彼氏(彼女)が他の女性(男性)と話しているだけでヤキモチを焼く。同僚の出世を心から祝福できない。幸せそうな人を見るだけで妬んでしまう。
嫉妬深い性格というのは、相手に対して攻撃的な態度を取ったり、自己否定とも思えるようなネガティブな感情を持ちやすいものですよね。
「嫉妬深い性格から抜け出したい!」と思っても、具体的にどんなふうに考えればいいのか悩む、あるいは見当違いの方法から「羨ましい」とか「許せない」といった感情が余計に強まってしまうこともあるかもしれません。
また恋愛における彼氏彼女の関係、出世や地位といった仕事に関わること、収入や高級品といった見栄、幸福か不幸せか、夢があるのかそうでないのか、などなど嫉妬深い種類にも様々な形があります。
妬まない方がストレスもなく印象も良くなると頭では分かっていても、ついつい恋人を束縛する、誰かの悪口を言ってしまう人もいるのではないでしょうか。
そこで今回は「嫉妬深い性格と向き合う方法」について、いろいろとまとめてみました。
ヤキモチを焼き過ぎて彼氏(彼女)との関係が上手くいっていない方に、素直に人の幸せを喜べないと悩んでいる方に、自分に自信が持てない方に、少しでも参考にしていただけたら嬉しいです。
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嫉妬深い性格を治すためには
傷ついている自分を認識する
嫉妬深い性格を改善するためには、まずは傷ついている自分をしっかり認識する必要があるかと思います。
例えば「彼氏(彼女)が飲み会で他の人を好きになるかもしれない」という不安は「愛されなくなるのが恐い」という自分の感情であるということ。
仕事で同僚の出世を目の当たりにして「なんで俺(私)ではなくアイツが」と感じた際は、羨ましいと思っている自分を素直に認める、といった具合です。
妬みという感情は、相手に対する攻撃的な言動や行動に繋がりやすいものです。
「恋人がいるのだから飲み会なんて行く必要はない」とか「出世した後に大きな失敗をすればいいのに」と歪んだ考え方をしてしまうことも。
そうなる前に一歩踏みとどまって「あっ、自分はこんな感情を抱いているのだな」と気づくことができれば、相手に向けた怒りや悲しみも少しは和らぐはずです。
嫉妬深くなっているのは「自分の心が傷ついている」というメッセージである、とも言えるかもしれません。
傷ついている自分を認識することができれば、それを癒す方法を冷静に考えられます。
先ほど例に挙げた彼氏(彼女)の飲み会に関して言えば、命令口調で「飲み会なんて行くな!」と束縛するよりも、自分が不安になってしまうことを恋人に伝える方が得策でしょう。
好きな気持ちから来る嫉妬心ですが、えてしいて相手を突き放してしまうような言動や行動を取ってしまうことも少なくありません。
伝え方を柔らかくすれば、それだけ相手も理解しやすくなるものですし、理解のある恋人なら「早めに帰宅する」などの配慮をしてくれると思います。
嫉妬深い性格から攻撃的になってしまいそうな時こそ、まずは傷ついている自分を認識して冷静に対処してみてください。
行動した後のことを想像してみる
嫉妬深い性格が原因で、取り返しのつかないことを言ってしまう、相手を傷つけるような行為をする、などのように非生産的な行動を取ることがあります。
一方的な考え方になるが故に視野も狭くなり「○○しなければ自分の気が済まない」と極端な考え方になってしまうからです。
そんな時は「嫉妬深さから来る行動を取った場合、何が起きるのか?相手はどう思うのか?自分はどんな気持ちになっているのか?」と想像することが役立つでしょう。
例えば、彼氏(彼女)が好きだから嫉妬しているとします。最終的に求めているのは「恋人から愛されている実感」といったところでしょうか。
恋人からもっと愛されたいと感じているのに、束縛をする、要求ばかり押し付ける、友人関係を制限させるなどは、真逆の「愛されなくなるような行為」だと言えます。
好きな気持ちを伝えているはずなのに、相手の気持ちがどんどん離れて行ってしまうのはとても辛いことですよね。
