禁煙する10のコツ

禁煙したいと思っていても、ついついタバコを取り出してしまうものです。街を歩けば、いたる所に「喫煙歩行禁止」の表示を目にするようになりました。

ですが、いざ「禁煙しよう!」と意気込んでも、具体的にどんな方法があるのかわからない、禁煙に関する本を購入しただけで終わってしまうことも。

そこで今回は、心理学の分野から「禁煙するコツ」をご紹介したいと思います。たくさんの本を購入する前に、禁煙外来へ行く前に、一度目を通して頂けたら幸いです。

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禁煙のコツ

 

 

タバコでストレスは解消されない

禁煙のコツ1

よく「イライラすると煙草を吸う」ことがあると思いますが、人間の脳はストレスや不安を感じると、誘惑に負けやすくなることが分かっています。

例えば、喫煙者が「歯医者に行かなくては」と考えたり、恐怖感を抱いている上司に呼び出されたりすると、なぜか自然とタバコに手を出してしまいます。

ラットによる実験では、いきなり電気ショックを与えると、カゴの中にあるアルコールや砂糖、ヘロインなどに飛びつくという結果も。

つまり、これが人間の場合であっても、ストレスを感じたときに禁酒やダイエット、禁煙を破ってしまう確率が高くなる傾向にあります。

人がストレスを感じることで欲求を生じるのは、脳による危険信号が、体や精神的な不安から身を守るためです。

ある神経学者の研究では、ストレスに加えて、怒り、悲しみ、自信喪失、不安などのネガティブな感情を持つと、脳は報酬を求める状態に切り替わることを証明しました。

薬物依存症の患者が、友人とのケンカ、職場での批判を思い出すと、猛烈に薬物が欲します。

あるチョコレートケーキを使った実験では、過去の失敗を思い出して食べてもらうと「気分が落ち込んだときはおいしそうに見えた」という回答や、中には元々チョコレートケーキが好きではなのに食べみたくなったという人もいました。

つまり禁煙者がストレスを感じたときに、目先の誘惑に負けやすくなるため、ついついタバコに火をつけてしまいます。

しかしタバコを吸うことで解消されるストレスは、あくまで一時的なものであり、ご存じの通り、ニコチンが切れる度に次の1本へと連鎖していきます。ですから、ストレスとうまく向き合っていけるようになることが、禁煙への第一歩と言えるでしょう。

当サイトでは「ストレスを解消する20の方法」もご紹介しているので、もしよろしければ後でご覧ください。正しいストレス解消法が、きっと禁煙を手助けしてくれるはずです。

 

タバコの警告表示の効果

禁煙のコツ2

日本でも当たり前のようになりましたが、タバコのパッケージには以下のような文章が記載されています。

喫煙は、あなたにとって肺気腫を悪化させる危険性を高めます。

海外のタバコを吸ったことがある方はご存じかと思いますが、真っ黒になった肺や遺体の写真など、見ることを躊躇ってしまうようなものもあります。では、このタバコの警告表示はどれほど効果を発揮するのでしょうか?

ある実験によると、死亡率を高める警告表示は、喫煙者にストレスや恐怖を与えることに成功したと発表されました。しかし、皮肉なことにストレスを感じた喫煙者が頼ってしまったのは、お決まりのストレス解消である喫煙だったのです。

世界的にもタバコのパッケージに強い警告を表示する傾向が高まっていますが、写真が過激になればなるほど、喫煙者はストレスや恐怖を感じ、タバコを吸いたくなってしまうと考えられています。一方で、タバコを吸わない人たち(非喫煙者)にとっては、大きな抑止力になる可能性も。

現段階では過激な警告表示によって、どれだけの喫煙者に影響が出るのか確かなことは分かっていませんが、今後も注目して結果を見守る価値があるでしょう。

個人的にはストレスや恐怖を感じる警告ではなく、ユーモアを交えた「子供に臭いと嫌われた」や「タバコのせいで彼女に振られた」などといった文章が意外に効果を発揮するのではないかと思っています。(私のユーモアのセンスはさておき)

 

