仕事ができる人の特徴:ヘッダー画像

長い人生の中で、食事よりも睡眠よりも、多くの時間を費やすのが仕事です。

週に40時間ほど働いているとすれば、月に160時間、年間だと1920時間です。定年まで働くと考えれば、途方もない時間を仕事に使うことになります。

「効率よく仕事をしたい!」と誰でも思うところですが、さも楽しんでいるかのように仕事ができる人もいれば、失敗ばかりで思ったように仕事ができない人もいます。

そこで今回は「仕事ができる人の特徴のまとめ」として、私が出会った人々、本を読んで共感したことをズバっとマルっとご紹介していきたいと思います。

もっと楽しく仕事をしたいと考えている方に、転職して不安を抱えている方に、大きな一歩を踏み出そうとしている方に、少しでも参考にしていただけたら嬉しい限りです。

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仕事ができる人の共通点とは

 

 

特徴①:働く理由がお金ではない

仕事ができる人の特徴①:働く理由がお金ではない

仕事ができる人の特徴として、まず挙げられるのが「お金のために働いていない」という点があると思います。

では何のために働いているのか?

理由は人それぞれだとは思いますが、共通点としては「充実感を得るため」と言えるのではないでしょうか。

心理学でも働く理由として外発的動機と内発的動機があります。

外発的動機とは、周囲の評価を得るため、高い給料をもらうためなど、自分の内側からではなく外から受ける動機付けです。内発的動機とは、自分を成長させるため、好奇心を満たすためなど、自発的に生まれる動機です。

後者の方がモチベーションも維持しやすく、ストレスにも強くなると考えられています。

仕事ができる人の特徴としても、この内発的動機が大きな力になっており、結果的に誰よりも努力し成功を収められると思うのです。

別の言い方をすれば「物に執着しない」とも言えるでしょう。給料や地位、所有物よりも充実感を得る選択を心掛ける。仮に失敗したとしても、その過程を楽しむことができ、さらなる成長の糧として受け入れることができるわけです。

キレイごとだとか、社会の厳しさを知らないと言われようとも、やはり誰でも充実感を持って仕事をしたいという願望はあるはずです。

素直に自分の声に耳を傾け、充実感を得る選択を心掛ける。これだけでも少しは人生が明るくなると思います。

 

特徴②:自分の力を信じている

仕事ができる人の特徴②:自分の力を信じている

朝のスタートを上手に切れるかどうかは非常に大切なことです。

「今日も嫌々仕事をしなければならない」と思いながら目覚めるか「今日は新しいことに挑戦してみよう」と前向きに目覚めるのか、その日の仕事の出来が決まると言っても過言ではありません。

自分は社会の歯車の一部であり、選択する権利もないと思ってしまっては、できることもできなくなります。

一方で、自分の力を信じ、選んだ道を尊重できる人は、不可能だと思えたことでも粘り強く取り組み、可能にしてしまうものです。

自分の力を信じている人と、そうでない人の違いは何でしょうか?

私は「姿勢」だと思うことが多々あります。自信が無い人の姿勢は猫背で常に下を向いているのに対して、自信に満ち溢れている人は頭からつま先まで、一本の筋が通ったようにピンとしているのです。

私は小さい頃から姿勢が悪く、見かねた親が剣道を習わせました。身体的にも精神的にも多少強くなれたと実感できたのですが、今になって思うと「姿勢」が良くなったから前向きな思考を持てるようになったのだと思います。

姿勢が変われば言葉も変わり、言葉が変われば性格も変わる。体ひとつとっても、ポジティブな思考を築くための大きなきっかけになるはずです。

落ち込んでいるときや悲しみに負けそうなとき、私は「いかん、いかん」と言い聞かせながら姿勢を正すことがよくあります。

周りにいる「仕事ができる人の姿勢」はどうでしょうか?きっと、自分の力を信じていると同時に、姿勢も良いはずです。

 

