独り身の期間が長くなると、あるいは仕事が忙しいから、はたまた辛い失恋を引きずっているから、などの理由から恋愛をめんどくさいモノだと感じることがあります。
中には彼氏や彼女がいなくて寂しいと思う反面、プライベートな時間を大切にしたいから恋人を作ろうとしない人もいるでしょう。
いざ「婚活をしよう!」とか「好きな人を作ろう!」と意気込むも「あれっ?恋愛のドキドキってどんな感じだったっけ?」と思い出すのに苦労する場合も。
そこで今回は「恋愛がめんどくさいと感じたときのアドバイス」として、いくつかの役立ちそうな考え方を紹介していきたいと思います。
そろそろ結婚を考えている方に、新しい恋愛を始めようとしている方に、失恋から立ち直りたいと思っている方に、少しでも参考にしていただけたら嬉しいです。
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恋愛がめんどくさいと感じる理由と対処法とは
好きな人ができないことがめんどくさい
恋愛すると言っても、学生の頃とは違い「出会いの場」はそれなりに限られてくるものです。
経済力、外見、学歴、性格、価値観などなど、将来的なことも見据えて恋人を選ぼうとする意識も出てくると思います。
「恋愛はしたいけれど、好きな人がなかなかできない」
何となく彼氏や彼女は欲しいと思いながら、異性に対してドキドキせずに悩んでいる人も意外と多いのではないでしょうか。
仕事が忙しいから、年齢がそれなりだから、お金が無いから、恋愛経験が少ないから、恋愛自体がめんどくさいから。
などなど理由は人それぞれだと思いますが「相手に魅力を感じる理由」が分かれば、もしかしたら恋をするきっかけになるかもしれません。
例えば、相手に好意を持つ要素として考えられるのが「類似度の高さ」です。
アメリカの社会心理学者バーンらが行った有名な実験に「見知らぬ他者」と呼ばれるものがあります。
テキサス大学の学生を対象に、学生結婚はアリかナシか、喫煙することは、金銭を重要視して生きることは、などの内容でアンケートを実施しました。(各項目の賛成か反対かは6段階に分かれている)
その後、他人のアンケート結果を見せて、その人物に対する魅力度を評価してもらいました。
すると、自分のアンケート結果と比べて類似度が高い相手ほど、その人物を魅力的に思うことが分かったのです。
相手の顔が分からなくてもアンケート結果を比べて好意の違いが表れるわけですから、自分と似た考え方や価値観が「恋愛のきっかけ」になり得ると言えるはずです。
「好きな人ができない」と感じている方は、もしかしたら自分と同じ考え方や価値観が近い人が周囲にいないことが原因かもしれません。
学生の頃で言えば、同じ学校、同じクラス、同じ専攻、同じサークル、同じ年齢といった共通点に溢れているので、恋愛をする環境としてこの上ないと言えるでしょう。
ですから「恋愛がめんどくさいと感じてドキドキできない」と悩んでいる方には、同じ考え方や価値観を持った相手との関わりを積極的に持つことをオススメします。
同じ趣味や好きなことを通して出会えば、それだけ共通点も多く、考え方や価値観も一致して好意を持ちやすくなるはずです。
男女によって違う魅力的な性格
「恋愛がめんどくさい」と感じる理由の1つとして「自分が魅力的な性格ではないから」とネガティブに考えることがあると思います。
「周囲から好かれたい!モテたい!」と思うのは人間の基本的な欲求の1つですが、男女によって魅力的に思える性格には違いがあり、いくつかのパターンがあると考えられています。
例えば魅力的に思える男性の性格としては以下のようなものがあります。
- クール、知的、自制心が強い
- 情熱的、たくましい、積極的
- 素直、社交的、明るい
- 器の大きい、真面目、誠実
女性としての魅力的に思える性格パターンは以下のように。
- 物静か、洗練された、知的
- セクシー、積極的、情熱的
- 思いやりがある、優しい、初々しい
- 健康的、明るい、生き生きとした
- さっぱりした、寛大、聞き上手
人から好意を持たれやすい性格とは、必ずしも1つの決まったパターンではないことが分かると思います。
例えば、あまり社交的ではない性格の人が、無理に明るく振る舞おうとすればストレスを感じたり、どこかぎこちなさが表れてしまうものです。
ですから、上の表でいうところの「クール・知的・自制心が強い」といった要素を伸ばそうと考える方が得策だと言えるでしょう。
「自分の性格が魅力的に思えなくて、恋愛するのがめんどくさい」
こんなふうに悩んでいるのであれば、自分の性格に近い魅力的に思える性格パターンを目指してみてはいかがでしょうか。
