恋愛に役立つ恋愛心理

男女の恋愛において、男心の理解に苦しむ女性は多いのではないかと思います。どうして男はストレスを抱え込むと黙ってしまうのか、何気なくかけた言葉に機嫌を損ねるのはなぜなのか、などなど女性からしてみれば不思議な男性の反応に驚くことがあるはずです。

男心の習性を知らずに過ごしていけば、いろいろ誤解が積み重なり、いつの間にか冷めきった関係になってしまうものです。良好な恋愛関係を維持するためにも、傷つきやすい男性心理を知っておくことは必要不可欠であると言っても過言ではないでしょう。

そこで今回は「恋愛に役立つ男性心理」をまとめてご紹介していきたいと思います。恋人との信頼関係を復活させるために、マンネリ化した関係に刺激を与えるためなどに役立ててもらえたら幸いです。

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男性心理①:女の優しさが男を奮い立たせる

男性心理①:女の優しさが男を奮い立たせる

恋愛において男性も女性も自分に無いものを相手に求め、男は強く勇ましく、女は温和で優しい性格を備えています。つまり形の違うパズルのピースがキレイに当てはまるように、男女はお互いの欠けている部分を補える特性を持っているのです。

女性は言葉にせずとも「あなたの力強さが私の人生を豊かにし、一緒にいることで最高の幸せを得ることができる」というメッセージ伝えることができます。まさにそのメッセージこそ、男を奮い立たせる原動力だと言えます。

女性は本能的にこのメッセージを伝える方法を知っており、恋愛関係が築き上げられた時点で「あなたは私を幸せにしてくれる人」というサインを表情や態度を通して伝えることができるのです。

男性は心のどこかで「ひとりの女性を愛し続けること」に小さな恐怖を持っています。しかしながら女性は、男性の自信を蘇らすメッセージを通して恐怖心を取り除き、その恋人との関係を深めることができます。

ただし、恋愛関係あるいは夫婦として関わりを深めていく中で、何か大きな問題に直面すると、女性は「男性を奮い立たせるメッセージ」の重要性を忘れてしまうことがあります。二人の関係の雲行きが怪しいのであれば、優しさのメッセージを送る行為を怠っていないか今一度確認してみてください。

 

男性心理②:目標達成こそ能力の証明

男性心理②:目標達成こそ能力の証明

男性は効率的な仕事や目標の達成、知力や体力に人生の価値を見出します。これらは自分の能力を発揮させる場であり、そこから得られた結果から「男の生きがい」とも言えるような充実感を味わうことができます。

本屋の雑誌コーナーを見れば分かるように、男性はスポーツやビジネス、その日のニュースといった事に関心を示します。大好きなサッカーチームの結果には興味を抱きますが、恋愛小説などには目もくれません。つまり、男性の関心は価値観やフィーリングといったものよりも、より具体的な物事に向けられていると言えます。

世の男性が、これらの物事に関心を抱くのは「自分の能力を証明すること」を何よりも大切にしている証拠です。自分の能力を高めることによって目標を達成し、そうすることで自信と誇りが持てるようになります。

ここで女性が理解しづらい点が1箇所あります。それは男性がこだわっている「自分一人の力で達成しなければ意味がない」ということです。他の人の力を借りて達成できたとしても、それは自分の能力を示したことには繋がらないと考えるのです。

もしも彼氏あるいは夫がストレスを抱えているように見えたのなら、しばらくはそっとしておいてあげてください。決して恩着せがましく「あーだ、こーだ」アドバイスをしようとしてはいけません。本当に助けが必要なとき(自分一人の力では処理できないと分かったとき)こそ、女性の出番がやってきます。

 

男性心理③:ガラスのプライド

男性心理③:ガラスのプライド

女性が男という生き物について深く理解せずにいると、知らぬ間に彼を傷つけてしまうことが多々あります。上の方でもお伝えしたように「男は自分の力を示す」ことに強い関心を持っています。しかしながら、そのプライドは脆く、ガラスのように壊れやすいものです。

分かりやすい例を挙げるなら、ドライブデートなどでのトラブルでしょう。もしも彼氏が道に迷って何度も同じルートを走っていたら、あなたはどんな対応をするでしょうか?多くの女性はきっと「歩いている人に道を聞いてみたら?」などのようにアドバイスをして、彼氏と険悪なムードになった経験があるかと思います。

