結婚生活に疲れた夫婦へ贈る5つのアドバイス

夫が仕事ばかりで全然かまってくれない、仕事から帰宅しても妻が冷たい。結婚生活において男女の特殊な性質から、すれ違いが多くなることも多々あります。ですが、ちょっとしたコツを知ることで、円満な夫婦関係を築くこともできます。

妻のためを思ってしたことが反対に怒らせてしまった、夫に理解してもらうために話しているのに全く聞く耳を持ってもらえない。こんな悩みを抱えている人は、実は間違ったアプローチの仕方をしているのかもしれません。

そこで、今回は「もう結婚生活に疲れた」と感じる前に、オススメしたいちょっとした気配りをご紹介していきたいと思います。些細な事で口喧嘩をしないためにも、お互いにストレスを抱え込まないためにも、参考にしていただけたらと思います。

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結婚生活に疲れた妻へのアドバイス

 

 

疲れたときに夫の協力を得る具体的なお願い

疲れたときに夫の協力を得る具体的なお願い

女性が持つ結婚生活の不満に「夫が全く家事をしてくれないこと」があります。仕事から帰ってくれば、まずテレビをつける。食事が出て来ないようであれば不機嫌になる。子供の教育には無関心で、ろくに会話もしない。家事の大変さを分かってくれず、さも疲れてないように扱われる。

このように「夫が言うことを聞いてくれない」と感じているのは、実は間違った協力の要請をしているからかもしれません。家事の疲れを理解してもらうためにも、夫に協力してもらえることは、出来る限りお願いするべきでしょう。ポイントは「いつか夫が自発的に家事を手伝おうとするだろう」などと期待しないことです。

男性に頼みごとをするコツは、批判的な感情を含まずに具体的にお願いすること。多くの女性が犯しやすい間違いに、ハッキリと物事を頼まないことがあります。妻としては夫にお願いしているつもりでも、夫はそれを妻からの要請とは受け取らず、ただの不満として処理してしまうのです。

  • 「たまには洗い物してくれない?今日はちょっと疲れちゃって。」
  • 「あっ!食材買い忘れちゃった。リストに書く物を買ってきてくれない?」
  • 「洗濯物を取り込んでくれる?できたら、たたんでもらえると助かるわ」

洗い物する気分じゃないわ、夕食を作りたくない、などのように遠回しな言い方はNGです。家事ストレスを軽減させるためにも、夫に任せられる事は具体的にお願いしていきましょう。

さらに「されて当たり前」という態度をするのではなく、お願いをきいてもらった度に必ず感謝の言葉をかけてあげてください。男性は「頼りにされている実感」を得ることで喜びを感じ、ストレスも解消することができます。

 

頼みごとをした際の注意点

頼みごとをした際の注意点

さて、上手く夫に家事を手伝わすことができたとしても油断は禁物です。覚えておいてほしいのは「男性の助けに対して横から口をはさまないこと」です。

男性が物事を処理するとき、自分なりのプロセスを作り達成しようとします。しかし、妻がよかれと思ってアドバイスしたり、手助けしようとすると「俺のやり方が気に食わないのか?」と勘違いすることも多々あるのです。

例えば、夫に夕食を作ってもらえることになったとしましょう。共同作業が大好きな女性は何か手助けをしようとするかもしれません。しかし、これはあまりオススメできない行動です。なぜなら男性は誰からも指図されず作業に没頭したいと思うから。ここで女性が取るべき行動は「ただ待つこと」つまり「夫のやる事に干渉しないこと」です。

そして忘れてはいけない感謝の言葉。「あなた、こんなおいしい料理作れるのね!」、「家事でクタクタだったの、本当に助かったわ!」ここまで大袈裟に言う必要はありませんが、夫の助けに対して感謝している気持ちを伝えることができれば、次からは率先して「夕食作ろうか?」と申し出てくれるかもしれません。

また人によって向き不向きがあることも念頭においてください。夫を変えようと努力するのではなく、夫が上手くこなせる事を勧める、ということです。それはゴミの分別かもしれませんし、庭の雑草取りかもしれません。一人の時間を大切にする男性心理を理解して、そっと見守ってあげてください。

 

男性のストレス解消法を理解する

男性のストレス解消法を理解する

男女のストレス解消法には明確な違いがあります。女性はストレスを感じると、誰かしらに話すことで解消するのに対し、男性は一人の時間を持つことで解消します。

男性は小さな物事についても、人生においても、一度にひとつのことしか処理できません。仕事で大きなストレスを感じていれば、それを解消させるため全神経を集中し、周りが見えなくなるのです。

