やりがいのある仕事を見つける6つのヒント:ヘッダー画像

毎日が単純作業でやる気が起きない、仕事を始めた当初の情熱を取り戻したい、もっとやりがいのある仕事を見つけたい、などなど社会で生活していく上でモチベーションを維持するのは簡単なことではありません。

やる気の出ない自分に無理やりにでも鞭を打てば、その場は解決するかもしれません。ですが、必ずどこかで「本当に自分がやりたいことは何だろうか?」と自問する日が来るはずです。

いざ仕事にやりがいを見出そうにも「自分の得意なことが分からない・やりたいことがない・自分に自信を持てない」などの理由から、なかなか行動に移すのが難しくなる場合もあります。

そこで今回は「やりがいのある仕事を見つけるきっかけ」になるような考え方をまとめてみました。私の個人的な話しも含まれているので「Ofeeの管理人が悩んだときに心掛けていること」くらいの気持ちで、お気軽に読んでいただけたらと思います。

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やりがいのある仕事とは

 

 

やりがいのある仕事がわからない

やりがいのある仕事がわからない

今の仕事にやりがいを持てない、当初の情熱がなくなってしまった、思っていた仕事ではなかった。誰でも好きなことを仕事にすると、こういった壁に直面すると思います。自分の得意分野だと思っていながら、いざ周囲を見ると自分よりも仕事ができる人がいて劣等感を持ってしまうこともあります。

人に向き不向きがあるのは当然のことですが、「私の長所はコレだ!」と断言できる人は意外に少ないのではないでしょうか。あるいは、自分でコレが得意だと思っていても、周囲の評価は違っている場合もあるでしょう。

例えば、話すことが得意で営業職の仕事に就いた人がいたとします。商品の良さを伝えるために一生懸命に説明し、自分の長所を存分に発揮できていると感じています。ですが、相手とコミュニケーションを取る場合、話すことよりも聞き上手であることの方が良い印象を持たれやすい傾向にあると言われています。

自分のことばかり(商品のことばかり)話している相手に、あまり良い印象は持たないものです。それよりも相手の情報を引き出し、それに適した商品を提供できる「聞き上手な営業マン」ほど、顧客から信頼され、仕事の幅も広がるのではないでしょうか。

このように「自分が向いていると思っていること」と「他人が自分を評価していること」は必ずしも一致しない場合があります。絵が得意な子供が、両親や友達から褒めてもらうことで初めて「自分は絵が描くことが得意なのだ」と気づくように、自分の意外な才能を周囲の人が教えてくれることもあるでしょう。

「やりがいのある仕事がわからない」と思ったときは、改めて自分の得意分野を確認することです。そういったときこそ、自分のことを古くから知っている友人、信頼の厚い上司、プライベートをよく知っている恋人の言葉が大いに参考となるはずです。

ただし、自分に対する評価を全て受け止める必要はありません。あくまで自己評価と照らし合わせて検討することです。中には理不尽な理由から心ない批評をしてくる人もいます。自分のことを理解してくれる大切な人の言葉に耳を傾けてください。

 

自分の成功を追い求める

自分の成功を追い求める

周囲の意見を聞くことも大切ですが、それは自分の価値観を持ち合わせて初めて活かせるものだと思います。ただ周囲の評価に身を任せ、モチベーションを上げたり、やる気を損なっていては「自分のために仕事をしている」のではなく「周囲の評価のために仕事をしている」と言えるでしょう。

特に集団心理や一般的な価値観といったものには注意が必要です。俗に言う「まわりに流される」のは自分の意志とは無関係に影響を及ぼすからです。例えば「いい大学に入らなければ、いい仕事に就けない」というのも、どこか歪んだ考え方に聞こえてしまうのは私だけでしょうか?

もちろん、専門的な知識を得るために、採用する企業側の印象を良くするためには有効かもしれません。ですが、スタート地点は違うものの、大学を出ていない成功者はたくさんいるはずです。

何をもって成功者とするかは触れませんが、注意すべき点は「いい大学を卒業できなければ終わり」という妄想を抱くこと。誰が決めたわけでもなく、自分自身で作った「思い込み」によって自らの可能性を潰してしまうのです。

これにはメディアや家庭環境、同世代の人の影響があるかもしれません。結婚適齢期だとか、得るべき年収だとか、他人の目を意識するあまり過度に敏感になってしまうと、不必要な劣等感を抱いてしまうものです。