こういったように、嫉妬深いことから起きる行動は「求めている結果を遠ざけるような行為」になってしまうものです。
仕事関係にしても「相手を困らせるためにわざとミスをしよう」と考えたところで、それが明るみに出た場合は自分の評価を下げてしまうことにもなります。
またイライラしている状態を解消させるための悪口や批判であっても、それによって「気分がスッキリした」と感じることはあまりないでしょう。
むしろ「こんなひどいことをする自分を好きになれない」とか「なんであんなことを言ってしまったのか」と自分にとってマイナスな出来事として処理される方が多いように思えます。
まずは嫉妬深いことから視野が狭くなっている自分に気づき、行動した後のことを想像して「それが自分にとってプラスに働くのか?」と考えてみてください。
自己評価を高くして劣等感をなくす
コンプレックスなどから劣等感を持ってしまって、嫉妬深い性格になることもあるかと思います。
自分に自信が持てず「あの人の才能が羨ましい」と感じたり、誰かの成功を前にして「俺だって環境さえよかったら」と素直に喜べないこともあるでしょう。
また劣等感を抱いている時ほど、褒め言葉や称賛の声を嬉しく感じるものです。
しかしながら、周囲からの評価を気にするあまり、もっと褒めてもらいたい、高く評価をしてもらい、自分だけを見てもらいたい、といった欲求も強くなります。
こうなると、ある程度の結果を残せたにも関わらず、正当に評価されていない、思っていたよりも周囲の反応が悪い、馬鹿にされているのではないか?と感じることも多くなるかもしれません。
ですから、劣等感から嫉妬深くなっている場合は「自己評価を高めること」がポイントになってくると思います。
周囲からの褒め言葉や批判は参考程度に受け止めておき、最終的な評価は自分自身で行う。どんな失敗の中からでも「上手くできたこと」や「成長できた部分」に目を向け、前向きに自分と向き合います。
自己評価が高い人ほど「人は人、自分は自分」と誰かと自分を比べることも少ないものです。
恋愛にしても同じことが言えます。
「自分に魅力がない」とか「良いところが見当たらない」とネガティブになっていれば「恋人が他の女性(男性)を好きになってしまうかもしれない」と不安になりやすくなるでしょう。
嫉妬深い自分に気づいた時こそ、それが劣等感や自己否定から来るモノではないか確認してみてください。
肯定的に自己評価をすることで、少しずつ心のモヤモヤも晴れてくるはずです。
新しい趣味を始める
競争意識の激しい環境にいると、ついつい物事を「勝った・負けた」とか「いくら稼いだ」はたまた「成功した・失敗した」などのように0か100かで考えがちです。
失敗したとしても得るモノはあるはずなのに、勝負に敗れたとしても成長の糧にできるはずなのに、嫉妬深いことが原因で後ろ向きに考えてしまうことも少なくありません。
また「周囲の評価を得られなければ自分の存在が否定される」などのような極端な考え方を持ってしまうこともあるでしょう。
仕事一筋であるが故に、固定概念にとらわれて臨機応変に対応できない、部下の意見を口答えのように感じてしまう、完璧主義が災いして人間関係が上手くいかない、と悩んでいる方も意外に多いのではないでしょうか。
そんな嫉妬深い負の感情を解消するのには「自分の世界観を広げること」が効果的だと思います。
「新しい趣味を始める」とか「職場以外の交友関係を充実させる」などによって、違った視点から見た自分に気づけるものです。
また新しい趣味を始めるのであれば「グループで行う習い事」がオススメです。
初心者はできないことが当たり前ですから、気負いながら取り組む必要もありませんし、何よりも評価されることを意識せずにリラックスできます。
教えてもらうという立場についても、仕事に慣れてきた人にとっては新鮮な体験ですよね。普段は教える側であるのなら「こんなふうに伝える方法もあるのか」と新しい発見もあるかと思います。
仕事関係で嫉妬深いと感じた際は、新しい趣味を始めるなどして「仕事以外で充実した自分」を意識してみてください。
見えない努力を評価する
親しい関係ほど嫉妬することも少ない。こんなふうに感じたことはありませんか?
