大人になったとしても、好きな人との初めてのデートは緊張するものですよね。
「どんな服装をしたらいいのか」とか「何を話せば盛り上がるのか」などのように不安になることも少なくありません。
誰でも自分の印象を良くしたいと考えると思いますが、緊張から空回りして無口になってしまった、エスコートするつもりが逆にリードされてしまった、なんて苦い経験をしたことがある人もいるのではないでしょうか。
そこで今回は「初めてのデートで役立つポイントのまとめ」をご紹介していきたいと思います。
これから新しい恋愛をスタートさせたい方に、好きな人をデートに誘おうか迷っている方に、シャイな自分を克服したい方に、少しでも参考にしていただけたら嬉しいです。
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初めてのデートを成功させるためには
- 初めてのデートの誘いは一言を添えて
- 印象は3回会うことで決まる
- 初めてのデートこそ気軽に
- 恋愛は人を盲目にする
- 好意を抱く適切な距離とは
- 初めてのデートで話題に困った時は
- 最初と最後の印象を良くする
- 何度も会うことで好感度も上がる
初めてのデートの誘いは一言を添えて
誰でも気になる人をデートに誘うときは緊張するものですよね。「嫌われたらどうしよう」とか「断られたら気まずくなる」とネガティブに考えてしまうことも少なくありません。
そんな初めてのデートの誘いをする際に役立つちょっとした心理テクニックがあります。
心理学ではカチッサー効果と呼ばれているもので、お願いごとをする時に何か一言を添えると受け入れやすくなるという心理効果です。
例えば、ストレートに「デートしてくれませんか?」と伝えるよりも「二人きりで会いたいので、今度デートしてくれませんか?」と理由を添える方が承諾率も高くなると考えられるのです。
その他にも「スイーツが好きなんだけど、女性ばかりで気まずいから」とか「パソコンに詳しくないから買い物に付き合ってほしい」などのようにお願いごとをきっかけにデートに誘うのも効果的でしょう。
普通に考えれば何かと理由をつけてデートに誘うのは、どこか回りくどいような印象を持ちますが、理由があるからこそあまり深く考えずに承諾してしまうのかもしれませんね。
もしも気になる人を初デートに誘う時は「ちょっとした理由を添えて」と意識してみてください。
印象は3回会うことで決まる
恋愛でもビジネスでも第一印象は大切ですよね。心理学でも人は最初に持った印象に強い影響を受ける「初頭効果」と呼ばれる心理効果があります。
初めて二人きりのデートをするというのも、ある意味「異性としての第一印象が決まる」とも言えると思います。
また「人の印象は3回会うことで固定化される」というスリーセット理論と呼ばれるものもあります。
これは初対面での外見やしぐさ、言葉遣いなどから相手のおおまかな印象を決め、2回目で相手の印象を再確認し、3回目で固定化するという理論です。
つまり、初めてのデートを含め3回会うあいだに、その後の自分に対する印象が大きく決まってくると考えられるのです。
例えば、初めてのデートで食事をした際に1円単位まで割り勘にしようとすれば「ケチな男性」だという印象が強く残ってしまうかもしれません。
オシャレに気を配るあまり、香水をつけすぎれば「一緒に歩きたくない女性」として悪い印象を持たれてしまうことも。
しかしながら、反対に初めてのデートを含めた3回の間に良い印象を持ってもらえれば、その後に与えた悪い印象が残りづらいという利点もあります。
「初めてのデートだからといって無理をしてもしょうがない」ではなく「初めてのデートだからこそ、良い印象を持ってもらえるチャンス」だと考えてみてください。
初めてのデートこそ気軽に
好きな人と初めてのデートともなると「午前中はここへ行って、お昼はここで食事をして、夜はここで夜景を見て」と意気込んでしまう人も多いのではないでしょうか。
大好きな人だからこそ多くの時間を共にしたい、できるだけ長く一緒にいたいと思うのも当然のことだと思います。
しかしながら「あえて初めてのデートは短時間で切り上げる」というのも1つの恋愛テクニックです。
長時間一緒にいれば好意も大きくなるとは限りませんし、緊張から楽しいデートのはずが疲れるデートになってしまうかもしれません。
反対に、短時間で初デートを切り上げると、会えない時間が「もっと話しをしたい」とか「もう一度会いたい」といった気持ちを膨らませる期間になることもあります。
また短時間で切り上げるのであれば、初デートの質にこだわるべきでしょう。
雰囲気の良いお店やおいしい食事を一緒に取ることによって、相手に与える自分の印象も良くなることが期待できます。
