プラス思考になる方法8つのまとめ:ヘッダー画像

毎日を明るく元気に過ごすためにプラス思考になりたい。

仕事が忙しくなったり、失敗続きになると「気づけばマイナス思考になっていた」なんてこともあるかと思います。

また無理やりポジティブに考えようとすると、どこか違和感のある表情や、ぎこちない仕草になって表れるものです。

プラス思考な人はどんな習慣を持っているのか、どんな考え方をしているのか、そんなコツがあればぜひとも知りたい!と思う方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は「プラス思考になる8つの方法」について、いくつかの考え方をご紹介していきたいと思います。

明日から元気に仕事をするために、コミュニケーションを円滑にするために、職場の雰囲気を良くするために、少しでも参考にしていただけたら嬉しいです。

スポンサーリンク

 

プラス思考になるには

 

  1. 失敗に備える
  2. 落ち込みタイムを設定する
  3. 大きい困難は分割すればいい
  4. 手を動かす
  5. 疲れたら休む
  6. 終わりよければ全てよし
  7. 他人と比較しない
  8. 完璧主義はもろ刃の剣

 

失敗に備える

プラス思考①:失敗に備える

挫折や失敗を経験したとき、プラス思考ではなくマイナス思考になってしまう人も多いかと思います。

冷静に考えればそこまで深刻ではない問題でも「なんで自分はこんなこともできないのか」や「もう人生終わりだ」などのように受け止めてしまうものです。

プラス思考になる方法としても、この挫折や失敗に免疫をつけることは大いに役立ちます。免疫をつけること、それは「失敗することを前提として考え、予測し準備をしておくこと」です。

プラス思考らしかならぬ何ともネガティブな発想だと思われるかも知れませんが、これはただ不安になるわけではなく「失敗するのが当たり前だと想定しておくこと」です。

例えば、不意に後ろから殴られると、身構えていない分、衝撃も大きくなります。では、相手(失敗)が殴ろうとしていることが分かっているならどうでしょうか?

できるだけ衝撃を和らげようと防御態勢を取ったり、余裕があれば避けてかわそうとするはずです。

起こりうる失敗を想定しておけば、実際に起きた際には冷静に対処できますし「思った以上にひどい状況にはならなかった」なんて思えるわけです。

そして、成功体験を得た際には「この成功は数々の失敗の上に成り立っているモノ」だと認識しましょう。

10個の失敗が1つの成功に繋がったと考えれば、決してそれらは無駄なモノではありません。

逆説的に考えれば「成功するためには、それだけ多くの失敗を必要とする」とも言えるかもしれませんね。

大きな壁に直面しそうなときこそ「起こりうる最悪の事態とは?」と想定しておけば、失敗を成功の糧として受け入れられると思います。

 

落ち込みタイムを設定する

プラス思考②:落ち込みタイムを設定する

どんなにプラス思考な人であっても、落ち込むときは落ち込みます。

では同じ物事を経験したとして、いつまでも引きずって考えてしまうマイナス思考の人と切り替え上手なプラス思考の人に分かれる大きな違いとは何でしょうか?

それは「ONとOFFの時間を明確にしていること」だと思います。

この切り替え能力が低いと、嫌な事、辛い事を経験した時に「出口の見えない悩み方」をしてしまうものです。

またOFFの時間を持てない人は「考えても仕方がない、いっそのこと忘れてしまおう」などと見て見ぬフリをして、後で痛い目に合うかもしれません。

一方で、プラス思考がしっかりしている人は「落ち込むときは落ち込もう」と起きた事柄と向き合えることができます。

別の言い方をすれば「落ち込みタイムを設定する」とも言えるでしょう。

失恋でも、受験でも、仕事の失敗でも「落ち込むために必要な時間」を設定して、それを乗り越えた自分を認識することです。

例えば、仕事でミスをして落ち込んでいるとします。回復までに必要な「落ち込みタイム」を30分に設定して、とことんミスが起きた原因と改善策を考えます。

完璧に原因を追究する必要も、パーフェクトな解決策を見つける必要もありません。重要なことは「切り替えを意識すること」です。

時間が来れば「はい、閉店ガラガラ!」と言わんばかりにシャットダウンしてしまいましょう。

事柄の大きさによっては落ち込みタイムを多めに取るのもアリです。もちろん、期限を明確に設定することをお忘れなく。

「出口の見えないマイナス思考の悩み方」ではなく「切り替え上手なプラス思考」を意識してみてください。

 

