これからの季節、日本人の4人に1人が苦しむといわれているスギ花粉症。
くしゃみ、鼻水、鼻づまりに加え熱っぽい、だるいなどの症状も表れ、日常生活に支障をきたす事もしばしば。
1911年創業の神尾記念病院の耳鼻咽喉科医である院長の神尾友信氏は20年以上にわたり花粉症患者を救っている。
神尾氏によるとスギ花粉症の人は去年(2014年)に認可された新しい治療法で、およそ半分の方が治る可能性があるという。
ではスギ花粉症に悩む半分の人が治る可能性がある最新治療法とは?
舌下免疫療法
今まではアレルギーの薬や注射を打ったりする治療だったが、2014年の10月に舌下免疫療法(ぜっかめんえきりょうほう)が認可された。
舌下免疫療法とは、スギ花粉エキスを注入したものを舌の下に垂らしアレルギー反応を抑え花粉症を治していく治療法。
アレルギーの反応を少しずつさせ無くす治療で、費用は薬代1ヶ月で1000円ほど。
しかし大変なのは治療にかかる期間で、365日毎日かつ、3年間やらないといけない。
しかしながら、今までずっと長い間苦しんでいる人も多いはず。
完治する可能性があるのならば一度ためしてみる価値はあるだろう。
「1年間やっても効果は出ないの?」と心配になる方もいるとは思うが、臨床試験だと7~8割の人は症状が軽くなるという。
気をつけてもらいたいのが花粉の時期から始める事はダメだという事。
花粉も入り花粉エキスも入ると、免疫を持っていないのでひどい目にあってしまうのだ。
2月頃から始めるのではなく6月頃から次のスギ花粉症の季節に備えなければならない。
花粉症に鼻うがいは効果的?
鼻うがいをすること自体は花粉症に効果があるといわれているが、気をつけてもらいたいのがその方法。
シャワーの水や塩をまぶした水道水などで鼻うがいをしている方もいるかもしれないが、逆に塩素消毒の成分が入っているので鼻の中の粘膜には良くない。
鼻うがい専用の市販薬が出ているのでぜひそちらを使おう。
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