テレビに出ている俳優さんでも、有名なスポーツ選手でも、人気のあるアイドルでも、自分の性格と似ている箇所があれば参考にしてみるのもオススメです。
その人物が書いた本を読む、インタビュー動画を見る、実際に舞台を見に行く、などして人から好かれる秘訣を探してみてください。
関連記事:人に好かれる人の特徴10のまとめ
自分と釣り合う人がいなくてめんどくさい
相手を恋愛対象として考えたとき、人は無意識のうちに自分との「釣り合い」を考えることがあります。
例えば、自分の容姿に自信を持っている男性は、同じくらい美人の女性にアプローチすることができる。身体的魅力が近い人を好きになりやすい。自己評価が同じくらい高い人に好意を持つなどです。
心理学では、これを「マッチング仮説」と呼んでいます。
人は自分の容姿や地位、経済力、身体的特徴などを考慮して、自然と同レベルの相手を選ぶ傾向にある、という仮説です。
恋愛するのがめんどくさい理由には、出会いがない、魅力的に思える相手がいないことも原因として考えられます。
自分に自信が持てない男性が、とびきり美人の女性を前にして尻込みしてしまうのも、外見に自信のある女性が経済力のある男性に惹かれるのも、マッチング仮説からみれば当然のことなのかもしれません。
恋愛対象が見つからないと感じるのも、自己評価が低すぎるから、あるいは反対に理想が高すぎるといった理由から、適切なマッチングができていない可能性もあるかと思います。
つまり、自分に自信が持てない人は自己評価を高め、自己評価が高すぎる人は少し控えめに考えることで、自分とマッチングする恋愛対象が広がると言えそうです。
またマッチング仮説から似たモノ同士のカップルが成立しても、結婚を考えると「相補性」が重要になってきます。
これは片方がおおざっぱな性格であるなら、もう一方が几帳面な性格でバランスを取る、などのようなお互いを補う関係性を意味します。
理想的な結婚相手とは「一見似ているようで形の違うパズルのピース」だと言えるかもしれませんね。
友情なのか恋愛なのか分からない
自分の抱いた好意が友達としてなのか、恋愛対象としてなのか、悩む人も意外と多いのではないでしょうか。
男女の友情は成立するのか?といった質問に対しても、肯定派と否定派で別れるものです。
また自分の抱いた好意が恋愛感情だと分かったとしても、相手の抱いている好意が恋愛感情とは限りません。
「恋愛がめんどくさい」と感じるのも、相手の好意が友情としてなのか、恋愛としてなのか分かりにくいという理由があると思います。
恋愛対象として接していて「いい感じ」だと思っていたのに、いざ告白したら友達としてしか思われていなかった、なんて事態は誰でも避けたいところです。
アメリカの心理学者ルービンは、このようなラブとライクの違いについて分析しています。
ライクとは親近感や尊敬といった感情を代表するものであり、自分と似ている所を感じたり、人として良いなと感じること。
一方でラブになると、依存、独占、自己犠牲などの要素が加わります。一緒にいられないと寂しい、誰にも渡したくない、この人のためなら何でもできる、といった感情です。
また特徴的なのが、男性は友情から愛情に変わることがあるのに対し、女性は恋愛と友情をハッキリ区別して考える傾向にあるのだそうです。
つまり、男女の友情が成立するかについては、男性は否定派、女性は肯定派に分かれやすいとも言えるかもしれません。
「好きな気持ちが本物か分からないから、恋愛がめんどくさい!」と悩んでいる方は、相手と離れ離れになったとしたら、恋人ができたら嫉妬しないか、困ったときにどれだけ親身になって助けられるか、と考えてみてください。
「自分が抱いた好意が友情か恋愛なのか」できるだけ早く気づくことができれば、それだけ積極的に恋愛対象としてアプローチもしやすくなるはずです。
相性の良い異性を探すのがめんどくさい
恋愛がめんどくさいと感じる理由の1つとして「性格的な相性の良さを見極めるのが難しい」ということがあると思います。
「あなたと相性の良い男性(女性)はこの人です!」とアドバイスしてくれるコンピューターができれば、どれだけ楽なことでしょう。(これはこれで問題があると思いますが)
最近では「数日間着続けたTシャツの匂いを嗅ぐ」というユニークな相性診断もあるようです。(機会があればためしてみたい)
また、自分が好きなタイプを持っていたとしても、性格的な相性の良さも一致するとは限りません。
そんな中、カナダの心理学者リーは恋愛パターンを6つに分けた「恋愛の色彩理論」と呼ばれるものを発表しています。
6つの恋愛パターンには、ルダス(遊び)、プラグマ(実利的)、ストーゲイ(友愛)、アガペ(愛他的)、エロス(美)、マニア(狂気的)があります。