特徴③:やらぬ後悔よりもやるリスクを取る

仕事ができる人の特徴③:やらぬ後悔よりもやるリスクを取る

大きな挑戦をしようとすると、ついついそれに伴うリスクを考えてしまうことがあります。

給料が下がったらどうしよう、上司に嫌われたらイヤだな、失敗して恥をかきたくない、などのようなネガティブな言葉で頭がいっぱいになるものです。

安全な道を選べば、恐れる必要も、何かに怯える必要もありません。

ですが、進んだ先でふと「あの時、ああしておけば」と思う瞬間は誰にでもあるはずです。小さな選択であるなら何事もなかったように忘れられますが、大きな決断であるほど後悔も比例して大きくなります。

しかしながら、仕事ができる人ほど「やらぬ後悔よりもやるリスクを取る重要性」をよく理解していると思います。

何かを失う恐怖よりも、自分の可能性に蓋をする行為の恐ろしさを知っていて、さも嬉しそうに進んでリスクを取れるような人です。

例え失敗しても、失うモノより得られることの方が大きいと考え、自分の限界を決めつけなければ、やれることはそれだけ多くなるはずです。

別の言い方をすれば「お金では買えない経験値を積み上げている」とも言えるでしょう。

仕事ができる人ほど、多くの失敗を経験して、それを成長の糧として吸収していると思うのです。

人生においても仕事においても選択の連続です。大きな決断こそ「のちのち後悔するか?しないか?」を基準に考えてみてはいかがでしょうか。

 

特徴④:柔軟な発想を持っている

仕事ができる人の特徴④:柔軟な発想を持っている

どんなに難しい問題でも、意外な方法で切り抜けたり、斬新なアイデアで解決できる場合があります。

仕事ができる人の特徴としても、柔軟な発想を持って取り組み、幾度となく困難を乗り越えられる能力があると言えます。

多くの人が「あの人は頭の回転が早いから」とか「きっと天才だからできた」と特殊な能力だと考えがちですが、そこにも共通点はあります。

それは「常識にとらわれないこと」です。

常識にとらわれないことは、同時に「周囲に流されないこと」でもあります。人の心理とは恐ろしいもので、大多数の人達がYesと答えればNoだと思っていてもYesと答えてしまうものです。

みんながみんな同じ方向を向けば、それだけ大きな力になる反面、個人の意志が反映されにくいというデメリットも考えなければなりません。

しかしながら、周りとは違う道を選べば、それだけ批判や非難を浴びることもあります。ここでも重要となってくるのは自信です。

いくら柔軟な発想を持っていたとしても、それを実行する行動力がなければ何もしていないのと変わりありません。

周囲の意見は参考程度に留めておき、批判や非難は「それだけ反対されるのなら、やる価値はあるはずだ」とポジティブに受け止めるべきでしょう。

失敗したとしても落ち込む必要はありません。進んだ先の景色は思い切って一歩を踏み出した者にしか見えないのですから。

高いハードルがあったとしても、飛び越える、くぐる、少し回り道をして回避する、踏み倒す、あえて立ち止まって考える、誰かの協力を得てどかしてもらうなどなど、いくらでも方法はあります。

大きな壁に直面したときこそ「ちょっと待てよ」と頭を柔らかくして考えたいものです。

 

