飛行機

今回ご紹介するのは飛行機の雑学。

驚かれるかもしれないが飛行機は運行しているときに、いくつかの部品を落としている事がある。

その他にも「飛行機の離陸は子供ができるほど簡単」、「緊急時の酸素マスクは15分しかもたない」、「なぜ飛行機に乗るとお腹が張るのか?」など、飛行機にまつわる雑学をまとめてみた。

大阪伊丹から羽田までは26分で行ける

航空路に関して各航空会社によってマニュアルがある。

実は大阪伊丹~羽田間の所要時間は1時間10分かかるところ、がんばれば26分でいけるというのだ。

航空路とは出発から到着まで一直線に飛ぶのではなく、安全に航行できるようにした空の道のこと。

つまり直線的な道ではない。

この「がんばれば26分」というのは、仮に直線で行けばの話し。

昔は有視界飛行方式というものを採用していて、離陸後、目視にて位置情報を判断する飛行をしていた。

目だけで運転していて、管制官の許可があればOKだったのだ。

実際に伊丹から羽田まで26分で運行したという記録が残っているというから驚き。

 

緊急時に出る酸素マスクは15分しかもたない

驚き

飛行している旅客機の外は、高度1万メートル、気温-40℃、大気密度は地上30%になり、事故などで機体に穴があいたりすると低酸素症になる。

低酸素症・・・

体の組織に十分な酸素がいきわたらず中枢神経に障害が発生し、重度の場合死亡する。

映画やドラマなどでも見たことがあると思うが、機体が損傷して穴が空いたりすると、低酸素症にならないよう酸素マスクが出てくる。

この酸素マスク、実はたったの15分しかもたない。

というのも低酸素症になると、脳に酸素が行かず脳死状態になってしまうのだが、

事故が発生し、パイロットが降下して安全な空気に至るまでの時間が15分かかる

つまり15分あれば安全な高度になるのでこの時間が設定されているわけだ。

飛行機の離陸は子供でもできる

乗客の命を預かるパイロット。

人の命を預かっているのだから、相応の知識や経験が必要になってくるワケだが、実は飛行機の離陸に関しては子供でも操縦できるという。

離陸する際に必要なのはたった2つの操作。

エンジンのパワーをフルパワーにし、離陸に必要な速度になったら操縦かんを引くだけ。

「意外に簡単だな」と思ったかもしれないが、難しいのはその後。

安全な運行と着陸には、免許と長年の訓練と経験が必要になってくるのだ。

また、以前はサービスなどでコックピットに乗客を案内していたが、現在は禁止になっている。

理由は9・11のハイジャック。

9・11のハイジャック以降、犯人が飛行機を運転してしまう恐れがあるので、旅客機のパイロットはハイジャックにあったとしても、コックピットを空けないようになった。

旅客機に乗るとなぜお腹が張るのか?

旅客機の機内は、快適な環境が微細にコントロールされているが、急速に高度を上げることによって生じる気圧の変化には完璧に対応できていない。

エレベーターで急上昇したときに感じるキーンという音が耳の奥で聞こえるのは、体の中の気圧と、外の気圧の均衡が破れ、鼓膜が圧迫されるから。

測定したところ、旅客機内は0.8気圧くらいまで急激に下がる。

その結果、地上で1気圧だった腸内のガスが膨張し、お腹が張る。

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