牛乳の温め方

牛乳に火をかけてグツグツさせていたら知らぬ間に吹きこぼれていた!なんて経験をしたことがある方も多いはず。

最近の電子レンジはとても優秀で、牛乳専用の温めボタンまであるくらいだ。

この吹きこぼれは熱を加えたときにうっすらとできる牛乳の膜が原因。

この膜は牛乳に含まれるたんぱく質などが固まったもので、この膜によって加熱した際に出る牛乳の水蒸気が行き場を失って溜まってしまう。

そしてさらに加熱すると一気にぶくぶくと泡立って吹きこぼれてしまう。

ではどうするか?

答えはいたってシンプルで「かき混ぜながら加熱」。

かき混ぜながら加熱すればうすい膜はできないので蒸気の泡ができても吹きこぼれることはないというわけだ。

どうしても電子レンジで温めたいという方は、短い時間で数回に分けて加熱し、その都度軽くかき混ぜると吹きこぼれない。

また割り箸などを入れ加熱すると対流が起きて吹きこぼれにくくなる。

一番注意してほしいのがコップにラップをしっかりつけて電子レンジで加熱すること。

これは牛乳の膜以上に頑丈な膜でコップを覆ってしまうことになるので、高温になると爆発したように一気に飛び散ってしまうので気をつけよう。

 

牛乳を飲むとノーベル賞の受賞率が上がる!?

牛乳などの国民一人あたりの乳製品の消費量ノーベル賞受賞者数が関係しているといわれている。

ノーベル賞受賞率1位はスゥェーデンで国民一人あたりの消費量は年間340㎏。

ノーベル賞受賞率最下位は中国で消費量は年間25㎏。

日本の場合だとおよそ88㎏なのでスウェーデンの消費量がどれだけ高いのかよくわかるだろう。

なぜノーベル賞の受賞率が乳製品の消費量と関係している理由については、ミルクに含まれるビタミンDが脳を活性化させていて、それによって良い結果が出ているのではないかといわれている。

また最近では牛乳を飲むことでメタボになりにくくなるというデータもあり、以下のような事が期待できるといわれている。

  1. 脂肪細胞を燃焼させ基礎代謝を上げる
  2. カルシウムには血圧を下げる
  3. 牛乳に含まれるたんぱく質が分解されて出来るペプチドに血圧を下げる降圧作用

そして牛乳といえば骨を丈夫にするカルシウムが豊富なイメージがある。

実は骨の一番重要な役割として「体を支える事」だと思われている方も多いとは思うが、それ以上に大事な役割がある。

それは「カルシウムを貯蔵する事」。

人間は血中のカルシウム濃度が0.01%以下に低下すると、骨からカルシウムを取り入れるのだ。

牛乳の1ℓパックの容積は1ℓではない!?

昔の牛乳といえば小学校の給食などで出された三角パックの牛乳が懐かしい。

銭湯や健康ランドで瓶の牛乳を風呂上りに飲むと普段よりも数倍おいしく感じるものだ。

そしてなんとスーパーやコンビニで売られている1ℓの牛乳パックの容積は1ℓに満たないというのだ。

牛乳パックの大きさは底の部分が70×70mmの正方形で上部の三角の開き口を除いた高さは195mm。

これから容積を計算すると955.5mlとなる。

開き口のスペースにも牛乳は入るが、入ったとしてもせいぜい30mlなので、足しても985.5mlとなり、微妙に1ℓ=1000mlに届かない!

じゃあ牛乳のパックに容量1000mlと表記するのは詐欺じゃないか!

と思った方もいるかもしれないが安心してほしい。

実は紙パックに牛乳を入れると牛乳の重みで容器の側面が膨らむので必ずしも紙パックの大きさから入っている容量が計算できるわけではないのだ。

市販の紙パックの牛乳1ℓには、ちゃんと1ℓ分の牛乳が入っているのでご安心を。

スポンサーリンク