大きい困難は分割すればいい

プラス思考③:大きい困難は分割すればいい

大きな問題に直面すると、焦り、緊張、不安といった感情から本来持っている力を発揮できないことがあります。

「解決できるわけがない」とか「絶対に無理だ」とネガティブな感情が先行して、冷静に考える余裕が持てない人も少なくありません。

そんな時こそ「大きい困難は分割して飲み込もう」と考えてみましょう。

1度に全てを解決しようと意気込めば、あれもこれもと何から手をつければいいのか分からなくなります。

まずは問題をカテゴリー別に分ける、解決すべき優先順位をつける、できる事とできない事に分ける、などして細かく分割することです。

大きな困難を一度に飲み込もうとすれば、消化不良を起こしたり、喉に詰まる危険性もあります。(同時進行で手をつけた結果、何も進まない。過度に問題を大きく受け止めて諦めるなど)

食べる前に細かく切り分け、よく噛んで飲み込めば、そんな事態にはならないはずです。

心理学には「目標の欲求勾配仮説」と呼ばれるものがあります。

これは「設定した目標までの道のりが近くなるほど、モチベーションも高まり、達成しようとする気持ちも強くなる」という仮説です。

つまり、どんなに不可能だと思える困難であっても、1つ1つのゴールが小さければ、それを成し遂げようとする意欲が湧いてくると考えられるのです。

プラス思考になるためにも、大きな困難ほど細かく分割して考える方法をためしてみてください。

関連記事:目標設定をする8つの心得

 

手を動かす

プラス思考④:手を動かす

私は建築関係の専門学校を卒業したのですが、課題でどうしても良いアイデアが思い浮かばない時、ある先生にアドバイスを求めました。

するとシンプルながら、とても重要な意見をもらいました。

それは「とにかく手を動かしなさい」という言葉です。

その先生は、頭であれこれ悩むよりも、実際に手を動かしながら考える方が「いいアイデアは閃く」ということを経験的に知っていたのでしょう。

これはプラス思考になるためにも大いに役立つことだと思います。

悩み事を抱えていると、ついつい黙り込んで頭で考えようとします。しかしながら、いくら考えたところで「実際に行動に移した経験値」にはかないません。

例えば、上のアドバイスをもらった後、私はできるだけ多くの建築模型を作ったり、図面を書いたり、実際に建物を見に行ったりしました。

すると不思議なことに、少しずつではあるものの、全く手につかなかった課題を進めることができたのです。

プラス思考を育てる上でも「とにかく行動に移す」という言葉に置き換えられるはずです。

頭だけを使って考えるのではなく、問題点を紙に書き出す、人に会って話を聞く、資料を調べる、現場へ足を運ぶなどして「とりあえず動く」ことが大切だと思います。

もしも問題解決に行き詰ってどうしようもないときは、ぜひとも「とりあえずビール」ばりに「とりあえず動く」とプラス思考になって行動してみてください。

最初の一歩させ踏み出してしまえば、後はすんなり進めるはずです。

 

疲れたら休む

プラス思考⑤:疲れたら休む

プラス思考になるためにはONとOFFの切り替えが大切だと述べました。思考の切り替えと同じくらい大切なことが「体を休める」ということです。

何とも基本的なことですが、意外にしっかり体を休められる人は少ないように思えます。

もしかしたら四六時中悩む癖がついてしまって、せっかくの休みなのに頭も体も休めないのかもしれません。

効率的な作業を考えた場合、休むことなく働いた方が効率はいいと思いがちですが、長期的なパフォーマンス、モチベーション維持を考えれば休憩をはさむ方が効率的だと分かっています。

「私はプラス思考だから問題ない」と自覚していたとしても、休む間もなく働けばどこかで燃え尽きたり、やりがいを持てなくなることは十分に考えられます。

最も注意すべきことは「疲れている自分に気づけなくなること」です。

人間は完璧ではありません。疲れている自分を無視して頑張ってしまうと、何かしらの問題が出てきます。

まずは健康的な体作りを意識すること。適度な運動、バランスの良い食事、良質な睡眠を取ることです。

プラス思考だから健康なのか、健康だからプラス思考なのか。

答えは両方だと思います。入口は違っても、どこかで密接に繋がっているものだと言えるのではないでしょうか。

いきなり全速力で走り出すのではなく、徐々にスピードを上げつつ適度なメンテナンスを行ってください。

 

終わりよければ全てよし

プラス思考⑥:終わりよければ全てよし

おそらく、この記事をご覧になっている多くの方は「プラス思考になる方法」について興味があることと思います。

そこで1つ質問。

「昨日の夜は何をしていましたか?あるいは、寝る前にどんなことを考えていましたか?」

もしかして仕事を家に持ち帰って続けていた、あれこれ悩んでなかなか寝付けなかったなど、あまり良くない状態のまま1日の終わりを迎えていませんでしたか?

