楽観的になる方法7つのまとめ:ヘッダー画像

どんな失敗も楽観的に受け止め、すぐに再スタートが切れる。落ち込んだ姿を見たことがない。何気ないことでも嬉しそうに話している。

このような楽観的な人になりたいと思っていても、ついつい後悔ばかりしてしまう、不安に思うことが増える、失敗を引きずる、といったことは誰にでもありますよね。

楽観的という言葉の意味を調べてみると「深刻に悩んだりせず、物事を良い方向に、気楽に考えること」と記されています。

何事も前向きに考えることができれば、ストレスを抱えることも少なくなりますし、他人から見た自分の印象も良くなるでしょう。

しかしながら、いざ「楽観的になろう!」と思い立っても、具体的にどんな方法があるのか、どんなふうに考えればいいのか、分からないものですよね。

無理に明るく振る舞うだけでは「どこかカラ元気な自分に違和感がある」とか「逆にストレスが溜まって疲れてしまう」と感じることもあるかと思います。

そこで今回は「楽観的な人の特徴や考え方」について、いろいろとまとめてみました。

悲観的な性格を克服したい方に、失恋して落ち込んでいる方に、毎日を明るく元気に過ごしたい方に、少しでも参考にしていただけたら嬉しいです。

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楽観的な人の特徴とは

 

 

よく話す

楽観的になる方法①:よく話す

私の周りにいる楽観的な人は「よく話す」という特徴を持っています。

楽しいことがあれば「実はこの前、こんなことがあってさ」と話す。嫌なことがあれば「ちょっと聞いて欲しいんだけど」と打ち明ける。

話すこと自体が一種のストレス解消方法でもありますよね。

一人で悩み続けたり一人で考え続けても、答えが出ずにフラストレーションが溜まることもありますし、話すことで自身の考えを整理することもできます。

しかしながら、マイナスの感情を受け取る側への配慮も必要でしょう。

不平不満を聞くことは決して気持ちの良いことではありませんし、会うたびにそうなってしまっては「もう会いたくない」と思われてしまうこともあるかもしれません。

また話す相手によっては、ただ単に人の不幸を知りたい、噂話として誰かと共有したい、などと良からぬ考えを持っている人もいます。

マイナスの感情を外に出そうとしているのに、そのことがきっかけで余計にストレスを感じてしまっては意味がありませんよね。

ですから信頼関係を築けている人に聞いてもらう、あるいは職場以外の人に相談する、楽観的になれた後は感謝の言葉を忘れない、といったことを意識するのも大切だと思います。

また男性に相談事を持ちかける際は、一言「ただ聞いてもらいたい」と伝えておくのがオススメです。

男性は女性に比べて相手に共感するといったことが得意ではありません。相談をされれば「解決しなくては」と感じて、アドバイスを与えることを優先してしまうものです。

最初にハッキリと「話しを聞いてもらうだけでいい」と目的を伝えておけば、聞くことに集中してもらえるでしょう。

楽観的な人ほど「マイナスの感情を伝えられる関係をたくさん持っている」とも言えるかもしれませんね。

どうしても一人で悩み続けて落ち込んでしまいそうな時は、素直に相談を持ちかけることを1つの選択肢として持っておいてください。

 

答えの出ない問いかけをしない

楽観的になる方法②:答えの出ない問いかけをしない

楽観的な人ほど「後悔をしない」とか「割り切って考えられる」ということがあるかと思います。

別の言い方をすれば「事実を素直に受け入れられる」ともなりますが、答えの出ない問いかけを自分にしないよう心掛けるのも楽観的になる方法の1つだと言えるでしょう。

悩みや不満の中には「どうすることもできない問題」もあります。

下手に悩み続けてしまうと「どうして俺ばっかり」とか「アイツのせいで」などのようにイライラは積もるばかりです。

そんな時こそ「もう思い出すのはやめよう」と見切りをつければ、余計な苛立ちを覚えることも少なくなるはずです。

また、どうしても悩んでしまう、イライラしてしまう、という方には「考える期間を設定する」という方法がオススメです。

例えば、過去の失敗について落ち込んでいたとします。3日間は徹底的にその失敗について考える!などのように期限付きで向き合うのです。

どうすれば失敗せずに済んだのか、同じような場面に遭遇したらどう対処すべきか、どんな感情を抱いたのか、などなどできる限り細かく分析します。

「期間が過ぎたら考えるのをやめておこう」と前もって決めておけば「こんなに悩んでも答えは出ないのか」と再確認できますし、いつまでも引きずることもないはずです。

楽観的に考えるためにも、答えの出ない問いかけをしている自分に気づき、ズルズルと悩み続けてしまうようであれば「期限付きで考える方法」をためしてみてください。

 

