失恋から立ち直る方法

みなさんは失恋したときにどのような対処をしますか?別れの痛みを感じたときはコレ!という立ち直る方法を持っている人は安心ですが、意外と何をしたらよいかわからない人も多いのではないかと思います。

そこで今回はOfeeがまとめている心理学の中から「失恋から立ち直る方法10」をご紹介したいと思います。ある調査によると、失恋の苦しみから立ち直るまで(冷静な判断ができるまで)元恋人との過ごした日々の1割の時間を要するとも言われています。つまり3年付き合っていたとしたら、3か月半もの期間を必要とするわけです。

失恋から立ち直れる人と、そうでない人の違いは?多くの人が陥りやすい悪循環ともいえる考え方とは?などについても解説しています。恋愛に限らず人間関係においても、参考にしていただけたら幸いです。

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失恋から立ち直るために

 

 

失恋から立ち直る方法①:行動する

失恋から立ち直る方法1

恋人との別れを克服できない人の共通点は考えてばかりで「行動に移すことができない」ところに問題があります。失った過去に執着し、自分の気持ちに別れを告げられないうえに、待っていれば誰かしら救いの手を差し伸べてくれると思ってしまうのです。逆境に強い人こそ自ら行動に移します。立ち止まって考え過ぎてしまうのであれば、何かしら自分で行動する必要があると言えるでしょう。

大好きな失恋ソングを聞いてどっぷり悲しみに浸る、好きだった人の写真を眺めて良い思い出を振り返る。方法は人それぞれであり、どの解決法がベストかはためしてみないと分かりません。まずは新しい一歩を踏み出してみましょう。歩きだしてみると、意外とすんなり進める感覚を取り戻せるはずです。

 

失恋から立ち直る方法②:過去を恨まない

失恋から立ち直る方法2

失恋から得られるものは恨みではなく教訓です。人は誰しも辛い別れを経験すると、相手のせいにする、あるいは自分を責めるという2択の考え方になりがちです。しかし、実はもうひとつの考え方があります。それは「受け入れる」こと。なんでこんなに尽くしているのに報われないんだ?あんなに好きだと言ってたのになぜ浮気したの?こんなふうに自分や相手を責めるよりも、相手と別れた現実を素直に受け入れる方が大事です。

「そんなの当たり前じゃないか」「受け入れられなくて困っているのに」こう感じる方もいるかもしれません。しかし、思い出してみてください。失恋をして苦しいと感じているとき、無意識のうちに相手や自分を責めていませんか?素直に別れを受け入れている自分の姿を客観的にイメージすることも非常に大事なことです。恨み続けることで自分の人生を台無しにしてはいけません。

 

失恋から立ち直る方法③:区切りをつける

失恋から立ち直る方法3

失恋の寂しさや苦しさから逃れるために、次の恋人を探す人は、たいていうまくいかないものです。それは新しい恋人を好きになって始まった恋愛ではないから。よく孤独感を紛らわすために、集まって騒ぐことで解消しようとする人がいますが、自分の中で区切りをはっきりつけないうちにそれを行うのはオススメしません。別れの孤独感と向き合って、苦しみの時期を乗り越えてこそ、次の恋愛が実りあるものになるはずです。

また「なんてひどい男だったの!」「あんな女いない方がマシだ!」と虚勢を張ってしまうのもいただけません。相手を批判することで、失恋を合理化すればするほど、待っているのは元恋人に対する執着です。次の恋愛を始める前に、過去との区切りをつけ、同じ恋愛の繰り返しにならないよう気をつけてください。

 

失恋から立ち直る方法④:感謝する

失恋から立ち直る方法4

失恋であろうと、受験の失敗であろうと、仕事の大失態であろうと、人生で転んだ時に「ありがとう」と思うことが大切です。ただの「ありがとう」ではありません。早めに転んで良かった「ありがとう」と思うのです。順風満帆に過ごせる人生は羨ましいと思うものですが、人生の終盤に大きな挫折をして立ち直れなければ、素晴らしい人生だったとは思えないでしょう。早めに何度も転んで、その度に立ち上がり、生涯を通して成長していく考え方の方が充実した人生だと言えるはずです。

また、短期的な視野になることも避けたい点です。今だけを見れば、ただただ辛い思い出かもしれません。ですが長い目で見てください。この失敗をこの先の人生の中でどう生かせるのか?同じ局面になったときどう対処できるのか?転ぶことは必ずしも負の経験ではありません。

 

失恋から立ち直る方法⑤:上を見る

失恋から立ち直る方法5

失恋をして落ち込んでいるとき、どんな姿勢をしているでしょうか?ほぼ間違いなくうつむいて下を向いているはずです。ある心理学者は、2分間だけ両手を上に広げて見上げることでストレスを軽減する効果があると発表しています。思考に関しても同じこと。失敗を失敗と感じる人と、失敗を失敗と思わない人の違いは何でしょうか?それは失敗すると同時に「次はどう乗り越えてやろうか?」と上を向いている点です。

人は下を向いてもそこには何も無いことを分かっているにも関わらず、必死に何かを探してしまいます。ただ頂上を見つめている人は、つまずいても必ず上を向きます。辛い時こそ目線を上に向けましょう。決して下を向いて自己批判をしたり、失敗を引きずってはいけません。そこには何も無いのですから。