女性の言い分としては「あなたの困っている姿を見て、助けたくなったの」といった感じでしょうか。しかし男性は全くもって逆の解釈をしています。極端な言い方をすれば「こんなこともできないの?もう任せられない。早くあの人に道を聞いて!」といった具合です。

上の方で学んだように、男は「自分の力を示すこと」に価値を見出しています。ですから、向こうから助けを求められない限り、アドバイスをするのは逆効果なのです。最善策は「口をはさまずに、そっとしておくこと」です。「あなたならできる」という無言のメッセージを伝える、願ってもないチャンスなのですから。

さらにもうひとつ、女性が気をつけておきたいポイントがあります。それは、物事が小さくなるほど、男性はプライドを傷つけられることに敏感になることです。「目的地まで到着することすら信頼されていないのだから、大きな物事に対しても同じだろう」。優しく見守り、仮に彼の行為が失敗しても、感謝の言葉かけてあげることが大切です。

 

男性心理④:ストレスを抱えると殻に閉じこもる

男性心理④:ストレスを抱えると殻に閉じこもる

ストレスの解消法は男女によって大きく異なります。ストレスを感じたとき、女性はその問題に関することを話す(共有する)ことで解消しますが、男性はストレス原因の解決に全力を注ぎます。ここでも男性のプライドが関わってきます。女性は悩みを打ち明けることは相手に負担をかけることだと感じませんが、男性は自分の弱みを見せることになると考えるのです。

男性は問題を解決するために自分の殻に閉じこもり、解決に専念するために周りの情報を全てシャットダウンします。はたから見れば「相手の話しを聞けない失礼な人」という印象を持たれることが多いかもしれませんが、これは目の前にあるストレス解消に専念している証拠です。彼女が彼氏によく聞くセリフに「今、何考えていたの?」があるのも何となく納得がいきます。

こういったストレス状況の中で、彼女に気を使う余裕などありません。しかしながら、何か良い解決策が見つかった途端、彼は閉じこもっていた殻から元気よく抜け出し、今までの関係を取り戻せるはずです。

反対にいつまで経っても解決の目途が立たなければ、男性は頭をリセットするために、スポーツ観戦、新聞を読む、テレビを見る、ドライブをするといった行動に出ます。これらをしている間は、一時的にストレス問題から解放されます。そして、気分を一新して再度その問題と向き合おうと準備しているのです。

 

男性心理⑤:女性に沈黙の理由を誤解される

男性心理⑤:女性に沈黙の理由を誤解される

多くの女性が勘違いしてしまうのが、男性の「沈黙」でしょう。女性は何かしら問題があれば、話し合うことで問題を共有し、話しながら解決策を考えます。しかし、ここに男女のすれ違いとも言えるような誤解がよく生じるのです。

男性が物事を考えたり、不安を感じている場合、まず最初に頭の中にある経験を掘り起し、じっくり問題を噛みしめてから発言します。つまり、男性がいきなり黙り込んでいるときは「自分が言うべきことを、まだ導き出せていない」状態だと言えます。

しかしながら、多くの女性はこの「沈黙」をネガティブに捉えてしまいます。その日の気分次第では「彼は私のことをもう愛していない」などと感じ取ってしまうこともあるでしょう。

男女によってここまで情報処理の仕方に違いがあるのですから、コミュニケーションを取る上で様々な誤解を生んでしまうのもしょうがないことなのかもしれません。しかし、このような男性心理を理解することで、些細なケンカの原因が、ごくごく単純な誤解であったと気づくことができると思います。

女性が気をつけておくべきポイントは、男性が発言の準備段階において、彼の意見を引き出そうとはしないことです。彼の沈黙を受け入れ、じっくり待ってあげてください。心配になって言葉をかければかけるほど、彼は自制心を失い、冷静な会話は成り立たなくなるはずです。

 

男性心理⑥:男をその気にさせる「感謝の言葉」

男性心理⑥:男をその気にさせる「感謝の言葉」

長い交際期間を経て、女性が疎かにしてしまいがちなのが、男性の些細な愛情表現に対する「感謝の言葉」です。決して「されて当たり前」などのような態度を取ってはいけません。男性にとって小さな愛情表現をすることは、一種の仕事であると考えましょう。女性は彼の上司です。何かしらリアクションを取り、彼の努力を認めてあげることが大切です。

