振り込め詐欺

人が生活していく上で犯罪や事故に巻き込まれることは少なくない。

今回は、いざというときに役立つ!?かもしれない雑学をいくつかご紹介。

ラインナップは以下のように。

「あっ、もしもし?オレオレ・・・」

家族と疎遠になっているお年寄りを狙った卑劣な犯罪である「オレオレ詐欺」をご存じの方は多いだろう。

「会社の小切手を無くした」「事故を起こして弁償金を払わないといけない」などと巧みな嘘を演出し、お金を振り込ませたり、大胆なものだと現金を持ってこさせる事件まである。

千葉県警によると、振り込め詐欺の最新の手口には、市役所職員を装った「還付金詐欺」や、警察官を装った「銀行口座悪用されてますよ詐欺」などがあるという。

振り込め詐欺被害者のほとんどはお金が戻ってこず泣き寝入りするしかないのが現状のようだが、だまし取られたお金を取り戻せる方法があるというのだ。

それは「代位請求」。

これは不当な請求に対して損をした被害者Aが、その被害によって利益を得たBに成りかわり権利を行使すること。

振り込め詐欺の場合、このBは振り込め詐欺グループが開いた口座の銀行にあたる。

つまり銀行の立場に成りかわって被害金額の返還を求めることができるのだ。

ただし、これには裁判所の力が必要であり、そのためには犯人の氏名と住所の特定が必要不可欠なのだという。

振り込め詐欺グループは銀行口座は偽名を使うことがほとんどで、個人の特定をするのは困難なことから、この「代位請求」もお金が戻ってくることはあるが、残念ながら実際は戻ってこないケースの方が多いという。

実際に詐欺にあった場合は、直ちに警察に被害届けを出し、振込先の口座の銀行に取引停止等を依頼することが最善の策といえるだろう。

なによりも家族間のコミュニケーションをしっかりとり、未然に振り込め詐欺を予防する心掛けをしておきたいものだ。

 

銭湯で10歳以上の男の子が女湯に入ると犯罪になる?

「たまには家のお風呂じゃなくて銭湯にいってみようかな」

遠くの温泉に行くよりも、身近で安く温泉に入れる銭湯。

あの風呂上りのコーヒー牛乳は格別な味だ。

しかし都内の銭湯は昭和40年には2,641ほどあったが、平成23年には766にまで激減している。

これには社会的要因が関係していて、一般家庭にお風呂が普及していったこと、経営者の高齢化による後継者不足などがあるとか。

そんな銭湯で、小さな男の子がお母さんと女湯に入ったり、お父さんと女の子が男湯に入るところを目にしたことがあると思うが、そこに年齢制限はないのだろうか?

実は「公衆浴場法」という各都道府県が制定した条例によって決められていて、年齢は地域によって微妙に違う。

例えば、東京都、埼玉県、茨城県、宮城県、愛媛県、鹿児島県などは10歳以上禁止であり、この年齢制限を採用しているところが最も多い。

北海道や和歌山県では12歳以上を禁止、一方で京都府は7歳以上を禁止としている。

過去最も厳しい条例だと兵庫県で、家族風呂ですら6歳以上の混浴は禁止とされていたようだ。

しかし反対意見が絶えることなく、条例を改正しろ!と長年に渡って議論が続いた結果、2007年に10歳未満なら認められることになった。

地域によって銭湯の混浴が認められる年齢が違うのだから、旅行先の銭湯ではアウト!?なんてことになるのかもしれない?

しかし、条例で年齢が定められてはいるものの、実際には銭湯の番台の判断にまかせられているのが一般的のようだ。

 

交通違反の青切符と赤切符の違い

交通違反は道路交通法を犯している立派な犯罪だ。

しかし、すべての交通違反を裁判で裁こうとすると、とてもじゃないが追いつかない。

そこで違反の中でも軽度のものは反則金を納めることで裁判による審判を免除できるようになっている。

「スピード違反をして青切符を切られた」なんてボヤいている人がいるが、この場合の切符とは交通反則告知書や交通反則通告書などがそれにあたる。

また、その種類は犯罪の重さによって違いがあり、一般的に「白切符」「青切符」「赤切符」と呼ばれている。

まずは「白切符」について。

白切符に含まれるのは、反則金がなく、違反点数が1点の軽度のもの。

シートベルト着装義務違反と乗車用ヘルメット着用義務違反のふたつが白切符にあたる。

正しい呼び方は「点数切符」。

青切符は違反点数が3点以下の比較的軽い違反で反則金を払う、正式名称は「交通反則切符」。

20km/h以上30km/h未満のスピード違反や駐車違反、信号無視などが含まれる。

そして最も重いのが「赤切符」。

正しい呼び方は「交通切符」、酒気帯び運転や40km/h以上のスピード違反などで、簡易裁判所から罰金命令を受けることになる。

 

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