一方で女性は、話すと同時に物事を考え解決策を導きます。つまり、男性と違って同時にいくつもの物事を処理できるのです。ですが、ここにこそ男女の大きなすれ違いがあります。

「男性は一人の時間を楽しむ生き物」だということを理解してあげてください。女性からしてみれば、ただ怠けていると思うことでも、男性にとってはストレス原因から一旦離れる大切なリフレッシュタイムなのです。

もちろん、家族関係をないがしろにするまで一人で遊ばせろとは言いません。しかし、1日の中で1時間、いや30分だけでも夫が一人で何かを楽しむことができる時間を設けてみてはいかがでしょうか?

スポーツ観戦に夢中になるのも、ダラダラとテレビを見るのも、男性にとってはストレス原因から解放される貴重な時間です。男性特有のストレス解消法を理解することで、妻自身も夫の行動に対して抱くストレスを軽減できるはずです。

 

夫に多くを与えない

夫に多くを与えない

結婚生活において、女性がストレスを抱え満たされてないと感じると、男性にとって見当違いの行動に出ることがあります。それは相手に多くを与えようとすることです。「与えることをやめてしまえば、夫から愛されなくなる」という強迫観念とも思える間違った行動を取りがちなのです。

多くの女性は「自分のことを後回しにしてまで尽くす女性が好かれる」と思っているはずです。しかし、男性心理としては「自分の好きなことに打ち込み、満足感を持っている女性」を理想とします。

男性のこうした気持ちを理解することができれば「何が何でも相手に尽くさなければ!」という余計なプレッシャーを感じることもないでしょう。これは「愛する人のために犠牲なることが間違っている」というわけではなく、その犠牲が幸福のためにあるのか、そうでないのか見極める必要があるということです。

男性はパートナーが満足している姿を見て、喜びを感じます。女性は好意の与え上手になるよりも、受け取り上手であるべきなのです。夫のダメな所に目を向けるのではなく、現在されている些細な好意に感謝の気持ちを表すことがポイントです。そうすることで男性は自尊心を満たすことができ、自然と積極的にコミュニケーションを取るようになるでしょう。

関連記事:恋愛心理学から分かる男心

 

結婚生活における口喧嘩のススメ

結婚生活における口喧嘩のススメ

夫と口喧嘩をしているとき、自分はどんな態度を取っているのか?どんな言い方をしているのか?これらのことを冷静に自身で分析することができれば、間違った言い方に気づくことができるかもしれません。

特に気をつけておきたい点が「感情的になり過ぎないこと」です。男性は問題の解決策を見出すことを優先させます。感情的に声を張り上げたり、文句を並べてしまうと、二人で問題を解決したいのではなく、ただ単に不満をぶつけられていると受け取ってしまいます。

また、回りくどい言い方もNGです。「あなたは何でこんな言い方をするの?」ではなく、具体的に持っている自分の意見、相手に直してほしい点を明確に伝える必要があります。

時に自分の意見が正しく伝わっているか、相手の意見がこの内容で合っているか、確認することも重要です。男女によって言葉のすれ違いは多々あり、些細なことで大きな誤解を招くことも少なくありません。不満を口にする気持ちを一旦押さえ、相手の意見と自分の受け取り方にズレが生じていないか確認してみてください。

口喧嘩をきっかけに、積りに積もった過去の不満を吐き出さないように注意する必要もあるでしょう。女性は過去の出来事をよく覚えていますが、男性はそうでもありません。現在直面している問題から論点をズラさないためにも、これはコレ、それはソレ、と冷静に分けて考えるのがポイントです。

できれば不満を口にするのではなく、解決策を導けるように意見をポジティブに発することができるとベストです。「私はあなたのここが嫌いなの!」ではなく「あなたがこうなったら嬉しい」や「こうしてくれたら助かるわ」と提案する方が、男性も受け入れやすくなります。

解決策が見出せない口論を毎日のように続けていると、最終的には冷めきった関係になってしまいます。ですが、言い方ひとつで些細な口喧嘩が、意外な仲を深めるきっかけになることもあるはずです。感情的に話していないか、過去の出来事を引き出していつも論点がずれていないか、口喧嘩をする際は注意してみてください。

関連記事:恋愛で役立つ男性心理10のまとめ

 

結婚生活に疲れた夫へのアドバイス

 

 

