今回は睡眠のスペシャリストが教えてくれた睡眠不足を解消するために知って起きたい5つの事をご紹介。
寒い夜に寝つきが悪くなる原因、パソコンやスマホが睡眠に与える影響、朝の寝起きを良くする方法など。
熟睡できない、寝つきが悪いなど、現在日本人(20~40代)の8割が睡眠にトラブルを抱え、さまざまな病気を引き起こす原因にもなっている。
睡眠と脳の関係を研究し、さまざまな熟睡方法を提唱している精神神経科医の古賀良彦氏は30年間にわたり睡眠に悩む患者を治療し「睡眠と脳の科学」「睡眠ドクターが教える 熟睡する技術」などを著書している。
1.直接毛布をかけて寝ると熟睡できない
寒い夜、熟睡するためにやってはいけない事は「身体に直接毛布をかけて寝る事」
人は寝ている間に20回ほど寝返りを打っている。
また男女にもその差はあり、男性の場合は24回、女性だと16回ほど。
毛布は毛足が長いため、チクチクして結局それが刺激になってしまい熟睡できない。
毛布をかけないで寝ないといけないのではなく、毛布カバーなどをかけて寝るのがおすすめ。
特にオススメなのがコットンの毛布カバー。
気温にもよるが寝ている間に人はコップ1杯ほどの汗をかく。
コットンは汗をよく吸ってくれるし、肌触りも優しい、コットンメーカーからも良い商品がどんどん出ているのでぜひチェックしてみてほしい。
2.寝具の色は優しい色にする
よくホテルなどでも白いキレイなシーツが用意されているが、衛生的に清潔に見える反面、実は白色は非常に強い色。
よい睡眠を得るという意味では白ではなくパステルカラーのように柔らかくて優しいものが良いという。
視覚から目を休めるというのも非常に重要なのだ。
また熟睡するための良い姿勢というものを気にする方もいるかもしれないが、大人になったら仰向けでもうつ伏せでも横向きになっても大丈夫だという。
先ほど記載したように人は寝ている間に男性は24回、女性は16回ほど寝返りを打つので結局好きなポーズになっている。
3.スマホやパソコンは寝る2時間前まで
知的な人ほど眠りにくいといわれているが、寝る前にスマートフォンを見たり、パソコンでネットサーフィンをする事はあまり良くない。
スマートフォンやパソコンにはブルーライトという青い光がたくさん入っていて、ブルーライトは目を覚ます効果がある。
ブルーライトは昼間浴びる分には目が覚めるという意味で良い。
人が寝ようとすると脳の中でメラトニンという物質が作られてコレが睡眠を促してくれる。
夜にブルーライトを浴びてしまうとこのメラトニンが作られなくなり、寝にくくなってしまうのだ。
できれば眠る2時間前はスマホやパソコンを見ないように心掛けたい。
4.間接照明の中でお風呂に入る
脱衣所の電気だけつけお風呂場の電気を消したり、小さな防水ライトなどを置いて、間接照明の中でお風呂に入るのはリラックスできてとても良い。
その他にも薔薇風呂なども効果的。
視覚、聴覚、嗅覚から寝る前の準備をすることは非常に大切なのだ。
5.お風呂上りに冷たいものを飲むのはダメ
お風呂上りに冷たい水をガブガブ飲むのはすごく気持ちがいいのだが、実はこれから睡眠を取ろうとする意味ではあまり良くない。
冷たい水は目が覚める覚醒効果があり、冷たい物を夜飲んでしまうのは胃にも腸にも悪い。
オススメなのは、少しぬるめのハーブティーが睡眠には良いそうだ。
また寝る前にお酒を飲む「寝酒」
少量飲む分には問題ないが、たくさん飲むとかえって目が冴えてしまったり、トイレが近くなってしまうので飲み過ぎには注意が必要。
6.寝起きを良くする朝アイス
なんと朝の寝起きのために古賀医師が勧めているのが「朝アイス」
朝は起こさないといけないのでなんといっても覚醒効果が大切で、朝にアイスを食べると脳が円滑に回るという。
量としては森永乳業が発売している「森永ピノ」を2個くらいでOK。
大き目のモノだと1つ1つ個別にパックされているのもあるので「朝寝起きが悪い」という方はぜひためしてみてはどうだろうか。
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