怒らない人から学ぶイライラしない7つの方法:ヘッダー画像

ストレスから部下に八つ当たりしてしまった。些細な口喧嘩がきっかけで恋人と別れてしまった。夫(妻)の言動にイライラしてしまう。

「怒り」という感情から非生産的な行動を取ってしまったり、モチベーションが著しく下がってしまうことってありますよね。

「怒らないようにしよう、怒らないようにしよう」と考えるほど、ドツボにハマって物に当たる、やけ食いやけ酒をする、睡眠不足になる、などを経験したことがある方も多いのではないでしょうか。

しかしながら、同じような物事を経験しても「全然怒らない人」がいます。

「仏様なの!?」と思えるくらいにいつもニコニコしている、嫌味を言われても全然気にしない、怒った顔を見たことがない。

「あんなふうに怒らない人になりたい」と羨ましく思えるものですが、その人なりのイライラ解消法やストレスを溜め込まないコツを持っているのではないでしょうか。

ということで今回は「怒らない人の特徴やイライラしない考え方」についてまとめてみました。

職場の人間関係を良好にするため、パートナーとの結婚生活を充実させるため、毎日を楽しく過ごすために、少しでも参考にしていただけたら嬉しいです。

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怒らない人の特徴とは

 

 

口調を柔らかくする

怒らない人①:口調を柔らかくする

あまり怒らない人ほど口調が柔らかく、注意されたとしてもすんなり受け入れられるものです。

反対に、感情をぶつけるように怒る人、ストレスを発散させるように怒る人は、声が大きい、言葉遣いが粗くなる、一方的に喋るといった特徴があるかと思います。

自分が発した言葉は相手だけではなく、自分の耳にも届いているわけですから、怒りやすい人の口調というのは「喋れば喋るほど怒りやすくなるもの」だと言えるでしょう。

ですから、相手のミスを指摘する際やイライラしている時こそ「口調を柔らかくする」と意識するのも効果的だと思います。

例えば、リラックスした状態での話し方とストレスを感じている時の話し方を比較してみるのもいいでしょう。

人によって怒りという感情の表し方はさまざま。ある共通の特徴が見つかることで、それが「怒りやすいスイッチ」だと気づけることもあります。

「なんで」とか「どうして」といったWhy?を多用する、会話のテンポが早くなる、怒鳴るような大きい声になる、ネガティブな表現を使う、といった具合です。

いざストレスを感じた際に「話すテンポだけはゆっくり」とか「大きい声を出すのだけはやめておこう」と注意しておけば、冷静になってから「なんであんな感情的になってしまったのだろう」と後悔することも少なくなるはずです。

自身のストレスを無くすためにも、怒らない人の特徴「口調が柔らかい」を意識してみてください。

 

多くを求めすぎない

怒らない人②:多くを求めすぎない

怒らない人の特徴として「多くを求めすぎない」ということがあると思います。

逆説的に考えれば、怒りやすい人ほど「相手に対して多くを求めてしまう」とも言えるかもしれません。

期待をすること自体が悪いわけではありませんが、過度に期待しすぎてしまうと、必要以上にストレスを感じてしまうこともあります。

例えば「自分はこんなに一生懸命に仕事しているのに、誰も評価してくれない」とか「私はこんなにも愛しているのに、あなたは何も分かってくれない」といったように。

そんな時こそ「求めすぎている自分に気づく」ということが大切です。

どんなに期待しても、相手が思った通りの結果を残せない場合もあります。怒ること自体が期待の表れだとしても、余計なプレッシャーを与えてしまいパフォーマンスが低下することもあるでしょう。

過度に期待しすぎている自分に気づき、少しハードルを下げれば、それだけイライラすることも少なくなるはずです。

時間に正確な人は相手が5分遅刻しただけでストレスを感じます。何でも完璧にこなそうとする人は、簡単なところでミスをする同僚にイライラするでしょう。恋人に尽くし過ぎる人は、同じくらい尽くしてもらうことを求めているのかもしれません。

多くを求めれば、それが得られなかった場合のストレスも大きくなるものです。

怒らない人の特徴「多くを求めすぎない」を意識して、求めすぎている自分に気づき、少しハードルを下げてみてはいかがでしょうか。

 

怒る目的について考える

怒らない人③:怒る目的について考える

どんなに怒らない人であっても、何かしらイライラすることはあります。それでも感情に左右されず、冷静に自分の意見を伝えられるのはなぜでしょうか?