特徴⑤:長期的な目で物事を判断する

仕事ができる人の特徴⑤:長期的な目で物事を判断する

忙しく働いていたり、切羽詰ってしまうと、視野が狭くなって目の前にある報酬を優先して考えてしまいます。

いけないことだと分かっていても「どうせバレないだろう」とか「利益を優先するためには仕方がない」と、ついつい短期的な報酬に目がくらむものです。

最近何かと話題になっているマンションの傾き問題や、大手自動車メーカーの排ガス問題などのように、短期的な利益を優先した結果、多大なる損失を生む場合もあります。

簡単な道、非合法な道を選ぶということは、短期的な利益から見れば効率的だと思えますが、長期的な見方をすれば非生産的な考え方だと言えるはずです。

一方で、仕事ができる人は長期的な目で物事を判断することができます。

どんなに小さな進歩でも一日の積み重ねが大きな進歩になると信じ、すぐに習得できる技術よりも、多くの時間と努力によって築き上げられたオリジナルの技術を大切にします。

周囲にやれ「早く辞めた方がいい」とか「できるはずがない」と言われても何のその。「ん?何か言った?」といった表情を見せては一心不乱に取り組むように。

本当に自分が大切にしたいこと、やり遂げたい事がブレてないので「回り道したとしても、結果的に目的地にたどり着く」といったところでしょうか。

私の友人は、仕事量も少なく給料の良い会社で働くか、仕事量は多けれど給料はそれなりの会社で働くか悩んでいました。結果的に「今は経験を積まなければいけない」と感じたそうで、後者を選びました。

どちらが正解かなんて答えはないと思いますが、お給料がいいという短期的な報酬よりも、経験値を積めるという長期的な報酬を選んだわけです。

今すぐ結果は出なくても、5年後10年後に「この決断をして良かった」と思える日が来るのではないでしょうか。

 

特徴⑥:ライバルは昨日の自分

仕事ができる人の特徴⑥:ライバルは昨日の自分

仕事ができる人というよりは「向上心の強い人」だと言えますが、他人に勝つことを求めるのではなく、あくまで昨日の自分をライバルだと考える特徴があると思います。

確かに競争心は自分を成長させるために大いに役立つものですし、原動力にもなります。その反面、「誰かを踏み台にして」だとか「自分の成長よりも他人の衰退を求める」などのように見当違いの考え方を持ってしまうことも。

「誰かに勝つ」という目標があったとして、もしもその相手がいなくなれば、あるいは自分の環境が変わったら、燃え尽きたようにモチベーションの低下が起きるかもしれません。

つまり、仕事ができる人は、常に向上心を持つために「ライバルは他人ではなく自分」だと考えているのではないでしょうか。

人の嫉妬・見下し・軽蔑といった感情や態度は、結果的に自分にとってマイナスの要素となって返ってくると感じるときがよくあります。

「他人よりも仕事ができると思われたい」と考えている人は、あくまで周囲の評価が自分を作り上げていると感じるものです。

一方で「昨日の自分よりも成長したい」と考えている人は、謙虚な姿勢を持って他人に接し、褒め言葉や批判を受けたとしても、最終的な評価は自分自身で決めると思うのです。

 

特徴⑦:チャンスを掴む準備を怠らない

仕事ができる人の特徴⑦:チャンスを掴む準備を怠らない

よく仕事ができる人の特徴としてよく取り上げられるのが「常にチャンスを掴むためのアンテナを張り巡らせている」という点です。

いつも誰かが背中を押してくれるのを待っている人は、いざチャンスが目の前に転がり込んだとしても、焦る気持ちから足をくじいたり、中には見て見ぬ振りをすることもあります。

仕事ができる人ほど、入念にチャンスを掴みとる準備をしているものです。

例えば、どうしても採用してもらいたい自分の提案があるとして、酒の席で上司と話しているとしましょう。

上司に「そのアイデアおもしろいね」と言われて、早急に企画書をまとめれば、それだけ意欲があるのだと思われるはずです。

さらに上をいくのなら、上司に褒められた時点で「実は企画書をまとめてありまして」とその場で渡すことができれば、どれだけ自分の熱意が本物であるか伝わると思います。

もちろん、時間と努力を費やしてきた準備が日の目を見ないことも。

それでも、ふと思い返して「そういえば、こんなアイデアもあったな」と閃いたり、修正を加えることで別の機会に活かすこともできるはずです。

「どうせチャンスは巡って来ない」と考えて過ごすのではなく、「いつでも掴む用意はできている」と準備をしておけば、それだけ飛び込む勇気を持てるものです。

「仕事ができる人ほど準備を怠らない」と言えるのではないでしょうか。

 

特徴⑧:休むことも仕事だと考える

仕事ができる人の特徴⑧:休むことも仕事だと考える

ワールドカップで歴史的な勝利を収めたラグビー日本代表の話題でニュースが賑わっていますが、世界一ハードな練習をしている代表としても有名です。

そんな過酷な練習スケジュールの中にも「スリープ」と呼ばれる時間が設けられているのをご存じでしょうか?