女性のストレス解消法を理解する

女性のストレス解消法を理解する

結婚生活におけるストレスを解消するため、女性はどのような方法を取るのか?多くの男性は悩みを相談してくる、あるいは不満を語ってくる女性に対して、具体的な解決策を導こうとします。ですが、女性心理から見れば、これは間違った対処法です。

女性がストレスを抱えると、誰かに打ち明けることで解消しようとします。話しているうちに解決策を考え、感情を表に出すことで精神的安定を得ているのです。つまり、男性が取るべき行動は解決策を見出すことではなく、女性の話しに耳を傾けることです。

むしろ女性が話すことでストレスを解消している最中に、求めてもいないアドバイスを持ちかけられると「この人は私のことを分かっていない」と誤解することもあるでしょう。

また、何かをしながら妻とコミュニケーションを取るのもNGです。テレビを見ながら、新聞を見ながら、ゲームをしながら会話をされるのは、「妻のストレス問題には無関心だ」というメッセージになってしまいます。

大切なことは「私はあなたの話しを理解し共有している」ことを示すこと。求められない限り解決策を導こうとする必要はありません。一旦手を止め、妻の話しに耳を傾けながらうなずいたり、目を合わせることで女性は「気にかけられている実感」を得ることができます。

 

大きさよりも回数が重要な女心

大きさよりも回数が重要な女心

女心として年に1回の高価プレゼントよりも、月1の手軽なプレゼントの方が満足感を得やすいことがあります。(もちろん、両方プレゼントできればベストですが・・・)この理由には女性ならではの評価方法が関係しています。

夫は妻へのアピールとして高給取りになれば90点!あとは誕生日プレゼントでも渡せば限りなく100点に近くなるだろう、と考えがちです。ですが、実際に妻が同じような受け取り方をしているのかと言えば、そうでもありません。

どんなに高給取りになろうとも夫へのプラス評価は10点、誕生日プレゼントも同じ10点なのです。夫は自己採点で100点を示しているのに、妻は20点しか評価していません。これでは「結婚生活に疲れた」と妻が嘆いたとしても仕方ないでしょう。

ではどうするべきか?答えは「思いやりを持った行動で示す」ことです。女性は孤独になることを最も恐れています。気にかけてもらえない、コミュニケーションを取ってもらえない、だから「愛されていない」と感じるようになるのです。

月1のプレゼントも良いですが、もっと簡単に妻からの評価を得ることもできます。例えば、愛していることを言葉で伝える、仕事帰りに買ってきてほしい物がないか連絡する、たまには家事を手伝って休ませてあげる、新しい髪型や服装に気づきホメる、使用後のトイレの便座を下す、どれも些細なことですが点数は同じです。

ポイントは大きな1つのプレゼントではなく、いくつもの小さなプレゼントを心掛けること。円満な家庭があってこそ、仕事が上手くいくというものです。大きさよりも、思やりのこもった行動を回数でアピールしていきましょう。

 

 

女性が喜ぶ思いやりのある行動とは

女性が喜ぶ思いやりのある行動とは

上の方で女性は小さな思いやりのある行動に喜びを感じ満足することをお伝えしました。ですが、具体的に何をすればよいのか分からない男性も多いはず。そこで、ここではいくつかの例を挙げていきたいと思います。

もちろん、全てを行う必要はなく、相手が喜びそうなことをためしてみると良いでしょう。ちょっとした思いやりが、女性にとっては高価なプレゼント以上に嬉しく感じることもあります。

  • プレゼントを渡す際にメッセージカードを添える
  • 妻の見たがっている映画に誘う
  • 二人だけで話す時間を作る(散歩や食事など)
  • お皿洗いを申し出る
  • 仕事帰りに買ってきてほしい物を聞く
  • 脱いだ靴下は自分で洗濯カゴに入れる
  • 妻の1日の予定を把握し、どんなことがあったか聞く
  • ドライブの際は彼女の好きな音楽を流す
  • 髪型を変えたらホメる
  • 感謝の気持ちを言葉で表す
  • 手をつないで歩く
  • マッサージをしてあげる
  • 妻の内面をホメる(センスの良さなど)
  • 子供のフォトアルバムを作る
  • 性欲抜きで彼女をハグする
  • 愛している気持ちを言葉で伝える

恋愛関係から夫婦関係になるにつれて、男性の好意は最初に急上昇し、ゆっくりと下降していくのに対し、女性はゆっくりと上昇していきます。男性が恋人関係のときにしていた当たり前のことを疎かにするのもそのためです。

