仕事でミスをしていつまでも引きずってしまう、失恋してから立ち直るまでに時間が掛かる、大きな挑戦を目の前にするとプレッシャーから本来の力を発揮できない。
精神的にタフになりたいと思っているものの、失敗や挫折を経験すると、ついつい「メンタルが弱い自分」が表れてしまうものです。
中には、いつも通りに取り組んでいるにも関わらず、思ったような結果を残せない、どこを改善すべきか分からないと悩んでいる人もいるのではないでしょうか。
いざ「精神的に強くなろう!」と思い立ったとしても、具体的にどんなことをすればいいのか、どんなふうに考えればいいのか迷ってしまうこともあるかもしれません。
そこで今回は「メンタルが弱い人へ贈る7つの考え方」と題して、メンタルを強くするコツについてご紹介していきたいと思います。
新しい挑戦を控えている方に、今の仕事をもっと意欲的に取り組みたいと思っている方に、プレッシャーに負けず突き進みたいと考えている方に、少しでも参考にしていただけたら幸いです。
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メンタルが弱い自分を強くするには
- 無理のないスタートを切る
- やる気が出ないのは次のステップへ移行するサイン
- とりあえず挑戦してみる
- 成功している自分の姿を想像する
- 周囲の意見は参考程度に
- 成長を妨げている重荷を外す
- 無意味な失敗など存在しない
無理のないスタートを切る
高い目標や大きな壁を目の前にすると「よし!頑張ろう!」と意気込みながらも、3日もすればモチベーションが下がってしまう人も意外に多いのではないでしょうか。
メンタルが弱い原因としても、適切な目標設定ができていない、ネガティブな感情のコントロールができていない、などが考えられるでしょう。
そんな時こそ「無理のないスタートを切る」と意識することが大切です。
何か仕事で新しい分野に挑戦しているとして、誰でも最初は「初心者」であるにも関わらず、さもプロフェッショナルに求められるような結果を得ようと努力する人がいます。
たしかに意識的に目標を高くして成長したいという思いは大切ですが、スタートから無理をすればモチベーションの急激な低下、慢性的なストレス、無気力感などといった様々な問題が出てきます。
「最初の一歩」が大きければ、その後の足取りも良くなるとは限りません。
大きな一歩を踏み出した分、次の日も同じくらい進めなければ「今日の自分はダメだった」とか「始めは順調だったのに上手くいかない」などといったメンタルが弱い自分が出てきてしまうこともあります。
一方で、無理のないスタートを心掛けていると、日に日に成長できている自分を実感できます。
すんなりスタートできた分、「最初に頑張り過ぎて自信を持てない自分」ではなく「少しずつ成長している粘り強い自分」というポジティブな印象を自身に持てるはずです。
つまり、最初の一歩は大きさではなく「適切な距離」にこだわるべきだと言えるでしょう。
長い目で見て継続的に取り組める一歩、最終的なゴールから逆算して1日に必要な進むべき距離などなど、物事に見合った適切なスタートこそ、メンタルを強くするコツだと思います。
メンタルが弱いことから「仕事を終えると燃え尽きたように疲れる」とか「モチベーションの維持ができない」と悩んだ時こそ、無理のないスタートを切れているかどうか確認してみてください。
やる気が出ないのは次のステップへ移行するサイン
自分のメンタルが弱いと感じる原因の1つとして「やる気が出ない」とか「継続して取り組めない」といったことがあります。
「継続して取り組むことができない自分」といった悪いイメージを持ち、ネガティブな感情ばかり抱いてしまう人も少なくありません。
しかしながら、やる気が出ない状況をポジティブに考えれば「これから成長できる余地がある」とも言えるのではないでしょうか。
やる気が出ない状態を「次のステップへ移行するサイン」として受け止めれば、新しい挑戦を見つける材料にすることもできるはずです。
また、永続的にやる気を維持するのは不可能であり「いつかはモチベーションが低下する」と認識しておくこともポイントです。
やる気が低下するのは当たり前のことだと前置きして、そういった状態になった際に準備をしておけば、何かしらの対策ができます。
例えば、クリエイティブな発想を必要とする仕事の場合、モチベーションが低下した際は単純作業をすることが効果的でしょう。
やろうやろうと思いながらも、ついつい後回しにしていた資料整理やコピー、散らかったデスクの掃除などです。
私自身もサイトの記事を作成している時に飽きてくると、掲載する無料画像素材の検索を行います。
何も考えずに作業することによって頭の中を1度リセットして、音楽を聴きながらリラックスできる状態で取り組んだりもします。
「モチベーションが下がった時はコレをする」といったルーティーンがあれば、何も進まずに焦るばかりの自分に悩まされることも少なくなるはずです。
ですから、やる気が起きない状態を認識した際は「モチベーションが下がったメンタルの弱い自分」ではなく「新しい挑戦をするいい機会を得た自分」として前向きに考えることをオススメします。
とりあえず挑戦してみる
メンタルが弱い人の特徴として「後悔ばかりしてしまう」といったことがあります。
「たら・れば」で物事を考え、今の状況が悪ければ悪いほど「もしあの時、ああしていたら」とか「挑戦していれば、もっと違った道を歩んでいたかもしれない」と後悔するものです。