嫉妬深くなるのも「成功した結果だけを見れば」そうなのかもしれませんが、そこに至るまでの道のりは決して平たんなものではないはずです。
相手のことを深く知ると嫉妬しなくなるのも、どんな努力をしてきたのか、どれほど成長したのか、どんな辛い経験を乗り越えたのか、などの過程を見てきたからでしょう。
ですから誰かに対して嫉妬深いと感じている際は「見えない努力について評価してみる」といった意識が役立つかと思います。
例えば、同僚が自分を差し置いて出世したとします。「なんで実績や経験は自分の方があるのに」と妬んだ場合「どうやって成功したのか?」という点について考えてみます。
コミュニケーション能力が高いことから評価されやすい人柄なのかもしれませんし、率先してリーダーシップを取るところが評価されたのかもしれません。
直接本人に尋ねれば「こんなところで努力していたのか」と納得できる理由を見つけられる場合もあるでしょう。
また過程を見つめることは自己評価を高めるのにも効果的です。
結果ばかりを見て「できた・できなかった」と判断するよりも、過程の中にある「できたこと・できなかったこと」に注目する方が小さな成功体験を見つけやすくもなります。
嫉妬深い気持ちをそのまま放置してマイナスの感情にするのではなく「なぜ成功したのか?」と考えて自分にとってプラスにしてしまう方が得策ですよね。
自分と相手を比較して嫉妬深いと感じた時こそ、そこに至るまでの過程について注目してみてください。
できない自分を受け入れる
完璧主義が原因で素直に相手を称えられない、褒め言葉をかけられないこともあるかと思います。
すべてを完璧にこなそうとすればするほど、上手くできない自分にストレスを抱えるものですし、「できない自分」を認められないから自分ではなく相手の評価を下げることを考えてしまうのかもしれません。
どんな人にも苦手なこと、不得意なことはあるものです。
本来なら「ダメな自分も含めて自分だから」と素直に受け止められることでも、「○○がいるから自分の評価が下がる」と責任の追及を自分ではなく相手に向けることもあるでしょう。
そんな時こそ「自分の評価を客観的に捉えること」が大切だと思います。
例えば、自分以外の誰かが褒められていて、どこか自分とその相手を比較されているように感じたとしましょう。
仕事で「君は仕事ができる」と褒められている同僚がいて、彼が褒められることで「自分は仕事ができない」と思われるのでしょうか?
「○○さんは、本当に美人だね」と他の女性が褒められているのを見て、自分が惨めな思いをする必要があるのでしょうか?
決してそんなことはないはずです。たしかに同い年として同期社員として比較されることはあります。ですが、それはあくまで相手の主観であり、自ら率先して比較する必要はないと思うのです。
またどちらかと言うと、そういったように常に誰かと誰かを比較して評価する人ほど嫉妬深い性格だと言えるでしょう。
嫉妬深いことが原因で誰かが褒められると自分の評価が下がると感じた際は、自分の評価を下げているのは自分自身であることに気づくべきだと思います。
できない自分を一度受け入れ「すべてを完璧にこなす必要はない」と前向きに考えて、嫉妬深い性格を改善してみてください。
過去の大きな失敗や挫折と向き合う
嫉妬深くなる原因として考えられることに「過去の未解決の問題」があります。
子供の頃につねに兄弟と比較されていた、失恋して辛い思いをした、諦めたと思っていた夢を今でも引きずっている。
嫉妬という感情は自分の心が傷ついている警告音のようなものでもあり、どこか心の中モヤモヤするのも、現在の出来事と過去の未解決問題がリンクしてしまっているからかもしれません。
大きな失敗や挫折と向き合うのは簡単ではありませんよね。「忘れてしまおう」と向き合うことを放棄してしまう人も少なくないでしょう。
しかしながら、同じような物事を経験した際に再び思い返してしまうことがあります。忘れていたはずなのに、思い出さないようにしていたのに、似たような経験をする度に現れます。
そんな根深い嫉妬を解消するためには「時間をかけて向き合う覚悟」が必要になってくると思います。
まずは嫉妬深くなっている自分に気づき、その原因が過去の未解決問題であると素直に認めます。
「あんなことがあったから妬みやすくなっているのだな」と考えれば、それが相手に対する嫉妬ではなく、自身の問題として解決すべきことだと認識できるはずです。
長い目で向き合うと意識することで「今すぐに解決しなければ」という焦りや不安を感じることも少なくなるでしょう。
上手く過去の経験と向き合えている自分をイメージしながら、前向きに取り組んでみてください。
嫉妬深い気持ちをプラスに変える
以上がOfeeからお届けする「嫉妬深い性格と向き合うコツ7つのまとめ」になります。
嫉妬という感情は、裏を返せば「自分もあんなふうになりたい」という願望であり、「もっと愛されたい」という気持ちであり、「もっと成長したい」という意欲でもあります。
深く知ることでプラスの感情に変えられる人もいれば、表面的にしか見ずにマイナスの感情として抱え込んでしまう人もいるでしょう。
マイナスの感情を相手に向ければ一時的にはスッキリしますが、最終的には自分の心をも傷つけかねないものです。
嫉妬深い時ほど「視野は狭くなり・心は傷つき・誰かと自分を比較している」ということに気がつけば、前向きに考えるコツが見つかるはずです。
「自分には負の感情をプラスに変える力がある」と自信を持って取り組んでみてください。
「嫉妬深い自分を好きになれない」と感じた際は、今回お伝えした7つのコツを思い出して頂けたら幸いです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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