8割うまくいけば成功だと考える

楽観的になる方法③:8割うまくいけば成功だと考える

完璧主義な性格の人ほどストレスを感じやすいものですが、楽観的な人は「8割うまくいけばいい」といった良い意味での緩さを持っているのではないでしょうか。

何事も完璧に100点を取ろうとすると、できない自分に苛立ちを覚える、同じように努力しない部下にイライラする、自分ばかり頑張っていることに虚しさを感じる、といったことがあります。

もちろん、求めている結果以上の努力をすることは大切ですが、どこかで力を抜かないと燃え尽きたように疲れて、逆に効率が悪くなる場合もあるはずです。

恋愛にしても、いきなり満点に近い彼氏(彼女)だと思われれば、付き合っていくうちに見えてくる素の部分がマイナスに思えてくることもありますよね。

80点くらいの印象なら、交流を深めるうちに「まだこんな一面もあったのか」と新しい発見をして嬉しく感じるものです。

また完璧主義な人ほど「冷たい・厳しい・近寄りがたい」といったあまり良くない印象を持たれてしまいやすいように思えます。

一方で、いい意味での緩さを持っている楽観的な人は「暖かい・優しい・親近感がある」といった好印象を持ちやすいのではないでしょうか。

つねに全力で走り続けることは短期的な目で見れば効果的ですが、長期的に考えるとケガやモチベーション低下といった思わぬ落とし穴に出くわす可能性が高くなるものです。

楽観的に物事をとらえるためにも「8割うまくいけば成功」と肩の力を抜いてみてください。

 

比較対象が自分の中にある

楽観的になる方法④:比較対象が自分の中にある

楽観的な人ほど「自分の価値観を持っている」ということが言えるかと思います。

つねに誰かと自分を比較する癖が身に付いてしまうと、どんなに満足のいく結果を残せても「でもあの人の方がすごい」と悩みが尽きることはありません。

反対に、他人を見下すことで自信を保とうとするにしても、自身が同じ状況になった場合に過剰なストレスとなって返ってくることもあるはずです。

いずれにしても、他人と自分を比較することで得られるのはメリットよりもデメリットが多いように思えます。

例えば、苦手なタイプの代表格「自慢したがる人」を前にした場合はどうでしょうか。

「海外旅行はやっぱりいいね。100万円も買い物しちゃったよ!」と自慢され、比較対象が他人にあると「うちはこんなに苦労しているのに」とイライラを感じるものです。

自分の価値観を持っている楽観的な人は、「すごいね~」とか「うらやましい」と取り繕うことはあっても、たいして大きなストレスにはならないでしょう。

また、どうしても比較してしまうようであれば、他人ではなく「過去の自分」と比べてみてはいかがでしょうか。

「できた・できなかった」を周囲との平均点で評価するのではなく、自分の物差しで評価します。

自分にしか気づけないようなポイントを自身で褒めることができますし、仮に上手くできなかったとしても「あの時の自分は調子がよかったのだな」と納得できるはずです。

誰かと自分を比べてストレスを感じた際は、楽観的な人の特徴「比較対象は過去の自分」を思い出してみてください。

 

時間が解決してくれることを知っている

楽観的になる方法⑤:時間が解決してくれることを知っている

「のんびり構える」とか「何事も焦らない」というのも楽観的な人の特徴でしょう。

ツラい経験や大きな失敗があっても「時間が経てば自然と立ち直れることをよく知っている」とも言えるかもしれません。

不安や緊張から「どうしよう!」と焦ってしまうと、余計にプレッシャーを感じる、立ち直るのが遅くなる、といった悪い方向に進みがちです。

時間が解決してくれるとして楽観的に考えられると「いま恥をかいておけば後々役に立つ」とか「長い目で見ればたいした挫折ではない」と前向きにとらえることができます。

怒りや憎しみといった感情も同様に、今すぐ解消したい!と考えると攻撃的な言動や行動で表れるものですが、「時間が経てば忘れるさ」とのんびり構えると、それほど気にはならないものです。

私自身も大失恋をして友人から「今はつらいかもしれないけど、時間が経てばそんなこともあったって笑いながら話せるよ」という励ましの言葉に助けられた経験があります。

「あっそうか、すぐに立ち直ろうとするから大変に思えるのか」と気づけたわけです。

仕事や将来の不安に関しても、長期的な目線で視野を広く取ることは大切だと思います。

「急がば回れ」という言葉もあるように、遠回りだと思える道ほど、思ってもみなかった発見や新しい出会いがあるものです。

時間短縮、早期解決、即決即断が功を奏する場合もありますが、じっくり構えて情報収集する余裕も持ち合わせておくべきでしょう。

焦りや不安を感じた時こそ、楽観的な人の特徴「時間が解決してくれることを知っている」を意識してみてください。

 