中には「そんなのはキレイごと」だと思う方もいるでしょう。ですが「自分の人生を、自分のペースで幸せになってはいけない」などという法律はありません。周りに流されず、自分の意志を最優先に尊重することが「自分の成功を掴む大きな一歩」となるはずです。

心の声に耳を傾け「自分にとっての成功とは?」と投げかけたとき、どんな言葉が返ってきますか?今の仕事を続けることで、その成功は近づきますか?周囲の目を意識するあまり、ズレが生じていませんか?「自分の素直な気持ち」と「実際に行動していること」、この2つを比較してみてください。

 

やりがいのある仕事は自分で見つけ育てる

やりがいのある仕事は自分で見つけ育てる

自分が追い求めている「やりがいのある仕事」とは、すでにどこかに存在しているとも、誰かが与えてくれるとも限りません。「だったら自力でとことん探し、無いと分かれば自らの手で作るしかない」と考えるべきではないでしょうか。

世の中には、せっかくやりたいことが見つかっても、他人の目や意見に左右されるあまり諦めてしまう人がいます。「そんな稼げない仕事はさっさと辞めろ」とか「オタクみたいな趣味はやめた方がいい」などのような言葉によって。

個人的な話しをさせてもらえれば、私自身もそういった他人の意見に大きく影響を受けた一人でもあります。学生時代、私は絵を描くことが好きでした。進路を決める際も芸術系の大学に進学したいと考え、芸術専門の予備校に足を運んだときのことです。

対応してくれた職員の方の言葉に大きなショックを受けました。それは「ここに来るのが遅すぎる」という言葉です。つまり、芸術系の大学に進学するためには、もっと早くから勉強しなければならないと言われたのです。

今考えれば、自分の意志が弱かっただけなのだなと感じているのですが、私は自分の作品を披露したわけでもなく、美術や英語の成績を見せたわけでもありません。それにも関わらず「始めるのが遅い」という言葉によってひどく落ち込んでしまいました。

もちろん、そういった学生を見てきた長年の経験からアドバイスしてくれたのでしょう。ですが、もっと意欲的に挑戦できていたのなら、留年してでも目指すことができたはずです。あるいは働きながら学費を溜めて、海外の大学を目指すという選択もあったかもしれません。

少々話が脱線しましたが、お伝えしたいのは「やりがいのある仕事や人生は、自分で見つけ育てるべきもの」だということです。それを運よく子供の頃に見つけ育てられる人もいるし、大人になってから気づく人もいるでしょう。

何をするにしても遅すぎることはないはずです。もしも「今更そんなことは」などと諦める理由を考えているのなら、他人の批判や固定概念に縛られていないか再確認してみてください。

 

やりがいのある仕事をしている人の共通点

やりがいのある仕事をしている人の共通点

やりがいのある仕事をしている人、毎日をイキイキと過ごしている人、目標を持って頑張っている人の共通点は何でしょうか?私が出会った人々の中で、こういった人たちの特徴をいくつかお話しさせていただきます。

まず一つ目に「情報を提供するのを躊躇わない人」という特徴があります。これは自分の知識や技術、能力を誰かに伝えることができるというものです。さらには「無償で提供できる」という点もあると思います。

どんなに素晴らしい情報や才能でも、自分一人のためだけに使うのは空しいことであり、悲しいものです。もちろん「それを求めている人に提供する」という前提もありますが、誰かの役に立つことが自分の喜びになることを知っているのでしょう。

私は何度もそういった優しさを与えることができる人に救われてきました。ひどく落ち込んだとき、悩んでいるとき、迷ったとき、与えてくれた本人は自覚していないかもしれませんが、どれだけ心の支えになったかわかりません。

二つ目に「悩む暇を持ち合わせていないこと」です。心理学には「フロー」と呼ばれる精神状態があります。これは何かに集中するあまり、無意識とも言えるような状態でベストパフォーマンスをするというものです。

プロスポーツ選手が意識せずに素晴らしいプレーをするときや、芸術家の時間が経つのを忘れて没頭するような瞬間などがあります。私は「やりがいのある仕事をしている人」も、これに似た感覚を持っているのではないかと思っています。

そういった瞬間は些細な事で悩むわけもなく、誰かの批判に耳を傾けるでもなく、ただただ目の前にある作業に集中しているのです。つまり、悩む暇など持ち合わせていないように行動することだと言えます。