例えば、仕事の合間をぬってちょっとオシャレなお店でランチを一緒に取るだけでも、立派な初デートになると思います。
「忙しい時間の中でも会いたい」という気持ちの表れにもなりますし、何よりも誘われた相手がそこまで緊張することなく気軽に会えるはずです。
恋愛は人を盲目にする
自分の印象を良くすることを意識するのも大切ですが、恋愛では相手の印象を冷静に分析するのも大切です。
よく「恋愛は人を盲目にする」なんて言葉を聞きますが、好きな人には何も欠点が無く、完璧な存在だと思い込んでしまう人も多いのではないでしょうか。
心理学でも「ハロー効果」と呼ばれるものがあります。別名では「後光効果」とも言われていますが、1つの際立った特徴から、他の要素まで底上げされてよく思える心理効果を意味します。
例えば、イケメンや美人といった外見的特徴から「性格もいい」と感じる、社長や役員といった肩書きから仕事ができると思う、といった具合です。
好きな人というのも何かしらの目立った特徴が強く印象に残っているものです。
ある程度の悪い印象を持ったとしても、見て見ぬフリをしてしまうのが人間の心理としてあると言えるでしょう。
今はそこまで気にならなくても、数か月も付き合えば「こんな人じゃなかったのに」とか「あの頃は優しかったのに」とマイナスの要素と思えてくるかもしれません。
もちろん、これは「相手のあら探しをすべきだ!」なんてことを勧めているのではなく、好きな人と初めてデートこそ先入観を持たないように心掛けることが大切、ということです。
良い所も悪い所も含めて相手を受け入れれば、後々になって「こんな人じゃなかったのに」といった不満が出ることも少なくなるでしょう。
初めてのデートを前にして期待を高めるのも結構ですが、相手を美化しすぎて欠点に気づかないのは避けたいところです。
好意を抱く適切な距離とは
恋愛相手との心の距離もそうですが、物質的な距離においても好意を計る1つの指標となることがあります。
例えば、そこまで親しくない間柄であれば、テーブルで座る位置は対面が理想的でしょう。
女性の中には冷静に相手の印象を見極めたいと考える人もいます。
また相手の本音や表情を読み取る上でも、横隣りではなく正面から会話をする方が分かりやすいものです。
相手はどんな人なのか、どんな表情をしているのか、自分に対して好意を持っているのか、などを見極めるためにも、適した座り位置だと言えます。
また一気に心の距離を縮めたいと思っているのであれば、横隣りになるシチュエーションが効果的です。
心理学でも「パーソナル・スペース」という人間の縄張り意識のような距離感があります。
このパーソナル・スペースは大まかに4つの距離に分かれており、中でも密接距離(0~45cm)は「恋人の距離」と呼ばれています。
初めてのデートでは、なかなか自然に近い距離になるのは難しいと感じるかもしれませんが、意外にも横隣りになることはたくさんあります。
例えば、映画鑑賞やドライブデート、混雑しているレジャー施設やコンサート、バーカウンターなどなど。
また好きな気持ちを告白する前に、近い距離を取って様子を伺うのもいいかもしれません。
自然に受け入れてもらえれば、それだけ好意を持たれていると考えられますし、反対に相手が違和感を覚えているようであれば、まだ心の距離も離れていると考えられます。
中には恥ずかしさから近くに寄れないと感じる方もいるかもしれませんが、相手からしてみれば「自分にあまり好意を持っていないのだろう」と誤解されてしまうこともあるでしょう。
好きな気持ちをさりげなく伝えるためにも、物理的な距離を縮めることで、心の距離も近づけてみてください。
初めてのデートで話題に困った時は
好きな人と初めてのデート、何を話せばいいのか分からず沈黙は続くばかり、相手もどこかつまらなそうにしている。
こんなシチュエーションは避けたいところですよね。
しかしながら、緊張から上手く話せない、どんな質問をすればいいのか分からない、自分のことばかり話してしまう、などのように悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
そんな時は「聞き上手になる」と意識的に接する方が得策だと思います。
盛り上がる話をしようとして、ついつい自分のことばかりアレコレ話してしまうと、相手が一方的に話しを聞くばかりになってしまうものです。
また心理学者のマズローが提唱した人間の基本的な欲求の中に「承認欲求」と呼ばれるものがあります。
これは「他人から認められたい」とか「優れていると分かってもらいたい」といった誰もが持っている欲求です。
会話においても、話しをする側よりも「自分の話しを聞いてもらえた」と感じてもらえるような聞き上手に徹する方が、相手も喜びを感じるというわけです。
加えて「相手の得意分野・好きなこと」について質問するといいかと思います。
