寝相から分かる心理

人の深層心理を読み取る一つの方法として「夢分析」があります。心理学では夢の中で見た人物や生き物、景色や行動などから深層心理が分かるとされています。

アメリカの精神分析医サミエル・ダンケルは、寝相からその人の性格や精神状態、悩みなどが深層心理に表れると述べています。つまり、無意識のうちに取る姿勢であることから、その人物と何らかの関係が表れると考えたのです。

寝ている間は同じ姿勢がずっと続くわけではなく、寝返りを打つので固定された形ではありません。また俗に言う「金縛り」は、医学的には「睡眠麻痺」と呼ばれています。睡眠麻痺の多くはレム睡眠である浅い眠りのときに起こると考えられており、脳が活発に活動することから目は覚めているのに体が動かない、誰かが上に乗っているという心霊現象とつなげて考えることもあります。

今回はサミエル・ダンケルが挙げた特徴的な「寝相から分かる6つの心理」をご紹介します。自分がどんな寝相を取っているのか意識してみることで、その時の精神状態や疲れ具合が分かるかもしれません。

スポンサーリンク

 

寝相から分かる6つの心理タイプ

 

 

寝相の心理①:胎児型

寝相の心理①:胎児型

横向きで体を丸めたような寝相。母親の胎内にいたときの姿勢で、自己防衛本能の表れだと考えられています。このタイプは甘えたい、守ってほしいという依存心が少し強い傾向にあります。自分をさらけ出すことが苦手なタイプですが、心を開いた相手とはすぐに仲良くなれるようです。

 

寝相の心理②:王様型

寝相の心理②:王様型

あおむけでのびのびとした寝相です。寝姿から分かる通り、堂々としている自信家タイプの人です。隠し事を嫌い、まわりに対してオープンな性格だと言えるでしょう。個性的な人に多くみられると言われています。

 

寝相の心理③:うつ伏せ型

寝相の心理③:うつ伏せ型

うつ伏せになって寝ている姿勢です。この寝相は、支配心の表れで、保守的で神経質な人に多いとされています。計画的に物ごとを運べる几帳面で真面目な性格である一方、何事も自分の思い通りに行いたいという自己中心的な一面もあるようです。

 

寝相の心理④:抱きつき型

寝相の心理④:抱きつき型

何かを抱きしめている寝姿です。理想通りにいかない現実にイライラしていることが考えられます。この他にも、横向きで足首や手首を交差させた寝相である「囚人型」があります。この姿勢も人間関係に悩んでいて、物事がうまくいかずにストレスを感じていることが考えられます。

 

寝相の心理⑤:スフィンクス型

寝相の心理⑤:スフィンクス型

背中を丸め、ひざを折ったような寝相です。無意識のうちに眠るのを拒否しているため、眠りが浅くなります。子供に多く見られる型で、神経質な人や不眠症の人にも多く見られます。またストレスを感じたときに攻撃的な一面を見せることもあります。

 

寝相の心理⑥:半胎児型

寝相の心理⑥:半胎児型

横向きで、少しひざを曲げた姿勢です。内臓を守りやすい体勢だと言われています。バランスの取れた性格であり、物事をスムーズに処理できるタイプです。常識があり、ストレスをうまく解消できる人です。

スポンサーリンク