それは「明確な目的意識を持っているから」だと思うのです。

部下を注意するにしても、子供を叱るにしても「どうして怒らなければならないのか?」とか「怒ることで何を得ようとしているのか?」と立ち止まって考えてみてください

相手が間違っていることに気づいてもらうため、効率良く仕事をするため、二人の関係を良好にするため、などなど何かしらの目的があるはずです。

そこに目を向けず感情的になると、ただ単に自分の不満をぶつける、相手を侮辱する、批判的な態度を取る、などのような目的に相反する行動を取ってしまうことが多々あります。

恋人との口喧嘩にしても、伝える前に「もっと親密な関係にするため」という目的意識を持っているか、考えずに言いたいことを何でも伝えるとでは、相手の受け止め方も違ってくるでしょう。

別の言い方をすれば「感情の爆発を防ぐためのラインを設定する」とも言えるかもしれません。

最終的なゴールがどこか分からないまま怒っていると、ついつい余計な一言が増えてしまったり、全く別の問題や過去の出来事まで持ち出してしまうこともあります。

怒る目的について考えておけば「これはコレ、それはソレ」と割り切って伝えることができますし、余計なストレスを抱えることも少なくなるはずです。

相手のミスや言動を指摘する際は「伝える目的」や「得たい結果」について考え、感情的に怒らない人を目指してみてください。

 

別の視点から物事をとらえる

怒らない人④:別の視点から物事をとらえる

怒らない人ほど相手の立場になって考えられる、柔軟な考え方ができる、固定概念にとらわれない、といった特徴があるのではないでしょうか。

人はストレスを感じると視野が狭くなり、偏った考え方になってしまうものです。

私の友人で「これぞ怒らない人!」と思える男性がいます。

彼が電車に乗っていたときのことです。別のサラリーマンふうの乗客と肩がぶつかり「気をつけろ!バカヤロー!」と怒鳴られたそうです。

私が「それは災難だったね」と気遣ったものの、彼は笑顔で「きっと仕事で嫌なことでもあったんだろうねぇ」と答えました。

普通に考えれば肩がぶつかっただけで怒鳴る必要はありませんし、下手をすれば口論に発展して警察を呼ぶ事態にもなりかねません。

でも彼は「相手がイライラしているのだから、それなりの理由があるのだろう」と考えたわけです。

もちろん実際に怒鳴った相手に何があったのかは分かりません。

しかしながら、イライラしている相手と同じ土俵に立って争うことほど無意味なものはありませんよね。

別の視点から物事をとらえるためには、たくさんの人と交流することが効果的でしょう。

1つの業種の中だけではなく、別の分野で働いている人の意見や考え方を取り入れる。その道の成功者と呼ばれている人の著書を読んでみる。日本基準ではなく世界基準で考えてみる。

たくさんの見解を知れば、それだけ視野も広がりますし、イライラしそうな時に「あの人だったらどんなふうに考えるだろう?」と参考にもできると思います。

嫌な思いをしたりイライラした際は、怒らない人の特徴「別の視点から物事をとらえる」を意識してみてください。

 

コンディションを整える

怒らない人⑤:コンディションを整える

疲れていると怒りやすい。何とも当たり前のことですが、疲れている自分を見て見ぬ振りしてイライラを蓄積させてしまう人も多いのではないでしょうか?

普段なら全く気にならない他人の言動や仕草が目につくようになり、タバコを吸う量が増える、お酒をたくさん飲む、睡眠不足になるといった悪循環にハマることもあります。

でも怒りやすい原因が明確である分、対処する方法も簡単ですよね。しっかり体を休めてコンディションを整えることで、大きく改善できるはずです。

「簡単に怒らない人ほど体調管理をするのが得意」とも言えるでしょう。

コンディションを整える上で、特にオススメしたいのが「ちょっとの早起き」です。

1日のスタートに余裕を持たせれば、朝から「遅刻しそうだ!やばい!」などとイライラすることもありません。少し早起きした分、寝つきも良くなります。

また実際にストレスを感じた時の対処法としては「その場を離れる」というのも効果的だと思います。

怒りを感じたら「少し頭を冷やしてきます」と周囲に伝えて、クールダウンする時間を設けます。

そして、頭を冷やしている間は「イライラしている原因」について考えないでください。せっかく場所を離れてクールダウンするのに、アレコレ考えてしまっては余計にストレスを感じてしまいます。