自分が興味を持っていること、情熱を持っていることについて話すのを嫌う人はいませんし、自分の長所を知ってもらえたと感じれば嬉しくもなります。
初めてのデートで話題に困った時は、自分が話すことよりも「相手が話したくなるような質問」を意識してみてください。
最初と最後の印象を良くする
ビジネスでも恋愛でも第一印象が大切だとよく言われていますが、初めてのデート自体の最初の印象にも気を配りたいところです。
心理学でも「初頭効果」という、人は最初に抱いた印象が強く残る心理効果もあります。
例えば、初めてのデートの待ち合わせで遅刻をすれば「この人は時間にルーズな人」という悪い印象が強く残るかもしれません。
待ち合わせ場所としても、人が混雑しているような場所、寒かったり暑かったりする不快な環境から、相手に対する印象が悪くなることも考えられます。
反対に、ちょっとした良い景色が見える待ち合わせ場所、落ち着いた雰囲気のお店などで居心地の良さを感じてもらえれば、自分に対するイメージアップに繋がるでしょう。
また最初の印象と同様に強く影響を受けるのが「最後の印象」です。
どんなに素晴らしい1日だったとしても、最後の最後で悪いイメージを持たれては全てが台無しになってしまうものです。
ですが、強く印象に残りやすい特性を活かせば、ちょっとしたプレゼントを別れ際に贈る、帰りにキレイな夜景を見る、などのイベントがデート自体の印象を良くすることも可能なはずです。
初めてのデートを成功させるためにも「最初と最後の印象を良くすること」を意識してみてはいかがでしょうか。
何度も会うことで好感度も上がる
初めてのデートだからこそ良く思われたい、好きな気持ちをちゃんと伝えたいと思うものですよね。
でも、焦る気持ちから本来の自分ではない性格を演出したり、頑張りが裏目に出てネガティブな印象を与えてしまうこともあるかもしれません。
以前とある友人から「好きでもない人から告白はされるのに、好きな人には振り向いてもらえない」と相談されたことがありました。
理由は何となく察しがついていて、彼は好きな人の前になると極度に緊張してしまう癖があったのです。
恋愛対象として見ていない異性に対して自然体で気さくな性格なのに、好意を抱いている相手の前ではどこか不自然なくらいシャイになってしまいます。
元々の性格はすごく明るくて魅力的なのに、緊張からそれが表せないのは非常にもったいないことですよね。
そんな時こそ「何度も顔を合わせることで好感度も上がっていく」という単純接触効果を知っておくといいかと思います。
初対面に近い相手にはどうしても警戒心が働きます。そこから何度も顔を合わせるうちに、見慣れた顔になっていき、安心感を覚えます。その安心感が「居心地の良さ」となって好感度の上昇に繋がるわけです。
何をお伝えしたいのかと言うと「初めてのデートだからといって焦る必要はない」ということ。
好きな気持ちは1度にたくさん贈るよりも、小出しにして少しずつ贈る方が、受け取る側も受け止めやすいものです。
もちろん、自分に対する恋愛感情が無いと分かれば潔く身を引くことも大切ですが、徐々に好きな気持ちを伝えていく心の余裕も大切だと思います。
緊張から本来の自分の良さが伝われなければ元も子もありません。
何度も会うことでお互いの距離も縮まると知っていれば、きっと初めてのデートだからといって緊張し過ぎることもないでしょう。
リラックスした状態で、さりげない優しさを見せたり、こまめに連絡を取るなどして、ゆっくり二人の関係を深めてください。
初めてのデートを楽しむ
以上がOfeeからお届けする「初めてのデートの前に押さえておきたい8つのポイント」になります。
いかがでしたでしょうか?
「恋愛には奥手だから」とか「失恋するのが恐いから」と何かと理由を見つけては、好きな気持ちを抑え込んでしまう人もいるかもしれません。
心理学には「好意の返報性」と呼ばれるものがあります。
これは自分が与えた好意と同じくらい相手も好意を返そうとする心理を意味します。
逆説的に考えれば「何もアクションを起こさずに待っているだけでは恋愛は進展しない」とも言えるかと思います。
どんなに不器用だったとしても、好きな気持ちを思いやりのある行動で示すことが大切でしょう。
また「初めてのデートを素直に楽しむこと」も大きなポイントだと思います。緊張して困ったような表情ばかりしていては、一緒にいる相手も楽しめないものです。
もしも、初めてのデートでお困りの際は、今回ご紹介した8つのポイントを参考にしていただけたら幸いです。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
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