心理学には最後の印象が強く残る「親近効果」と呼ばれるものがあります。

例えば、パソコンを買いに行って店員さんにいくつかのオススメを聞いたとします。その中でも最初と最後に紹介されたパソコンが強く印象に残りやすいということです。

(最初に与えられた印象が強く残ることを初頭効果と言います)

これは1日の印象においても同じことが言えます。

どんなに楽しいデートでも、最後の最後で嫌な思いをすれば全てが台無しになってしまうものです。

1日の終わりを「良い状態」あるいは「悪い状態」にするかで、その日の印象を決定づけるとしても過言ではありません。

ですから、眠りにつく前に「ポジティブな考え方」を習慣づけていきましょう。

「プラス思考になるための日記」として、嬉しかったこと、楽しかったこと、成し遂げたことを書き出してみるのもいいかもしれません。

どんな些細なことでも結構です。

朝の満員電車で座ることができた、たまたま立ち寄ったカフェのコーヒーがおいしかった、読んだ小説がおもしろかった、などなど。

小さな幸せに気づき「終わりよければ全てよし」と1日の締めくくりを意識してみてください。

 

他人と比較しない

プラス思考⑦:他人と比較しない

プラス思考になる上で、大きな妨げとなるのが「他人との比較」です。

人は周囲と同じことをすると安心します。街中で数人が空を見上げれば、それにつられて見上げます。大多数の人がYESと答えればNOと言いにくくなります。

大勢の意見が一致すれば、それだけ大きな力になる一方で、まわりと同じでなければ不安でしょうがいないと感じることもあるはずです。

自分の価値観を持つという意味でも、他人とは比較せずに物事を考えることはプラス思考を育てる助けになります。

例えば学校で、ある生徒が先生に褒められたとしましょう。

他人と比較する癖のある生徒は「私の方が頑張っているのに、なぜあの子ばかり」と自分と相手を比べてしまいます。

自分の価値観をしっかり持っていると「たぶん、あの子は大人から気に入れられる性格なのだろう」とか「どうすればあの子みたいに好かれるようになるのか」と考えるかもしれません。

成功体験に関しても同じことが言えます。

ある音楽コンクールで優勝したとしても、他の生徒が「もっと大きなコンクルールで活躍した」と聞いて気にしてしまうと、あたかも自分の成功体験が小さく思えてしまうものです。

「彼は彼、私は私」と考えれば、どんなに小さな成功体験でも気づくことができます。

他人と比較する傾向が強い人は、それがプラス思考の妨げになっていないか注意してみてください。

 

完璧主義はもろ刃の剣

プラス思考⑧:完璧主義はもろ刃の剣

今でこそ、のほほんとした性格の私(自称)ですが、以前は空気が読めないほどバカ真面目な時期がありました。

完璧主義にこだわり、すべてにおいて全力で取り組み、他人のミスを見つければここぞとばかりに指摘していたものです。

ふり返ってみると「なんて嫌な性格だったのか」と恥ずかしさでいっぱいになります。(迷惑をかけた皆様ごめんなさい)

ただ、そんな嫌な性格の中でも得たモノがあります。それは「完璧主義はもろ刃の剣」だということです。

例えば、バカ真面目だった私は遅刻をする人が許せませんでした。

「なんで時間通りに到着できないのか」とか「子供じゃあるまいし」と口に出さずとも、不機嫌な態度が目に見えていたと思います。

そんなとき、あれだけ他人の遅刻を嫌っていた私が大遅刻をしてしまったのです。

もう尋常じゃないくらい焦りました。普段から「遅刻なんてありえない」と言わんばかりの態度を取ってきたわけですから。

しかし、驚いたことに周囲は「そんなこともありますよ」と遅れてきた私に優しい声をかけてくれたのです。建前だったとしても、すごく救われました。

お伝えしたいのは「他人に厳しくするほど自分が同じ状況に直面したときは相応のストレスがかかる」ということです。

もちろん遅刻はいけません。でも、完璧主義が災いしてストレスを感じやすい体質になってしまうのは、もっといただけません。

プラス思考になるためにも、ぜひ肩の力を抜いて「失敗することもあるさ」と気楽に考えてみてください。

関連記事:人生に疲れた時に役立つ8つの考え方

 

プラス思考になる方法を継続して行う

以上がOfeeからお届けする「プラス思考になる方法8つのまとめ」になります。

落ち込みやすい人がすぐにポジティブな考え方に切り替えようとすると「なんか無理している自分が辛い」とか「自分らしくない」と感じるかもしれません。

ですから、あせらず徐々にプラス思考を育てようと取り組んでみてください。

すぐに効果は出なくても、継続して行えば「気づけば落ち込む回数が減った」なんて思えることも増えてくるはずです。

完璧主義が原因でイライラしていないか、誰かとの比較が落ち込む原因になっていないか注意する。

1日の終わりを良い状態で迎えるために、頑張ったご褒美として「高級プリン」を食べる。

疲れている自分を見て見ぬ振りをしていないか、休息は十分取れているのか。

抱えている悩みを1つの大きな塊としてとらえていないか、不意打ちの失敗ばかりで衝撃が大きくなっていないか、などなど。

ちょっとマイナス思考が働いたときに、今回ご紹介した8つのプラス思考になる方法を思い出していただけたら嬉しいです。

最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

スポンサーリンク