イライラは雪だるま方式に増えていくようなものですから、1度リセットさえできれば溜め込むこともありません。

「何も考えず、少しずつ穏やかな気持ちになっていく自分をイメージする」といったところでしょうか。

恋人との口喧嘩にしても、30分休憩ルールのようなことを前もって決めておくといいかもしれませんね。

疲れを感じた時こそ「怒りやすい状態」であると認識し、怒らない人の習慣「コンディションを整える」を意識してみてください。

 

ネガティブな思い込みを無くす

怒らない人⑥:ネガティブな思い込みを無くす

怒らない人ほど何事も楽観的に受け止められるものですが、反対にネガティブな先入観を持ってしまうとそれがイライラの原因になってしまうこともあります。

「どうせ上手くいかないに決まっている」や「誰も評価してくれないだろう」とやる前から考えていてはモチベーションも下がる一方です。

私自身もどちらかと言うとネガティブな思い込みが強い方でした。

誰かがヒソヒソ話しをしているのを見かければ「悪口を言われているのかもしれない」とか、相手が不機嫌な態度を取れば「もしかしたら自分のせいかもしれない」といったように。

でもある時、思切って直接本人に尋ねてみました。すると、自分の予想とは全く別のことを話していたり、不機嫌になっている原因は他にあることが分かったのです。

その時はじめて「あっ、全部自分の勝手な思い込みだったのか」と安心したのを覚えています。

もちろん、実際に悪口や嫌味を言われていたこともあったかもしれません。でも大切なのは「ネガティブかつ勝手な思い込みをしている自分に気づくこと」だと思うのです。

それからというもの、イライラした際は自分自身に「本当にそうなのか?」と問いかけるようになりました。

「そうかもしれないし、そうじゃないかもしれない。いずれにせよ、気にしないのが一番だろう」

こんなふうに納得して怒るきっかけを無くしていったのです。

「怒らない人ほどネガティブな思い込みに気づくのが早い」とも言えるかもしれませんね。

「あの人は私のことをバカにしている」とか「わざとミスしたに違いない」と怒りを感じた際も、ネガティブな思い込みが先行していないかチェックしてみてください。

 

相手ではなく自分を変える

怒らない人⑦:相手ではなく自分を変える

怒らない人の考え方として「相手ではなく自分を変えようと心掛ける」といったことがあるのではないでしょうか。

誰でも自分の思い描いた結果を得たい、指示した通りに仕事をしてほしい、尽くした分だけ愛されたいと思うことがあります。

しかしながら「不本意な結果に終わる・部下が同じところでミスをする・愛されている実感が持てない」となると、誰かに責任を押し付けたり、憎しみや怒りといった負の感情を抱いてしまうかもしれません。

そんな時こそ「まずは自分の考え方を変えてみよう」と柔軟に対応するのがいいでしょう。

例えば、休みの日に家でゴロゴロしている夫がいたとします。

相手(夫)を変えようとすると「休みの日くらいは家族サービスをしてほしい」とか「たまには家事を手伝ってほしい」と考え、ストレスは増すばかりです。

反対に自分の考え方を変えようとすれば「仕事で疲れているからしょうがないか」と納得できたり、「注意したところで口喧嘩になるだけだから寝かせておこう」と冷静な判断ができると思います。

相手を思い通りに動かそうとするよりも、自分の考え方や受け止め方を変えてしまう方が簡単ですよね。

「怒らない人ほど素直に相手を受け入れられる」とも言えるかもしれません。

「最近、なぜか怒りっぽいな」と感じた際は、まずは自分を変えることから始めてみてください。

 

怒らない人ほどすぐに行動する

以上がOfeeからお届けする「怒らない人から学ぶイライラしない7つの方法」になります。

私が出会ったイライラしない人たちの特徴としては「怒らない人ほど行動力がある」という共通点があるように思えます。

不満に思うことがあればその場でハッキリ伝える、疲れていると感じればしっかり休む、一人で悩み続けるのではなく誰かにアドバイスを求める、といったところです。

また表情は笑顔が多く、姿勢もどことなくピンとしているイメージもあります。

人は怒ると「黙り込む・物に当たる・下を向く」といった反応をするものですが、リラックスしている自分の姿を思い出して、ストレスを溜め込まない状態を意識してみるのもいいかもしれませんね。

笑顔になれば怒るのも難しいですし、姿勢を正せば気分もスッキリするはずです。

怒りという感情と向き合うのは簡単なことではありませんが、自ら積極的に何かしらの変化を起こすことが大切だと思います。

怒りっぽい自分に気づいた際は、今回お伝えした7つの方法を少しでも参考にしていただけたら幸いです。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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