サッカーのFIFAランキング

世界中で人気のあるスポーツのひとつであるサッカー。

代表選手が国の威信をかけて戦うワールドカップはテレビ中継によって約260億人が見ているといわれている。

テレビを見ていてFIFAランキング○位というランキングを見たことがあると思うが、実はこのFIFAランキング、ただ勝ったからといって簡単にポイントがつくようなものではないらしい。

まずポイントの対象となるのは親善試合、ワールドカップ予選、ワールドカップ本大会、大陸選手権予選、大陸選手権大会などの48か月間の国際Aマッチにあたる。

国際Aマッチ・・・Aナショナル(年齢制限のない代表)チーム同士の国際公式試合。片方のチームがAナショナルチームでない場合や、FIFA未加盟の場合は該当しない。

ポイントの付け方は、すべての国際Aマッチにおいて、勝ち点が3点、引き分けで1点、負けが0点、PK戦で勝ちの場合は2点、負けは1点となっている。

そしてこの勝ち点を単純に足していくのではなく、試合によって1.0~4.0の4段階で重要度が設定されていたり、対戦国間や大陸連盟間の強さなども考慮され、総合ポイントが決まるのだ。

ちなみに2015年1月時点の日本までのFIFAランキングは以下のようになっている。

  1. ドイツ(1725p)
  2. アルゼンチン(1538p)
  3. コロンビア(1450p)
  4. ベルギー(1417p)
  5. オランダ(1374p)
  6. ブラジル(1316p)
  7. フランス(1160p)
  8. ポルトガル(1160p)
  9. スペイン(1142p)
  10. ウルグアイ(1135p)
  11. イタリア(1103p)
  12. スイス(1091p)
  13. イングランド(1032p)
  14. チリ(1016p)
  15. ルーマニア(1014p)
  16. コスタリカ(995p)
  17. チェコ共和国(987p)
  18. アルジェリア(948p)
  19. クロアチア(946p)
  20. メキシコ(913p)
  21. スロバキア(891p)
  22. チュニジア(873p)
  23. オーストリア(863p)
  24. ギリシャ(856p)
  25. ウクライナ(854p)
  26. エクアドル(852p)
  27. アメリカ合衆国(836p)
  28. コートジボワール(833p)
  29. ボスニア・ヘルツェゴビナ(817p)
  30. デンマーク(804p)
  31. ロシア(789p)
  32. イスラエル(788p)
  33. アイスランド(761p)
  34. ウェールズ(748p)
  35. セネガル(734p)
  36. スコットランド(729p)
  37. ガーナ(714p)
  38. セルビア(713p)
  39. ギニア(706p)
  40. カーボベルデ(693p)
  41. ポーランド(680p)
  42. カメルーン(655p)
  43. ナイジェリア(654p)
  44. スウェーデン(646p)
  45. ハンガリー(632p)
  46. スロベニア(622p)
  47. 北アイルランド(615p)
  48. トルコ(604p)
  49. マリ(603p)
  50. ザンビア(594p)
  51. イラン(588p)
  52. 南アフリカ(587p)
  53. ペルー(565p)
  54. 日本(563p)

ワールドカップだけ応援する方もいるが、このようなFIFAランキングの決まり方を知れば、親善試合などの応援の熱も変わってくるかもしれない。

 

サッカー日本代表の○○ジャパン

日本代表チームのことを、トルシエジャパン、ジーコジャパンと呼んだり、最近では八百長問題で何かとお騒がせのアギーレジャパンなどがあるが、この○○ジャパン、外国人監督が多いことからジャパンとつけているのかと思えばそうではないらしい。

由来となったのは「大西ジャパン」。

「あれっ?サッカーの監督に大西さんなんていたっけ?」と思った方もいるはず、そう実は大西ジャパンはラグビーの日本代表なのだ。

1968年に誕生した大西ジャパンは、当時世界最強とされたニュージーランドのオール・ブラックス・ジュニアから劇的な勝利を収めたことで有名になった。

当時は長沼監督率いるサッカー日本代表がメキシコオリンピックで銅メダルを獲得しているが、こちらは大西監督ほど有名ではなかったため長沼ジャパンとは呼ばれなかったようだ。

そして一躍有名になった大西ジャパンをきっかけに、サッカー界だけではなく野球界でも長嶋ジャパンや星野ジャパンと日本代表を呼ぶようになったとされている。

 

7000人でプレーするサッカーがある!?

サッカーの日本代表のレギュラーメンバーを代表イレブンと呼ぶことがあるが、ご存じのとおりサッカーは11人対11人で戦う。

だがイギリスのアッシュバーンという町では7000人にもおよぶサッカーがあるというから驚き。

この競技はマス・フットボールという伝統競技で、一説ではサッカーの起源だといわれている。

フィールドとなるのは町全体、山手にあるアッパーズと下町のダウナーズに分かれて戦い、町の両端にあるゴールにボールを押し込めば勝ちとなる。

町をふたつに分けてプレーするのだが、選手となるのは若者だけではなく、老人、子供、観光客と誰でも参加でき、その数は7000人にもおよぶ。

そして手を使ってもOKなので、むしろラグビーのようなスポーツなのだ。

中には車を使ってバリケードを作ったりするという、もはやスポーツではなく町の抗争。

現在でもこのマス・フットボールは行われているのだが、町の治安が悪くなるという理由から、長い歴史の中で42回も禁止令が出ているそうだ。

 

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