褒め上手である

楽観的になる方法⑥:褒め上手である

楽観的な人ほど「褒め上手だなぁ」と思えることが多々あります。

髪型を変えれば「髪切った?すごく似合っているよ!」、失敗しても「着実に仕事には慣れて来ているから落ち込むことはないさ」、職場でも「○○さんは仕事が早いね!本当に助かるよ」といった具合です。

なぜ楽観的な人は褒め上手なのか?それは「自分自身を褒めるのも上手だから」だと思うのです。

相手の長所や得意分野を見極めるのが得意になると、同じように自分について評価する際も「伸ばすべきポイント」や「自分に向いていること」に目を向けられるようになります。

例えば、身近にいる楽観的な人に「1分間で自分のすごいと思えることをできる限り言ってみて」と質問してみると分かりやすいかもしれません。

似通った褒めポイントではなく、「料理が上手」や「遅刻をしない」などのように様々な視点から見た自分の長所を挙げるのも楽観的な人の特徴だと言えると思います。

「相手を褒めることは自分にとってもプラスである」と考えれば、褒め言葉をかける気恥ずかしさも少なくなるでしょう。

それでも何を褒めればいいか分からない!という方は、過去の経験の中で「褒められて嬉しく感じたこと」について思い出してみてください。

小学生の頃に先生から「絵が上手い」と褒められて嬉しかった、努力している過程を評価してもらってやる気が出た、何気ない友達の褒め言葉から元気をもらった。

「他人から見た自分の長所」を教えてもらうのは、誰でも嬉しく感じるものです。

楽観的になる方法としても、まずは相手を褒めるところから始めてみてはいかがでしょうか。

関連記事:褒め言葉をかけるコツ8つのまとめ

 

意欲的に新しい挑戦をする

楽観的になる方法⑦:意欲的に新しい挑戦をする

私の友人で「英語が全く喋れないのに語学留学した30代の男性」がいます。

私が「いきなり英語だけの生活になるのは不安じゃなかったの?」と聞くと、楽観的な彼は「ジェスチャーすれば大抵の事は大丈夫だと思ったし、同じように英語を学ぶ学生もいるから平気だったよ」と答えたのです。

10代20代の若者ならまだしも、30代という年齢で語学留学をするのはとても勇気のいることですよね。

「意欲的に新しい挑戦をする」というのも楽観的な人の特徴だと思います。「不安や緊張よりも好奇心の方が勝っている」とも言えるかもしれません。

悲観的な人が「失敗したどうしよう」と思い止まっている一方で、楽観的な人は「とりあえずやってみよう」とあっさり行動に移せるものです。

最初の一歩させ踏み出してしまえば「意外とすんなり進める」と気づけることはよくありますよね。

また大きな挑戦とまではいかなくても、日頃からちょっとした変化を加えることで気分転換をするのも大切だと思います。

気になっているレストランに入ってみる、話したことがない部下と昼食を取る、自宅のお風呂ではなく銭湯に行ってみる。

ハードルが下がればそれだけ行動に移すのも簡単ですし、イライラしている時、落ち込んでいる時ほど、こういった小さな変化によってリフレッシュできることもあります。

悲観的に物事を考えてしまっている時こそ、楽観的に「新しいことに挑戦してみよう」と考えてみてください。

 

楽観的になると視野も広がる

以上がOfeeからお届けする「楽観的になる方法7つのまとめ」になります。

楽観的に考えることの最大のメリットは、視野を広げていろいろな可能性に気づけることだと思います。

下を向いたまま自分のダメな所ばかり探すよりも、しっかり前を見ながら新たな可能性を探す方がワクワクしますよね。

またどうしても悲観的になってしまう時は、何かしら1つの方法を続けてみるのもオススメです。

例えば、私は不安や緊張を感じた時、自分に「大丈夫」という言葉を3回繰り返すようにしています。

仕事で失敗した時は「(大丈夫)いつでも挽回できる。(大丈夫)前回よりも上達している。(大丈夫)全てを失うわけではない」といった具合です。

落ち込んだ時は運動をする!傷ついたらこのアーティストの音楽を聴く!ツラい時こそ笑う!といったように「自分だけの楽観的になれる方法」を持っておくのも効果的だと思います。

悲観的に考えてやる気が起きない、不安ばかり積もる、立ち直りが遅いと感じた際は、今回お伝えした7つの方法を思い出していただけたら幸いです。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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