禁煙するメリットを想像する

禁煙のコツ3

どれだけタバコが体に悪影響を及ぼすのか?副流煙によってどれだけ家族に害を及ぼしてしまうのか?など、喫煙の危険性を知ることは、もちろん大切なことです。ですが、禁煙をするためにもっと効果的な方法があります。

それは「禁煙する自分へのメリット」を想像すること。

これは人によって期待するモノは様々ですが、まずはタバコを吸わないことによって得られるメリットを書きだしてみましょう。

  • 黄ばんだ歯が白くなる
  • 体臭が臭くなくなる
  • 息が臭くなくなる
  • 寝つきが良くなる
  • イライラしなくなる
  • 健康的な食事や運動をするようになる
  • タバコの出費が無くなる
  • タバコを吸う時間が空く
  • 肌のツヤが良くなる
  • せき込むことが少なくなる
  • 非喫煙者に対して罪悪感を抱かなくなる
  • 洋服にファブリーズをかける回数が減る
  • ライターで前髪を燃やすリスクが無くなる
  • 外で喫煙所を探す必要が無くなる
  • 子供に嫌われなくなる
  • 家族に副流煙を与えるリスクが無くなる
  • 愛する人のために長生きできる

ポイントは、禁煙を成功したときに起こりえる自分に対する影響だけではなく、他の人にもとって利益となるようなことを想像すること。上のリストのように、私にとって禁煙することで得られる良い効果は数えきれないほどありました。

「喫煙の悪い面」を知ることも大切ですが、「禁煙するメリット」についてポジィティブに考える方が得策だと言えるでしょう。

 

禁煙するために人の欲求を知る

禁煙のコツ4

さて、ここで休憩がてら、少し禁煙から離れた話題をご紹介したいと思います。

医学専門雑誌「アメリカン・ジャーナル・オブ・サイキアトリー」(American Journal of Psychiatry)で掲載されたアダムという男性について。

アダムは33歳、1日に10杯の酒を飲み、毎日のように薬物を乱用していました。9歳から酒を飲み、13歳でコカインに手を出し、大人になるとマリファナなコカインに病みつきになります。

しかし、ある出来事がきっかけで彼の人生のすべてが変わりました。パーティーをしていた部屋から緊急治療室へと運び込まれたのです。

違法薬物所持の発覚を恐れたアダムは、持っていた薬物をいっぺんに飲んでしまいました。数々のドラッグを一気に服用した結果、血圧が危険なほど低下し、脳へ酸素がまわりません。

それでもなんとか一命をとりとめ、集中治療室から出ることができたアダムですが、思わぬ影響が起こっていました。なんと薬物やアルコールに対する欲求が全く無くなっていたのです。奇跡的に生き返り、薬物依存も無くなった美談と思ったかもしれませんが、話はここで終わりません。

彼が失ったのは「全ての欲求そのもの」だったのです。何をしても楽しくなく、体力も集中力も落ち、希望も失い、深刻なウツに陥ってしまいます。

アダムの治療にあたっていた精神科医によると、薬物の過剰摂取による酸素欠乏のせいで、脳の報酬システムに障害が残っていることが判明しました。

これは依存症であるアダムが欲望を完全に喪失してしまうという衝撃的なニュースですが、欲望を失ったことで無気力になってしまう例は他にもたくさんあります。

この事例を通して伝えたいことは、脳が欲する一時的な欲求は「必ずしも正しい方法ばかりではない」ということです。

禁煙についても同じこと。

批判されたストレスを解消させるために、あるいは不安から身を守るためにタバコを吸ってしまうのは、脳が誤った判断をしてしまっている可能性があります。冒頭でお伝えしたように、タバコを吸うことでストレスを軽減しようとするのは、その場しのぎの方法でしかありません。

もしもストレスを感じて禁煙を断念しそうなときは、タバコを吸う以外の方法を意識してみてください。

 