三つ目にあるのは「その一日を生きていること」です。これも悩みを持つ暇がないとも言えますが、その日その日を大切に過ごすという感覚です。人が悩みを抱えるのは未来の不安を前倒しして考えるためで、実際にはまだ起こってもいない物事がほとんどでしょう。

その日の悩みはその日のうちに解決し、未来の不安をいま背負う必要はないということです。誤解が無いようにお伝えしたいのは「ただ今を楽しく生きる」というものではなく「未来のことを配慮する必要はあるが、心配するには及ばない」ということです。

その日の進歩がどんなに小さいものであっても、それが未来の成功に繋がっていると確信を持っている人ほど魅力的に見え、頼もしく思えます。そういった人物こそ、周囲に良い影響を与え、不可能なことも成し遂げられるような期待を持てます。

その他にもご紹介したい点はあるのですが、あまりにもセクションの文章量が多くなりそうなので、ここまでにしておきましょう。何より、少々臭いフレーズを並べる自分に限界が来ました。ともあれ機会があれば、他の記事でも触れてみたいと思います。

 

短所を改善するよりも長所を伸ばす

短所を改善するよりも長所を伸ばす

自分の長所を生かして、やりがいのある仕事や情熱を持てる仕事に取り組むのは自然なことだと言えます。自分にしかできないこと、自分の能力を十分に発揮できる場所を見つけるには苦労が伴いますが、それに見合うだけの価値はあるはずです。

しかしながら、中には自分の短所ばかりに目を向け、長所を伸ばすことよりも短所を改善することに一生懸命になってしまう人がいます。もちろん、自分の直すべき点を見つけ改善しようとするのは素晴らしいことです。ですが、短所を改善するよりも、長所をとことん伸ばす方が自己評価を高めるためにも、自分の能力に自信を持つためにも役立ちます。

あるテレビ番組で堀江貴文氏が子供の教育について、こんなことを言っていました。「コロコロやりたいことを変える子供には、続けられないことを叱るのではなく、どんなことにも挑戦できて偉いと伝えるべきだ」(うる覚えなので実際のコメントとは多少違うかもしれません)

一度決めたことを継続して行う努力は大切なことです。ですが、それと同じくらい、自分の長所を見つけるために、自分のやりたいことを見つけるために、たくさんの物事を経験しようとする心構えも大切なことではないでしょうか。

これは「気に入らなければ、すぐに転職すべき」ということではなく「自分が納得するまで仕事を理解し、間違っていたと思えば他の道を探すべき」ということです。子供でも大人でも「自分が得意なことをとことん伸ばしていく」これに尽きると思います。

反対にコンプレックスが自分の武器になる場合もあります。短所だと思っていたことが、思いがけない自分の個性に変わるのです。背が高いことを恥ずかしがっていた女性は、何気ない褒め言葉からモデルの仕事をするかもしれません。話し下手な営業マンは、顧客の声に耳を傾けることで、今までにない商品を思いつくかもしれません。

大切なことは、自分の長所を自覚し、それを伸ばそうとする心構えを持つことだと思います。「私には何もない」と感じるのであれば、自分の嫌いな部分を逆手に取ってみるのも良いでしょう。

あるいは、最初にお話ししたように周囲の評価と自己評価を比べてみるのもオススメです。「自分は気づいていない周囲が認めている才能」というものもあります。そういった貴重な意見が、やりがいのある仕事を見つける上で大いに役立つはずです。

関連記事:営業のコツとして使える心理テクニック12のまとめ

 

やりがいのある好きな仕事をするメリット

やりがいのある好きな仕事をするメリット

やりがいのある仕事をするメリットは何でしょうか?それは自分を楽しませることだと思います。さらには、自分が楽しいと実感することで周囲の人にも良い影響を与えられるという付加価値もあるでしょう。

何よりも「周囲の人を笑顔にする、それを見てまた嬉しくなる」というように自分のために努力したことが起点となり、負のスパイラルならぬ、正のスパイラルと言えるような好循環が生まれるのではないでしょうか。

もちろん、やりがいのある仕事に充実感を持ったり、好きなことを続けていれば、それを好ましく思わない人にも出会います。自分の精神状態を安定させるために、心ない言葉をかけてくる人もいるでしょう。妬み・ひがみ・見下しといった感情です。

