私たちがいつも目にしている可愛らしい動物には意外に知られていない生態がたくさんあります。
今回はそんな可愛らしい動物たちの、ちょっとHな性に関する雑学をご紹介。
肉食系より草食系動物の交尾が激しい
「草食系男子」「肉食系女子」という言葉が流行っているように、優しく奥手な日本人男性が増えてきているようです。
2015年の成人式において「彼女がいない男性」の割合は70%以上にもおよぶというデータも。
そんなガツガツしていない事を表す“草食系”ですが、実際の草食動物も人間とおなじように奥手なのでしょうか?
実は草食動物の交尾は肉食動物よりも激しいのです。
・ウサギ
吠えないことから室内で飼うペットとしても人気のあるウサギ。草食動物といえばウサギと思い浮かべる人も多いと思いますが、なんと発情期には乱交状態になるそうです。
オスのウサギは見境なく次から次へとメスと交尾し、オス同士の奪い合いも日常茶飯事。あの可愛らしい姿からは想像できない、まさに“肉食系草食動物”と言えます。
・オラウータン
なんとオスのオラウータンは無理やり交尾することがあり、レ〇プをすることがあります。動物界ではメスの許可なしに交尾をすることはほとんど無いので、オラウータンの交尾は特殊なケースだと言われています。
・キリン
盛りがつくと交尾の前にオスはメスの尿をなめます。これは、メスがどれほど発情しているのか確認しているためだといわれています。またメスを奪い合うオス同士のケンカも壮絶、中には首の骨を折ってしまうことも。
・サイ
なんと発情したオスのサイは、メスを追いかけ回して突進します。メスがダウンしたところで交尾が始まり、なんとも情熱的な草食動物なのです。
一説ではこの行為はただ乱暴なだけではなく、排卵に必要な刺激を出すためだといわれています。
いかがですか?あの温厚な草食動物たちは意外にもガツガツしていたわけです。
日本の草食系男子も、実はあっちの方では積極的?なのかもしれないですね。
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ゴリラにはホモセクシャルが多い
類人猿とは人に似た形態の霊長類を意味する通称で、サルの中でも特に進化した動物だとされています。
ゴリラ、チンパンジー、オラウータン、ボノボなどは大型の類人猿で、テナガザルは小型の類人猿。
ゴリラのIQ(知能指数)はとても高く、中にはIQ70~90もあるゴリラがいるとの報告があります。
そしてなんとゴリラにはホモセクシャルが多く存在します。
ホモセクシャルとはご存じのように同性愛者を意味しますが、動物の世界でのホモセクシャルとはどういうことなのでしょうか?
最近までは人間を除く霊長類のオスがメスの刺激なしに性行為をするという事実は知られていませんでした。
実際、ゴリラの交尾もメスがオスを誘惑して始まるのが大半。
ところが、オスのゴリラが、好意を持った他のオスゴリラに迫り、そのままメスにするようなマウントポジションをとり、射精するということが多くみられたのです。
他の霊長類でもオスが他のオスにマウントすることはありますが、それはあくまで力関係を示すため、緊張関係を和らげるためにするもの。
つまりそこには性的感情は含んでおらず、射精するまでには至らないのです。
中には射精することもあるようですが、それはメスに相手にされなかったオスが仕方なくオス相手に欲求を満たそうとした程度のもの。
しかしゴリラの場合は違い、メスがオスを誘うように、オスがオスを誘惑し、交尾を意識します。
人間と同じように、進化の過程で知能指数が高くなると同時にホモセクシャルが増えることは何か関係しているのかもしれませんね。
オスイルカは性欲が強すぎてショーに出れない
知能が高いといえば思い浮かべるのはイルカ。
ドルフィントレーナーの三好豪さんによると、なんとオスのイルカは性欲が強すぎてイルカショーには出れないそうです。
イルカショーに出ているのはほとんどがメスで、繁殖期になるとオスは手がつけられない。
たとえ「ジャンプしろ!」と命令してもメスイルカの後ばかり追いかけてしまう。
イルカの交尾は1回が10~30秒で、1分ほど休んだ後にまた始まり、精液の濃さも人間の100~300倍で、野生のイルカにいたってはエンドレスで交尾しているという学説まであります。
またイルカはオス同士で交尾の真似事をすることも。
イルカは大人になるとオス同士のグループとメス同士のグループになり、広い海の中でいつメスに会えるかわからないので練習をするのではないかといわれています。
またオスたちの疑似交尾は交尾の訓練という説の他に、オス同士の絆を深めるためなどと諸説あるようです。
またイルカがサメに襲われそうになっている人を助けているニュースなどを見たことがあると思いますが、イルカは人を助けているのではないと言われています。
イルカは浮いているものに反応し、背中に乗せようとする習性があるのです。
ときには遊びのつもりで泳ぎが得意ではない赤ちゃんイルカを殺してしまったり、人を海に引きずり込もうとすることも。
また驚くことにイルカは熟睡すると溺死することがあります。
それは頭の上に噴気孔(鼻)があり、そこに水が入ってしまうと溺死するのです。
人間は無意識に呼吸できますが、イルカは自発的に呼吸するので熟睡できない。
そのためイルカは左右の脳を交互に睡眠させて熟睡を防ぐのではないかといわれています。
メス猫にとって交尾は地獄の苦しみ
猫の交尾はメス猫にとって地獄のような苦しみが伴います。
その理由はオス猫のペニス。
オス猫のペニスには100本以上の小さなトゲがあり、挿入するだけで激痛が走る、そして交尾が終わり、引き抜くときにも再度、痛みを伴います。
野良猫が発情期になると「ウギャーーーアン」などと大きな声で鳴いているのを聞いたことがあると思いますが、それには盛りのついた甘い声だけではなく、メス猫が痛みに耐えている悲痛の叫びも含まれていたのです。
このトゲによる刺激にはちゃんとした理由があり、メス猫の膣を刺激し排卵を起こさせ、それによって効率よく妊娠させることができるのだと言われています。
激しい痛みを伴うのだから、オス猫も暴れるメス猫をおさえるのに必死になる。
また猫の交尾では、痛みに耐えかねたメス猫が逃げ出さないように、メス猫の首筋にかみつくことが多いそうです。
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