文字通り「寝る時間」です。

朝のトレーニングをして食事を取ったら寝る、またトレーニングしたら寝る、全体練習を終えてから寝る、といったように1日に数回ほど体を休める時間を取っているのです。

一般的に休むと言われると「怠ける」とか「だらける」といった悪いイメージを持ってしまうものですが、休憩を取る方が作業も効率的になることが分かっています。

つまり「仕事ができる人ほど休む大切さを知っている」と言えるはずです。

特にオススメしたいのが、一人の時間を設けることです。仕事から離れて、ゆったりとした自分だけの時間を持つことで、忙しく働いている頭を休めます。

多くの人が休まず四六時中働く方が効率的だと考えがちですが、仕事ができる人ほど仕事の質を高めようと考えるのだと思います。

一人の時間を持つことは決して怠けることではなく、自分の考えを整理する時間だと思えば、それだけ有意義なモノになるでしょう。

 

特徴⑨:執着心がない

仕事ができる人の特徴⑨:執着心がない

今ある地位や収入が安定していると、思い切った行動が取りづらくなります。失う物は何もないと行動できる人を羨ましく思える瞬間もあるでしょう。

大きな変化を目の当たりにした場合も同じだと思います。過去の栄光や成功に執着するあまり、その変化を受け入れられない人も意外に多いのではないでしょうか。

どんな人にも適応能力が備わっているのに、プライドや見栄、これまでに得たモノが足かせとなってしまうのかもしれません。

また「仕事ができる人ほど過去に執着しない」とも言えるはずです。

「あの頃はよかったな」とか「あの時の自分は輝いていた」と過去を振り返ってばかりの人がいる一方で、今生きている時代としっかり向き合える人もいます。

昨日は通用した方法でも、明日になれば全く通用しない。それほど変化の激しい世の中だからこそ、変化を脅威として恐れるのではなく、成長の糧として受け入れる適応能力が必要だと思うのです。

失敗したとしても全てを失うわけではない、命を取られることなどないのだから、思い切って取り組もう。

過去の遺物に対して執着心が無くなると、前を向く覚悟が芽生え、それが原動力となって大きな一歩を踏み出せるはずです。

何か大きな挑戦をしようとしたとき、真っ先に失うモノを考えたら、それが本当に守るべきモノなのか、それを抱えたまま生きる必要があるのか自分に問いかけてみることです。

余計な脂肪が減れば、それだけフットワークも軽くなります。別の言い方をすれば「仕事ができる人ほど物事を単純に考えることができる」と言えるかもしれません。

これから前進する自分の足元に余計な物が繋がれていないか、ぜひ確かめてみてください。

 

仕事ができる人とできない人は紙一重

以上がOfeeからお届けする「仕事ができる人の特徴9つをズバっとマルっと」になります。

尽きるところ、仕事ができる人とできない人の差は紙一重だと思います。

どんなに仕事ができる人でも慢心する気持ちから努力を怠れば、簡単に仕事が上手くいかなくなるでしょう。反対に、仕事ができない人がちょっとしたコツを掴むことで、見違えるように仕事ができることもあります。

小さな成長に目を向けることができれば、将来的には大きな成長となって自信を持てるはずです。

今回お伝えした内容を要約すると以下のようになります。

 

  1. 内発的動機付けで仕事に取り組む
  2. 誰よりも自分の可能性を信じる
  3. 挑戦するリスクを積極的に取る
  4. 固定概念にとらわれない
  5. 長い目で物事を考える
  6. 他人と比較しない
  7. チャンスを掴む準備を心掛ける
  8. 休む重要性を理解する
  9. 過去に執着しない

 

合わせて「自己評価が低い!そんな自分に自信を持つ方法のまとめ」もご覧いただけたらと思います。

最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

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