そんな場面に出くわしたときは無理に対抗しようとはせず、距離を取るだけで十分です。今やるべきことに集中し、心ない批判に耳を傾ける余裕を持たないことです。

私たちが思っている以上に、人間の思考は単純なものです。その理由には「一度に一つのことしか考えられない」ということがあります。二つのことを同時に考えているつもりでも、それは二つの物事を交互に考えているにすぎません。

何を伝えたいのかと言うと、どうせ悩むのであれば「自分の成長・自分を楽しませること・誰かの役に立つこと」などに頭を使うべきであって、心ない批判の声に悩まされるのは非常にもったいない、ということです。

また、やりがいのある仕事をすると「自分に正直でいられる」というメリットもあります。自分に正直でいられると、ストレスに対する適応能力にも違いが出てきます。それは自分を知ることに繋がり、今の自分がどんな気持ちなのか?何をすれば立ち直れるのか?という前向きな考え方を育てることができるからです。

この「自分を知る」ということは簡単なようで、意外に難しいものです。例えば、疲れているのに無理やり鞭を打ってやる気を起こすのは効率的な方法とは言えません。仕事ができる人、明るく楽しく過ごしている人ほど、しっかり休憩を取ってから本番に臨みます。

やりがいのある仕事を見つけるのか、今の仕事にやりがいを見つけるのか、どちらにせよ「自分に正直になること」が最大のポイントになるでしょう。自分をよく知ること、素直な心の声に耳を傾けることで「何がしたいのか?」とか「何をしているときが楽しいのか?」あるいは「自分にとって何が成功なのか?」などについての答えが出てくるはずです。

やりがいのある仕事、自分にとっての成功とは、自分の子供たちを一人前に育てることかもしれませんし、自分の才能で誰かを幸せすることかもしれません。「ただお金を稼ぐ」という漠然とした考え方の中にも「そのお金で何をしたいのか」という理由があるはずです。

もちろん、誰かを不幸にするようなこと、法を犯すような行為はいけません。ですが、周囲の理解をそれなりに得られ、多少の迷惑がかかるとしても、それがどうしてもやりたいことであるのなら迷わず行動してみるのも良いでしょう。

ときに「根拠の無い自信」が大きな一歩となるものです。最初の一歩を踏み出せれば「あれっ?意外とすんなり進めるな」と気づくことが多々あります。行動する前に悩むのではなく、行動してから悩んでみましょう。それからでも決して遅くはないはずです。

関連記事:やりたいことを見つける8つの提案

 

どうしても仕事のやりがいが見つからないときは

以上がOfeeからお届けする「やりがいのある仕事を見つける6つのヒント」になります。この記事を通して、少しでもやりがいのある仕事を見つけられるヒントにしてもらえれば嬉しいです。

中には「どうしてもやりたいことが見つからない!」と悩んでいる方もいるかもしれません。そこで最後に「やりたいことを探すコツ」をご紹介して終わりにしたいと思います。

例えば「宝くじに当たった!」と想像してみるのはどうでしょうか?一生働かなくてもいいだけのお金が手に入ったとしたら、まず何がしたいですか?

南の島でゆっくり過ごしたい。いいですね、何だったらその国の言葉を覚えて日本人向けのツアーガイドの仕事も楽しそうですね。

物づくりの趣味に没頭したい。いいですね、何だったら作った物を売って収入を得てみませんか?昔と違ってインターネットもありますし、個人でも情報を発信するのは簡単です。

とにかく睡眠を取りたい。いいですね、ついでに快眠するコツを調べてみたり、寝心地の良いベッドを探してみてはどうですか?不眠症で悩む人にとっては貴重な情報ですから、披露することできっと喜ばれると思いますよ。

その他にも、毎日同じ作業から意欲を持てなくなる人もいると思います。そういった場合は、自分でルールを決めてみるのもオススメです。例えば、自主的に作業時間を計って過去の自分と競い合うといった感じです。

こうすると「もっと効率的な方法はないのか?」とか「ここがダメだったな、明日はもっと上手くやろう」と考えるはずです。もしかしたら「気づけばその道のプロになっていた」とか「誰も思いつかないアイデアをひらめいた!」なんてこともあるかもしれません。

ちょっとしたことがきっかけで、今の仕事が楽しくなったり、やりがいを見つけるために行動できるものです。素直な気持ちに耳を傾け、最初の一歩を踏み出してみてください。

この記事が、やりたいことが見つからない方に、やりがいのある仕事を探している方に、やる気が出なくて困っている方に、少しでも参考にしていただけたら幸いです。最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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