入念な準備にこだわるあまり「今の自分には実力が足りないから」と言って断る人や、周囲のプレッシャーから「失敗した姿を見せるくらいなら、始めから諦めてしまえばいい」と考えてしまう人もいるでしょう。
「後悔しない人生を歩みたい」とは誰もが思うところですが、自信の持てない自分、プレッシャーに弱い自分などが足かせとなって、挑戦を目の前にして尻込みしてしまうことも少なくありません。
そんな時こそ「挑戦した・しなかった後のこと」について冷静に考えておきたいところです。
挑戦をしなかった場合、後々になって「もしかしたら」と答えの出ない質問を自分に投げかけることが多くなります。
挑戦しなかったことに対してアレコレ考えたところで答えは出ないにも関わらず、美化した自分の姿を想像してしまいがちです。
一方で、挑戦して仮に失敗に終わったとしても、こういった答えの出ない質問を自分に投げかけることはありません。
つまり、どちらにしても挑戦して損をすることはないと思うのです。
成功したら素直に自分に自信を持てばいいし、失敗したとしても「あの時ああしておけば」といった後悔をすることもないわけですから。
メンタルが強い人ほど「とりあえず挑戦してみる」と考え、フットワークが軽いものです。「失敗したとしても挑戦しないよりかはマシ」だということをよく知っているのでしょう。
もしも、大きな挑戦を目の前にして尻込みしそうな時は「失敗したとしても得るモノはある」と考えてみてください。
後悔ばかりするメンタルが弱い自分を克服するためには、実際に行動に移して良くも悪くも結果を得ることが大切だと思います。
成功している自分の姿を想像する
もしかしたら給料が減るかもしれない、やりがいのある仕事には就けないかもしれない、ストレスを抱え込みすぎてうつ病になるかもしれない。
誰でも将来的な不安を持ってしまうものですが、こういった先行きの見えない不安によってメンタルが弱くなることがあります。
危機管理能力と言われれば聞こえはいいですが、精神的な負担やストレスを考えれば、余計なエネルギー消費にもなりかねません。
こんな時こそ「現在抱えている不安は、まだ起きていないこと」だと認識すべきでしょう。
給料が減るのも、やりがいのある仕事に就けないのも、うつ病になるかもしれないのも「まだ起きていない未来の不安」に過ぎません。
もちろん、ただ楽観的に見過ごせばいいというモノではなく「目の前にある作業に支障をきたすような不安は今持ち込まないようにする」ということです。
また、どうせ未来のことを前倒しにして考えるのであれば、成功している自分の姿を想像するべきでしょう。
成功している自分は何をしているのか、どこに住んでいるのか、どんな家に住んでいるのか、何の仕事をしているのか、家族は何人いるのか、ペットは飼っているのか、どんな恋人と一緒にいるのか。
より具体的に細かな成功している自分の姿を思い描いておけば、人生における大きな決断や壁に対して、自分の価値観でベターな選択ができるはずです。
何よりも明るい未来を前倒しして感じることで、今の生活にも良い影響を与えることができます。
まだ起きていない不安を抱えて今を生きるのか、成功している自分の姿を想像しながら今を生きるのか、いずれにしても選択できるのは自分自身でしかないと思います。
周囲の意見は参考程度に
メンタルが弱いと感じる特徴の1つとして「外部からの意見に左右されやすい」というものがあります。
仕事が上手くいって褒められれば上機嫌になり、ミスをして叱られれば目に見えて落ち込んでしまう。
こういった浮き沈みが激しい分、精神的に疲れてしまったり、何のために自分が頑張っているのか疑問に思うことも増えてくるかもしれません。
また外部からの意見の中でも、特に注意しておきたいのが非難や批判といった攻撃的なたぐいのモノです。
周囲の評価に敏感になっていると「どうせ失敗するのだから、やめた方がいい」とか「よく無駄なことに時間を割けるね」などの心ない言葉に傷つくことがあります。
気にしない気にしないと心掛けていても、いつまでも胸のどこかでモヤモヤした感じが残るものです。
こういった周囲の意見に影響を受けやすいことからメンタルが弱いと感じている場合は、自分で自分の評価をつける習慣が役立つと思います。
褒め言葉や称賛の声、はたまた非難や批判の声を受けたとしても、最終的な評価は自身で行うということです。
「よく頑張った」とか「才能がある」などの褒め言葉をもらったとしたら、嬉しい気持ちを感じつつも、自分なりに上手くできなかった点、もっと改善できる点を見つけようとします。
反対に心ない批判の言葉を受けたら「たしかに大きなミスをしてしまった、でも以前の自分と比べれば少しは成長できているはず」とか「それだけ困難なら、逆に挑戦する価値はあるはずだ」と前向きに考えることができるでしょう。
メンタルが弱い自分を克服するためにも、褒め言葉も批判も参考程度に留めておき、最終的な評価は自分自身でつける習慣を意識してみてください。
成長を妨げている重荷を外す
「いつまでも同じことの繰り返しで進歩できているのか不安」とか「思うようにスキルを伸ばすことができない」などのように、自分の成長を実感できないこともメンタルが弱い要因になりえます。
小さな成功体験を積み上げることが大切だと頭で分かっていても、結果にとらわれるあまり「成長できない自分」に苛立ちを覚えることも少なくありません。
では、自分の成長あるいは成長意欲を妨げている重荷には、どういったものがあるのでしょうか?