ルダス(遊びの恋愛)は、恋愛にゲーム的な楽しさを求めるタイプです。ある程度の距離感を保ちつつ、あまり相手に執着しないのが特徴です。
プラグマ(実利的な恋愛)は、目的意識が強い傾向にあります。自分の地位を高めるため、不自由のない生活を送るためなど。職業や年収を優先して考えるのも、このタイプです。
ストーゲイ(友愛的な恋愛)は、ゆっくりと時間をかけて愛を深めるタイプです。恋愛感情というよりも、友情に近い感情からくるもので「いつの間にか大切な存在に」と思えることも。
アガペ(愛他的な恋愛)は、相手のことを第一に考えます。自己犠牲をためらわず、見返りも求めない「とにかく尽くす恋愛タイプ」だと言えます。
エロス(美の恋愛)は見た目の印象に強く影響されます。ロマンチックな一面もあり、一目惚れが多いのも特徴です。美しい人を見ただけで胸がときめくことも。
マニア(狂気的な恋愛)は、嫉妬深さが特徴的です。相手を独り占めしたい、愛されていることを常に実感していたい、などの強い感情を持ちます。
この6つのパターンは上のような配置になり、相対する位置にあるタイプほど相性は良くないと考えられています。
例えば、ルダス(遊び)とアガペ(愛他的)の場合、自由奔放な恋愛タイプと尽くす恋愛タイプですから、自己犠牲を払ってまで尽くされる恋愛を重く受け止めてしまいます。
もしも気になる相手がいるのであれば、自分と相手の恋愛パターンを比較してみるのもいいかもしれません。
さりげなく過去の恋愛体験や恋をすると表れる特徴を聞いてみてください。
失恋するのが恐い
過去の辛い別れなどから「失恋するのが恐いから、恋愛がめんどくさい」と感じる人もいるかもしれません。
好きな気持ちを分かってくれなかった、自分の性格を受け入れてもらえなかった、愛されている実感が持てなかった。
失恋に至るまでの経緯は様々ですが、恋人と別れた後の心に穴が空いた状態は何とも耐え難いものです。
少し話しはそれますが、傷ついた心を癒す方法についても、男女によって違いがあると言われています。
男性は飲酒やドライブなどをしたり、一人旅をするのに対して、女性はやけ食いやショッピングなどで発散する傾向にあるのだそうです。
また、辛い失恋から「恋愛がめんどくさい」と感じるのであれば、とことんその悲しみと向き合ってから新しいスタートを切ることをオススメします。
中途半端な状態で心の整理がつかないでいると、ついつい昔の恋人と好きな人を比べてしまったり、無意識のうちに元カレ(元カノ)を思い出してしまうこともあるはずです。
まずは別れた事実を認め、悲しんでいる自分を受け入れることです。
そしてポジティブに「彼(彼女)と出会えたことで成長できた自分」として向き合っていきましょう。
必要であれば、思い出の品を処分する、連絡先を変える、髪型や服装を変えるといった思い切った行動もアリだと思います。
その他にも、失恋してから一人の時間を期限付きで持つのも効果的です。「半年は彼氏(彼女)を作らずに自分磨きに励もう」といった具合に。
過去の失恋としっかり向き合うことで、気持ちよく次の恋愛をスタートさせることができるでしょう。
辛い経験を乗り越えてこそ、相手に優しく接することができたり、素直な愛情表現ができるものです。
めんどくさい恋愛を克服するためには
以上がOfeeからお届けする「恋愛がめんどくさいと感じる人へ贈るアドバイス6つ」になります。
自分に自信が持てないことや、相手の魅力を知る難しさ、辛い過去の失恋などが「恋愛をめんどくさいと感じる理由」になる可能性は大いにあると思います。
しかしながら、誰かを好きになること、深い関係になることは、一人の人間として大きく成長できる機会でもあるはずです。
何かと理由をつけて恋に臆病になってしまうのであれば、どこかで気合いを入れて積極的に行動する期間も必要です。
恋愛経験が少ないから、明るい性格ではないから、自分には魅力がないから、といったネガティブな感情はひとまずクローゼットの中にでもしまっておきましょう。
素敵な出会いはたくさんある、自分の魅力を分かってくれる人はいる、過去の恋愛を活かして次は上手くいく、とポジティブに考えることができれば、それだけ足取りも軽くなると思います。
最初の一歩を踏み出してしまえば「あれっ、意外とすんなり進める」と感じるものです。
「めんどくさい恋愛」ではなく「自分を成長させる恋愛」だと思って、行動してみてください。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
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