 

失恋から立ち直る方法⑥:意地を張らない

失恋から立ち直る方法6

失恋の痛みから表面的にだけ「私は不幸ではない」と意地を張ると、その痛みが和らいでいるような錯覚を起こします。不幸な人ほど自分が不幸であること認められない傾向にあるのです。反対に幸福な人は、不幸なことを認めることができる人です。例えるなら、不幸な人は味覚音痴で、幸福な人は味をよく噛みしめることができる、といったところでしょうか。

幸福な人ほど「認める力」に長けています。どんなに幸せなことを感じても、今の状態に満足することなく、この先もっと幸福なことが待っていると考えることができるのです。不幸な人は「私は不幸ではない」と自分に言い聞かせ、現状維持するのがベストなのだと思い込みます。肝心なことは今の不幸を認識して、幸せになれる次の行動を起こすこと。まわりに見栄を張る必要などどこにもありません。自分のペースで時間をかけて失恋と向かい合っていきましょう。あせりは禁物です。

 

失恋から立ち直る方法⑦:焦らない

失恋から立ち直る方法7

人間は心理的に病めば病むほど、行動の選択肢は狭まります。自らの身を守るために見当違いの行動に出てしまったり、心のコントロールを諦めてしまうこともあるでしょう。失恋から立ち直るのが早い人ほど、焦らず、どっしりと構えます。別れの苦しみは一瞬で無くならないこと、時が癒してくれることをよく理解しているからです。

私自身、苦い失恋をして、この先どうしようか悩んでいるときに親友の言葉に救われた経験があります。「今は話しを聞くことぐらいしかできないけど、時間が経てば必ず立ち直れるよ」人生の中で曇りの日もあれば、土砂降りの雨の日もあります。楽しくて仕方がない快晴の日もあるでしょう。心豊かな人生とは、悲しみの無いものではなく、悲しみを受け入れ、それを克服し、前に進むものです。止まない雨など、どこにもありません。

 

失恋から立ち直る方法⑧:完璧を求めない

失恋から立ち直る方法8

人間である以上、人生のどこかで大きい小さいに関わらず、いつかは失敗します。完璧を求める人ほど、自分の失敗を認めることができず、「なんで失敗したんだ、こうすればよかった」と後悔します。決して取り戻すことはできないことを承知の上で、失ったものに執着し続け、時間ばかり過ぎていきます。

気づくべきことは、失ったこと自体よりも、失ったことで嘆いている時間の損失です。恋が人を盲目にするように、失恋も視野を狭くします。完璧な自分を追い求めて、自分自身を否定し続けても、それはただ足踏みしているだけに過ぎません。自己嫌悪がプラスに働くことは一切ないのです。「失恋することもあるよ」と自分に優しい言葉をかけてあげてください。

 

失恋から立ち直る方法⑨:逃げない

失恋から立ち直る方法9

失恋から立ち直る際に最もやってはいけないこと、それは未解決のまま放置することです。目を向けたくない事実から逃げることで一時の安らぎは得られるかもしれませんが、次に備えることができなくなります。多くの人がやりがちなミスは、未来の自分に対して過度に期待すること。明日の自分は失恋の痛みを完全に克服している、そんなことはありません。明日の自分は、間違いなく今の自分です。

どんな悩み事であれ、その悩みに至るまでのプロセスが存在します。今悩んでいることは、今まで放置してきたものが累積し過ぎて崩れた結果であることに気づかないのです。誤りを犯したら、そのとき正せばいいだけのこと。そこから逃げてしまうと余計にひどい状態を招くことになります。一度に全てを消化する必要はありません。そして、その場から逃げずに痛みを受け入れることで、時間が経つごとに必ず小さくなります。大きな波のうねりは次第に小さな波となるように、心の痛みが引いていくのを想像してください。

 

失恋から立ち直る方法⑩:手紙を書く

失恋から立ち直る方法10

手を動かすことは私たちが思っている以上に大きな心理的効果を発揮します。その中でも手紙を書くことは、あたかも相手が目の前にいるかのように想像し、冷静に自分の気持ちを確認することができます。もちろん、書いた手紙を相手に送る必要はありません。わざわざ便箋に書かなくても、机の上にあるメモ用紙などで十分です。

また手紙を書く際のポイントもご紹介しておきます。この方法は、大きく分けて3つの構成からなっており、パートごとに用紙を分けることをオススメします。

  1. 別れた相手に対する自分の感情を書く
  2. その内容に理解を示す相手からの返事を自分で書く
  3. 最後に相手への感謝などの肯定的な感情を書く

第一のパートでは、怒り、寂しさ、恐れ、悲しさといった4つの感情をすべて書き出します。強く思うことから書き始めて、ひとつの感情を書き終えたら次の感情へと進みます。

第二のパートでは、最初に書いた手紙に対して、相手が理解を示している返事を自分で書きます。愛情を持って自分に優しい言葉をかけてあげてください。

最後のパートでは、許し、理解、感謝、信頼といった肯定的な感情を書きだします。自分は失恋から立ち直り、新しいスタートを切っていることを感謝の気持ちと共に伝えましょう。

何よりも大切なことは「相手を許している自分」を想像することです。気持ちを整理して、新しい一歩を踏み出せることを願っています。最後までご覧いただきありがとうございました。Ofee

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