その中の1つとして「過去の栄光」があると思います。
自分が輝いていた時代、賞を取ったこと、1番になったこと、など自信をつける素晴らしい経験にも関わらず、成長するときに重荷になってしまうのです。
例えば、新しい分野で仕事の幅を広げようと考えた際、以前の仕事でそれなりの実績を上げていると、基本から学ばなければならないところを「自分の力ならこんなこと学ばなくても大丈夫」といって過信してしまうかもしれません。
あるいは高いプライドが災いして、せっかく参考になるような指摘をもらったとしても「人の指図は受けない、俺は俺のやり方でやる」と言って聞く耳を持たないこともあるでしょう。
ですから、何か新しい挑戦をするときは、過去の栄光にこだわらず「初心に戻って一から取り組む姿勢」が大切だと思います。
また初心者という言葉はどこかネガティブな印象を持ちますが、成長できる余地を考えれば無地のキャンパスであり、知識や経験の吸収率が高いという利点もあります。
「今の自分には何もない」とネガティブに考えるよりも「何もないからこそ、これからできることもたくさんある」と前向きに考えるべきでしょう。
反対に経験や知識が成長の妨げになっていると気づけば、謙虚な姿勢や柔軟な発想を持てるはずです。
成長を実感できないメンタルが弱い自分に気づいた時こそ、余計な重荷を抱えていないか確認してみてください。
身軽になった分、新しい挑戦に対する足取りも軽やかになるはずです。
無意味な失敗など存在しない
失敗続きで自信が持てなくなると「なんて自分はメンタルが弱いのか」と思ってしまう時がありますよね。
「こんなこともできないのか」とか「何度同じミスをすれば気が済むのか」と、自分を責め続けるようなネガティブな言葉を自身に投げかけてしまうことも。
メンタルが弱い自分を克服するためにも、こういった「失敗に対する免疫力」を高めることはとても大切です。
例えば、同じ失敗を経験したとして、いつまでもズルズルと自分を責め続けるような言葉ばかりを投げかけている人がいる一方、落ち込むのはほどほどにして失敗の中から成長できた部分を見つけるのが得意な人もいます。
両者の大きな違いは「切り替えの早さ」だと言えるでしょう。
別の言い方をすれば「落ち込むことによる時間の損失を認識しているかどうか」とも言えます。
落ち込むことで得られるモノは何でしょうか?反省、後悔、悲しみ、などなどマイナスの感情しかないように思えませんか?
「後悔ばかりしていても何も変わらない、失敗の中から上手くできたことを見つけ出して成長の糧にするしかない」
どんな失敗の中にも得られるモノは必ずあります。むしろ成功体験よりも、過去の失敗から得た教訓の方が役立つことも多いものです。
落ち込む時間はほどほどにして「無意味な失敗など存在しない」と3回くらい自分に言い聞かせたところで、悩むことよりも考えることにシフトチェンジしていきましょう。
失敗を引きずって悩んでしまう時こそ「時間の損失」を意識して、失敗の価値を見出すことができれば、きっと「メンタルが弱い自分を克服」するのに役立つはずです。
関連記事:プラス思考になる方法8つのまとめ
メンタルが弱いからといって焦る必要はない
以上がOfeeからお届けする「メンタルが弱い人へ!仕事で自信をつける7つの考え方」になります。
メンタルが弱いと感じることは、ポジティブに考えれば自分の弱さを自覚しながらも成長する意欲をもっている証拠だと言えるのではないでしょうか。
ちょっとした考え方のコツを実践することで、意外な場面で役立つこともあります。
何よりも焦らず徐々にメンタルを強くしていく意識が大切になってくるでしょう。
1日や2日でメンタルが強くなったとしても、短期間で強くなった分、弱くなるにも時間は掛からないものです。
一方で、緩やかにメンタルを強くしてく余裕を持ち合わせていれば、多少の浮き沈みがあったとしても、最終的には以前よりも比べものにならない精神的なタフさが身に付くはずです。
最後に今回お伝えした7つの考え方を要約しておきます。失敗して落ち込んだ時、自信を失ってネガティブになりそうな時に、少しでも役立ててもらえたら嬉しいです。
- 肩の力を抜いて無理のないスタートを切る
- やる気が出ないと感じたら、自分を成長させる良い機会として活かす
- 挑戦して失敗したとしても、やらずに後悔する時間を節約できる
- まだ起きていない不安ではなく、成功している自分の姿を思い描く
- 周囲の評価は参考程度に留めておき、最終的には自分の価値観で評価する
- 成長できていないと感じたら過去の栄光などが重荷になっていないか確認する
- 失敗は成長の糧であり、できるだけ早く切り替えることを心掛ける
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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