禁煙の落とし穴は「どうにでもなれ効果」

禁煙のコツ5

ダイエット研究者のジャネット・ポリヴィとC・ピーター・ハーマンが最初に使った言葉に「どうにでもなれ効果」というものがあります。

これはダイエットをしている人が、食べ物の誘惑に負けてしまい、少し間食しただけで「もうどうでもいいや」と思ってしまい、開き直ってさらに食べてしまう悪循環を意味します。まさに「やけくそ状態」とも言える効果ですが、何もダイエットだけに当てはまるわけではありません。

禁煙や禁酒、買い物依存症などにおいても、我慢していることに対して一度誘惑に負けてしまうと後悔の念や自己嫌悪を抱き、どうにでもなれ効果が表れるのです。

では、どうすれば「どうにでもなれ効果」の悪循環から抜け出せるのか?

それは「禁煙を破ってしまっても自分を責めないこと」です。

禁煙を強く意識している人ほど「自分はなんて意志が弱いんだ」とか「こんなことも我慢できないのか」と自分を責めてしまいます。ですが、そこで一旦落ち着いて考えてみましょう。

タバコを1本吸っただけで、これまで我慢してきたことが無駄になりますか?最悪なことは、その1本から禁煙をやめてしまい、当たり前のように喫煙生活に戻ることです。

また「どうにでもなれ効果」には、とっておきの緩和剤があります。

それは「失敗した自分をなぐさめること」です。

やる気が出ない人へ贈る9の真実」でもご紹介したように、自己批判はやる気の天敵となります。

禁煙を断念してしまった瞬間こそ「どうしても吸いたかったんだよな」、「誰だって禁煙に失敗することはあるよ」と優しい言葉を自分にかけてあげてください。

そして、1本吸ったあとにやってくる「どうにでもなれ効果」に対処しましょう。一度にきっぱり禁煙する必要はどこにもありません。肝心なことは継続して禁煙できるように心掛けることです。

 

禁煙をするための恥とプライド

禁煙のコツ6

ノースイースタン大学のデイビィット・デステノは、「プライド」や「恥」などの社会的な感情は、長い目で見た損得を踏まえた理性的な議論よりも、私たちの選択に対して速やかで直接的な影響を及ぼす、と主張しています。

つまり「恥をかいてしまうかもしれない」といった感情を利用すれば、禁煙に成功する可能性があると言えます。

飛行機に乗ったときはどうでしょうか?機内での喫煙はもちろんいけません、ルールを無視してタバコを吸うことで恥をかきたいと思う大人はいないはずです。

子供に嫌われることを想像すると?自分の子供に嫌われるために、わざわざタバコを吸いたいと思う親はいません。

タバコの煙が苦手な取引先の方がいたら?契約が取り消しになることを覚悟で、目の前でスパスパ煙草を吸うセールスマンは職を変えるべきです。

アメリカ・マンハッタンのチャイナタウンのスーパーで万引きが見つかると、盗もうとした商品を片手に写真を撮られ、レジ近くの壁にデカデカと「大泥棒」として紹介されます。

シカゴ市長のリチャード・M・デイリーは、売春で捕まった男性の氏名と写真を公表することで、売春の抑止力を証明しました。

しかしながら「恥をかく効果」には、良い効果ばかりではなく、恥をかくことで意志力を低下させてしまう危険性もあります。

そこで登場するのが「プライド」です。

人に認められたいと思うことは、人間の基本的な欲求です。禁煙に成功した自分を想像してみてください。喫煙という誘惑に打ち勝った自分を誇らしげに自慢していませんか?

友達や家族、同僚や上司、あなたの成功を喜んでくれる人に「禁煙宣言」をすることも効果的です。最近で言えばSNSを利用して禁煙宣言してしまうのも良い方法かもしれません。有言実行して「意志の強い自分」を存分にアピールしましょう。

きっと喫煙の誘惑に負けそうなとき、その「プライド」が抑止力となるはずです。

 

