おなかを痛がる男性

秋の味覚といえば女性に大人気の焼き芋。

なぜ焼き芋は女性に人気なのか?

それはあの甘いホクホクとした食感もあるのだが、実はサツマイモは美容にいいとされていて、クロロゲン酸などの抗酸化成分を含み、お肌のアンチエイジングにも効果がある。

女性は知らず知らずのうちにお肌にいいものを食べようとしているのかもしれない。

またサツマイモの旬には2種類あり、新モノで9~11月、貯蔵モノで1~3月がある。

ではなぜ焼き芋を食べるとオナラがよく出るのか?

それにはちゃんとした理由がある。

サツマイモに含まれているデンプンは分解しにくい種類なので、小腸では消化されずにそのまま大腸に送られてしまう。そして大腸にいる善玉菌によって分解されるのだが、その際に大量のガスが発生する。

オナラはそのようなガスが腸内に溜まり、圧力が高まることによって排出しようとする行為なので「焼き芋」を食べるとオナラがよく出るというわけだ。

意外と知られていないのが、

焼き芋の皮を一緒に食べるとオナラが出にくくなる事

これは皮に含まれているヤラピンという成分にデンプンを分解する作用があり、消化を助けてくれるからだ。焼き芋で皮ごと食べるのは少々大変な気がするが、甘煮や大学イモなどで調理する際にはぜひ皮を剥かずに調理しよう。

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オナラが爆発して死んだ人がいる!?

おもしろ半分でおならに火をつけて燃やしている動画があるが、

オナラはれっきとしたガスであり燃える。

人間は約8メートルにもおよぶ消化管の中に100ml程度のガスを常に留めていて、これがいっぱいになると肛門から排出する。

健康な人だと一日500~2000㎤のオナラを放出するとか。

おならの主成分には二酸化炭素、窒素、酸素、メタン、水素でその他のすべてを合わせると400種類もの成分になる。

メタンや水素は燃料にも使用される成分なのでオナラも当然、燃える。

ちなみにオナラの70%は食事中に飲み込んだ空気で、残りの30%は食べ物を消化する際に出るガス。

セルロースや炭水化物、脂質を多く含む食品が腸内細菌によってメタンガスなどを発生させやすくする。

アメリカのNASAでは、閉鎖された宇宙船の中でオナラをして船内にガスが充満したらどうなるか?爆発するのか?ガス中毒になったりしないだろうか?という驚きの研究もされている。

ではオナラが爆発して死亡した人はいるのだろうか?

お尻の前に火をかざして、おならをして爆発死したというケースはないが、手術中にガスが爆発して死亡した事がある。

1978年のデンマークで腹部の手術中に電気メスの熱が原因で、腸内に溜まっていたガスが爆発し、患者の青年が死亡。

1969年の日本でも、大学病院で大腸の手術中に、これも電気メスの熱が原因でガスが爆発したが一命を取り留めている。

全世界ではこうした爆発事故は10件以上もあり、日本でも2件起きている。

余談だが、爆発する成分であるメタンや水素は無臭であり、それらが多く含まれているほど臭くない。

つまり臭いオナラほどあまり燃えないということだ。

スカンクは自分のオナラを臭く感じない!?

オナラ繋がりでスカンクに関する雑学をご紹介。

身の危険を感じると強烈なオナラをすることで有名なスカンク。

その匂いはタイヤが焼き焦げたような匂いだといわれていて、かなりの広範囲まで達する。

アニメなどでもオナラのように表現されているが、実はこれオナラのような気体ではなく、肛門腺から出る分泌液。

主な成分はブチルメルカプタンという物質で代表的な悪臭のする成分である。

スカンクはその強烈な分泌液を3~4メートルくらいまで噴き飛ばす。

目に入ろうものなら、激痛とともに、一時的な視覚障害が起こるほどだ。また匂い自体も1週間ほど残るといわれている。

ではそのスカンク自身は悪臭のする分泌液を臭いと感じないのだろうか?

実は、この悪臭に対して免疫を持っているどころか、それをいい匂いとすら感じている。

しかも交尾の際には興奮したオスとメスの両方が分泌液を放出し合い、大変なことになるとか。

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