抱きしめる

世の中には私たちが知らない、その職種にだけ伝わる業界用語がたくさんある。

銀行の「ダイテください」、お寿司屋さんの「ガレージ」、スーパーの「洋日記」、相撲の「メガネ」、タクシーの「おばけ」などなど。

今回は知っておくとおもしろい業界用語をまとめてみた。

銀行の業界用語

電卓

全国どこの銀行でも使われているフレーズに「ダイテ」というものがある。

多く銀行が閉まる午後3時以降は「ダイテください」というフレーズが飛び交うそうだ。何も知らない人が聞いたらちょっとエッチな意味に聞こえてしまうかもしれないが、実はこの「ダイテ」、「代金取り立て手形」の略語である。

代金取り立て手形とは、取引先の依頼を受けて、銀行が現金取り立てをする手形のこと。「ダイテ」は漢字で書くと「代手」となり、「ダイテください」は「代金取り立て手形を取ってください」という意味になる。

その他にも、銀行の略語には「ヤクテ」、「タメテ」などがある。

「ヤクテ」は「約束手形」、「タメテ」は「為替手形」を表す。「ヤクテください」、「タメテ回してください」などと素人にはさっぱり何を話しているのかわからないが、銀行にはこういった略語や隠語がたくさんあるのだ。

 

お寿司屋さんの業界用語

お寿司

お寿司屋さんで「なみだ」といえば、わさびのこと、大量に食べるとツーンと鼻にきて涙が出ることからきている。

「むらさき」はお醤油。

「ギョク」とは玉子焼きのこと。

ちょっと変わったものだと「ガレージ」。

これはネタのシャコを表す。

英語のガレージを和訳すると「車庫」→「しゃこ」となる。

またネタの古いものを「兄貴」、新しいものを「弟」と呼んでいる、お寿司屋さんで「兄貴」という単語を聞いたらご用心。

スーパーの業界用語

スーパーマーケット

スーパーの場内アナウンスでも様々なやりとりがされている。

もちろんそれぞれの店舗によって設定されている隠語は違うが一例として以下のようなものがある。

レジが4台あるスーパーで「1番行ってきます~」などと担当するレジを伝え、「5番行ってきます~」はトイレ、「6番行ってきます~」は休憩のように設定する。

このように番号によってお客様の前で失礼がないように工夫されているのだ。

その他にも「マグネット」は目玉商品のこと。

これはお客様を引き寄せるという意味でマグネットのようだ。

「マッサージする」は売り場を変更すること。

「砂糖のピロー」は袋詰めされた平らなパッケージに入った砂糖、白く平らな様がピロー(枕)のように見える。

「ドロップ」はパックされた肉や魚から漏れた汁のこと、「ドロップを掃除しておきました」などのように使う。

「オリコン」、CD売上のランキングを想像してしまうかもしれないが、これは「折りたたみコンテナ」の略。店員さんが商品の補充などにモノを詰めているところを見たことがあるだろう。

「洋日記」、これはヨーグルトや牛乳などの乳製品が陳列されているコーナーをさす。「洋日記をチェックしておいて」はあまり日持ちしない乳製品の賞味期限などをチェックしたり、賞味期限が近い商品を手前に並べることをいう。

百貨店などで使われるちょっと恐いものだと「赤い箱が届きました」、これは爆弾が仕掛けられた緊急アナウンス、間違って新人が何も知らずに本当に赤い箱が届いてアナウンスしたら大変なことになる。(ネット上で調べたものなので真意はわからない)

相撲の業界用語

相撲

「おさしみ」はキスのこと。

ベロの感覚が生魚に似ていることからといわれている。

使い方としては「昨日おさしみした?」など。

「首投げ」はHの隠語として

相撲の決まり手の首投げの体制がHをしているときの様子に似ていることから。

「昨日おさしみかまして、首投げまでいった」などのように使う。

「メガネ」はいろいろな意味があり、覗く事も意味している

例えば女性のパンチラに対して「メガネ!」と言うと力士みんなバッと振り向くという

たくさんの力士がいたらぜひためしてみたいものだ。

タクシーの業界用語

タクシー

タクシー業界の隠語や用語もおもしろい。

「ワカメ」は酔っ払いの客のこと。

フラフラしている様子から、海でゆらゆらしているワカメに例えている。

「お化け」

これは長距離の客を表す。驚くほど嬉しい運転手の気持ちからきているとか、長距離移動目的で乗車してこのフレーズを聞けたらちょっと嬉しい。

「どようなみ」

暴走族のこと、土曜日には暴走族が頻繁に表れることからきている。

しかし電車のJRの隠語で「線路に人が入りました」は「痴漢が現れた」と噂されたがそんな隠語は存在しないとされている。

ネット上で噂だけが広がり実際には存在しないものもあるので、信じすぎない程度に知っておいてもらいたい。

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