薬物の依存症に効果的なフィッシュ・ボウル

禁煙のコツ7

禁煙にどこまで効果があるかは分かりませんが、アルコールや薬物の依存症に最も効果的だと言われている「金魚鉢(フィッシュ・ボウル)」をご紹介しておきます。

薬物検査に合格できると、ボウルの中に入っているたくさんの紙切れの中から1枚ひくことができます。紙切れの半分は1~20ドルまでの賞金がもらえる当たりとなっており、1枚だけ100ドルの大当たりがあります。残りの半分の紙切れはハズレで「その調子でがんばろう」といったメッセージが書かれているだけです。

「そんなことで効果があるの?」と疑問に思った方も多いかと思います。

では実験の結果をみてみましょう。

□12週間の治療を最後まで終えた割合

  • フィッシュボウルを行わなかった患者:20%
  • フィッシュボウルを行った患者:83%

□すべての検査に合格した割合

  • フィッシュボウルを行わなかった患者:40%
  • フィッシュボウルを行った患者:80%

また驚くことに、治療後の経過を見比べてもフィッシュボウルを行った患者の再発率は、はるかに低かったという結果も出ています。

この効果には脳の報酬システムが関係していて、ある程度のお金をもらえるよりも、予想外の大金をもらえる可能性を感じる方が興奮する心理を利用しています。

 

禁煙のコツは10分待つこと

禁煙のコツ8

いきなりスパッと禁煙するのは非常にストレスを感じます。段階的にタバコの本数を減らしながら「気づいたら吸わなくても平気だった」というように自然に禁煙できるのが理想的だと言えるでしょう。

そこでオススメしたいのが「10分待つ方法」です。

方法はいたってシンプルで吸いたくなったら10分待つだけです。「吸ってはいけない、吸ってはいけない」と考えるほど、頭の中でタバコを吸いたいと思う衝動は大きくなります。

まずは「吸いたいと思っている自分」を自覚します。そして自分に言い聞かせましょう「じゃあ、10分だけ待ってから」。

ときには10分待っただけで、同じように吸ってしまうこともありますが、10分待つというルールを守るだけでも確実に意志は強くなります。慣れてくると吸わないイライラや不安が緩和されてきます。そのおかげで「吸いたい」と思った気持ちを忘れることもあるでしょう。

ステップアップするなら、10分待っている間に、タバコが吸えない環境へ移動してしまうのも効果的です。

10分待てる「禁煙できる自信」を身につけましょう。

 

禁煙するために目標感染する

禁煙のコツ9

人は相手と話しているとき、相手の行動を目にしたとき、無意識のうちに心理を読み解こうとします。上司が怒っているのなら、何について、誰について怒っているのか探るように。

好きな女性にジーッと見つめられるだけで「俺のこと好きなのかな?」と想像することも。話している相手が腕を組み始めたら「退屈なのかな?」と感じることもあります。

そして、無意識のうちに相手の心理を読むと、自己コントロールに副作用が生じます。それは「自分も相手と同じ心理を抱いてしまう」というもの。心理学ではこれを「目標感染」と呼んでいます。

春休みの前に、学生に「アルバイトに励んだ学生の記事」を読ませただけで、学生たちはお金を稼ごうとします。バーで女性をナンパした男性に関する本を読んだ男子学生たちは、実験室に顔を出した若くて魅力的な女性に対してやたらと親切に接しました。

そして、この目標感染の特徴は、自分がある程度経験したことのある事に対して起こりやすくなるという点です。タバコを一度も吸ったことがない人が、友達のタバコを取り出す姿を見ても「自分も吸いたい」という衝動は起こらないのです。

また目標感染には2種類のパターンがあり、自己コントロールが感染する場合と、誘惑が感染する場合があります。簡単にいえば、良い影響が感染するものと、悪い影響に感染するといったところでしょうか。

ですから「禁煙」という同じ目標に情熱を注いでいる人と交流することで、たっぷりと禁煙できる自己コントロールを感染させてもらいましょう。人と会うのが難しければ、禁煙を応援してくれる、あるいは、禁煙成功者の体験談を読むだけでも効果を期待できます。