どれも些細なことですが、二人の関係を修復するには大きな効果を発揮するはずです。恋人時代を思い出して、彼女が喜んでくれたことをためしてみてください。

 

女性を傷つける何気ない一言

女性を傷つける何気ない一言

元々男性の声は低いため、女性は男性からの何気ない一言が、どこか怒っているように聞こえる場合があります。さらには解決策を導き出すことが大好きな男性は、その冷静な声のトーンから冷たい印象を持たれることもあるでしょう。

解決策を見出そうとすると、自然と妻の意見を否定していたり、論理的に言い負かそうとすることもあるかもしれません。最終的な目標は、妻の意見を聞き入れ、具体的な解決策を一緒に考えていくことであるのを忘れてはいけません。

また、見下すような言い方をしていないか気をつけてください。悩みを相談してきた妻に「そんなくだらない事で騒ぎ立てるなよ」ではなく「それは大変だったね」と理解を示すことです。

女性が最も怒りを感じるのは、男性に分かったフリをされたときです。頭ごなしに「はいはい、分かったよ」とまるで子供をあやすように扱われれば、彼女の不満が爆発するのも時間の問題でしょう。

「結婚に疲れた妻へのアドバイス」の方でも触れましたが、意見の食い違いがないか確認することも効果的です。男女によって同じ言葉でも、受け取り方は大きく違い、小さなすれ違いが大きな誤解を生むことがあります。

「君が言いたいことは・・・ということだよね?」と再度確認することで、妻の方も「この人は私の意見をちゃんと聞いている」と感じることができます。自分の意見を伝えること以上に、相手の意見を聞き入れる姿勢が功を奏するはずです。

関連記事:恋愛心理学から分かる女心

 

口論は一晩寝かせる

口論は一晩寝かせる

結婚生活に疲れたと感じてしまう原因に、口喧嘩が多くなることがあります。女性は話をすることでストレスを解消し、解決策を導き出すことをお伝えしました。また何かしらの不満を語る場合、つまり口論になると女性は感情で物事を伝えようとする傾向にあります。女性側としては自分の思いを語ることで解決しようとするわけですが、男性にとってみれば、ただのグチを聞かされていると受け取ってしまうのです。

そこでオススメしたいのが、口論になりそうだと思ったところで休憩をはさむ方法です。一旦冷静に根本的なイライラの原因を追究することで、お互いの何が問題なのか、どこを直せば解決するのかじっくり考えることができます。ただ闇雲に言いたい事を感情に任せて伝え合っても、論点がズレたり、過去の不満のはけ口になるのが落ちでしょう。

口論の前に休憩をはさむ場合、相手の理解を得るためにも言い方には気をつけなければなりません。「おまえの言いたい事が理解できないから、少しだまっていてくれ」と怒りを含んだ言い方をしてしまっては、せっかくの休憩時間がストレス増幅タイムになってしまいます。

できれば「君の意見は十分理解したよ、でも僕は解決策をじっくり考えるために少し時間が欲しいんだ」と相手に理解を示した上で時間をもらえると良いでしょう。そして可能であれば一晩くらいは口論の課題を寝かせることをオススメします。妻の方にも「僕のどこを直す必要があるのか考えてくれ」とただ一人の時間を取りたいのではなく、相手にも考える時間を持ってもらいたいことを伝えてください。

女性はストレスを感じると話すことで解決しようとしますが、男性は一人の時間を取ることでじっくり向き合おうとします。そんな男性心理を理解してもらうためにも、二人の関係が取り返しのつかないものになる前にも、感情的な口論は極力避けるべきです。

関連記事:男が理解できない女性心理8つ

 

円満な結婚生活を送るために

尽きるところ、結婚生活を充実したものにするためには、妻は夫に求めすぎず、夫は妻の話しに耳を傾けることが大切でしょう。また親密な関係を築くことも重要ですが、何もかも全てをさらけ出す必要はないかと思います。思ったことをそのまま相手にぶつけていては、いつしか思いやりのない言葉や行動が習慣化してしまうこともあるでしょう。

パートナーに自分の欲求を全て満たしてもらおうとするのではなく、お互いに支え合える道を一緒に見つけようとする姿勢が円満な結婚生活の秘訣です。口論の際も、自分の意見をいかに主張するのか考えるのではなく、相手の意見をいかに理解するか心掛ける必要があります。

この記事を通して、円満な結婚生活を送ってもらえたら幸いです。最後まで「結婚生活に疲れた夫婦へ贈る5つのアドバイス」をご覧いただきありがとうございました。

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