンカしてしまった方に、少しでもこの記事が参考になれば幸いです。

最後までご覧いただきありがとうございました。

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