「本を買うのはもったいないな」と思った方もいるかもしれませんが、1日1箱タバコを吸う人が、1ヶ月タバコを我慢できれば約1万2千円節約できます。

1万2千円あれば、9冊は本を買えます。禁煙の先行投資だと思えば安いものではないでしょうか?1年禁煙できれば14万4千円、5年禁煙できれば72万円、10年禁煙できれば144万円。健康な体を手に入れつつ、10年後の豪華な旅行が待っていますね。

 

禁煙するために最も効果的な方法

禁煙のコツ10

では最後に、ワシントン大学の研究科学者セアラ・ボーウェンが行った禁煙に関する実験をご紹介します。

彼は、ごく普通の部屋に、12名が壁に向かって座れる細長いテーブルを用意しました。実験の参加者たちの気が紛れないように、窓をふさぎ、壁に貼ってあったものを全て撤去します。この実験の参加者たちは、禁煙したいと思いながら、なかなかやめられない人たちです。

参加者たちは、ニコチン切れの状態で参加するため、実験の12時間前からタバコを控えるよう指示されていました。席に着くと、参加者たちは壁に向きながら座り、お互いの顔を見ることもできません。そして拷問とも思えるような指示が始まります。

ボーウェンは参加者たちが持参した未開封のタバコを持たせ、以下の指示を順番にしました。

  1. タバコの箱を持たせる
  2. 箱を叩かせる(タバコの葉を均一にする)
  3. セロファンを剥がす
  4. 箱を開ける
  5. タバコの香りを深く吸いこむ
  6. タバコを1本取り出し、じっと見つめる
  7. タバコを口にくわえる
  8. ライターを近づける(火はつけない)

ボーウェンは、ただ参加者たちを苦しめたかったのではありません。喫煙者たちが意識すれば、タバコの欲求に勝てるのかを探ろうとしていたのです。そして、この実験の前にボーウェンは「あるテクニック」を教えたグループと、教えていないグループに分けていました。

・欲求の波を乗り越えるテクニック

タバコを吸いたくなったら、無理に他のことを考えようとはせず、吸いたい気持ちをじっと観察する。気を紛らわせようとしたり、吸いたい衝動が消えることを祈ったりせずに、自分の心の中にある衝動を見つめる。

どんな考えが浮かんでくるのか?体にどんな反応が表れるのか?胃がムカムカしてくるのか?肺やのどに緊張を感じるのか?

ボーウェンは、自分は「負けない、負けない」と思っていれば、いずれ衝動は去っていくことを伝えます。

吸いたい!という強い衝動を、大きな波だと想像します。波はうねってすごい高さになりますが、やがて砕け散って消えていきます。

つまり「衝動の波を見事に乗り越えている自分」を想像させたのです。

1時間半の実験を終えた参加者たちに、ボーウェンは1つだけ指示をしました。

次の1週間、タバコを吸った本数を毎日記録し、その時の気分、タバコを吸いたいという衝動の強さを記録すること。

結果は以下のように出ました。

  • 実験直後の24時間の喫煙量には両グループとも変化はなし。
  • 2日目は、テクニックを学んだグループの参加者に喫煙量が減少した。(もう一方のグループには変化はなし)
  • 7日目になると、テクニックを学んだグループの喫煙量は37%も減少した。(もう一方のグループには変化はなし)

「波を乗り越えるテクニック」を学んだグループは、日が経つごとに喫煙量の減少が見られることから、禁煙に向けて確実に前進していることが分かります。

また、驚くことにテクニックを学んだグループの人達は、「イライラしたときにタバコを吸う」という喫煙者の典型的なパターンが見られなくなりました。

 

禁煙に向けて

以上が「禁煙する10のコツ」になります。

この記事で紹介した禁煙のコツを要約すると、以下のようになります。

  • 脳が起こす一時的な誘惑に負けない
  • 禁煙することで得られるメリットを書きだしてみる
  • 禁煙を破ってもヤケにならない
  • 周りに禁煙宣言をする
  • 吸いたくなったら10分だけ待つ
  • 同じ目標を持った人や本から、良い影響をもらう
  • 衝動の波を乗り越えている自分を想像する

これから禁煙したいと思っている方の参考になれたら幸いです。

最後までご覧いただきありがとうございました。

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