もしも「愛情表現されて当たり前」という彼女の気持ちを察すれば、彼はあっさりと行動することをあきらめるでしょう。どんなに些細な事でも彼の努力を認め、感謝していることを伝えれば、さらなる思いやりを与えてくれるはずです。

しかしながら、感謝の言葉を誇張しすぎないように注意する必要があります。小さな行いに対し、過剰なホメ方をすればするほど、男性は「バカにされている」とか「子供扱いされている」と感じるものです。あくまで軽く「ありがとう」と言葉を返してあげるだけで十分でしょう。

良好な関係を築き上げるためには、こうした男性に感謝したり、されたりすることの積み重ねが必要不可欠になってきます。家庭を安らぎの場とするためにも、彼氏あるいは夫がした小さな愛情表現を見逃さず、しっかりと受け止め反応してあげてください。

 

男性心理⑦:女性の反応によって評価が上がる

男性心理⑦:女性の反応によって評価が上がる

パートナーの評価方法は、男性と女性によって大きく違います。もちろん、彼女から受けた行為を嬉しく思い、パートナーとしての評価が上がることはあります。しかし、女性が男性からの評価を得られる大きな要素は「彼の行ったことに対する反応」つまり「リアクション」なのです。

男性は認められることで自尊心を高め、安心感を得る生き物です。自分の能力や存在価値を示すことに至福の喜びを感じます。つまり、彼のためを思ってする行いよりも、彼があなたのためにしたことに対する「反応」の方がポイントは高いと言えます。

一方で女性は、男性の「愛情のある行動」を通して評価をします。男性からの何かしらの「アクション」が無ければ、「彼は私を愛していない」と感じるのです。恋愛関係をバランス良く保つ場合、男性のアクションが少なすぎてもいけませんし、女性のリアクションが少なすぎてもいけません。

もちろん、男性心理が求めるリアクションの中には「相手を理解し待つこと」も含まれます。また男性がパートナーに対する評価にボーナスをつける時期もあります。それは男性が自己嫌悪に陥っているときや、強い後悔の念に苛まれているときです。

彼が傷ついていればいるほど、それを癒すためにする愛情表現に対する「彼女の反応」は大きなポイントとなります。その際、彼女から思ったような反応が返って来なければ、マイナスの評価となり、場合によっては逆恨みとも思えるような行動や言動に表れることもあります。

 

男性心理⑧:素直に謝ることができない

男性心理⑧:素直に謝ることができない

男性心理として女性がどうしても理解できないことに「男性が大きな失敗を犯したときに、素直に謝れない」ことがあります。彼が犯した失敗が大きければ大きいほど、心理的な動揺も比例して大きくなります。彼の失敗に彼女が大きく動揺すれば、彼は攻撃的な「怒り」を表す場合もあります。

男性が大きな失敗を犯したときに素直に謝れない理由は、彼女を失望させることを極端に恐れているからです。こんな動揺している彼に対して彼女が非難してしまうのは、火に油を注ぐような行為だと言えます。怒りの矛先をどこに向けてよいのか分からず、彼が八つ当たりとも思える行動に出るのはそのためです。

この状態での最善策は「彼が落ち着くまで待つこと」です。つまり、そっと見守ることが最も効果的な対処法だと言えます。女性同士の場合、落ち込んでいる相手がいれば、相手を気にかけ、話しをすることで慰めようとしますが、男性の場合は全くの逆なのです。

また結婚を意識させる方法としても「彼に動揺した姿を見せないこと」は非常に有効です。男性が大きな決断をするとき「何があってもあなたについて行く覚悟がある」というメッセージを伝えることができれば、一生を共にしたいと思う存在になれるはずです。最愛のパートナーとして上手くやっていくためにも、無駄なエネルギーをすれ違いに費やさないためにも、こういった男性心理を上手く活用していきましょう。

 

男性心理⑨:命令口調は逆効果

男性心理⑨:命令口調は逆効果

男性に頼みごとをする場合、相手が彼氏であっても夫であっても、命令口調は逆効果になってしまいます。仮に彼が彼女の要求に応じようとしても、彼女の態度や言動が上から目線なら、すねた子供のように男性は応えることをやめるでしょう。

一見して何とも扱いにくい男性心理のように思えますが、扱い方さえ覚えてしまえば、男性に要求を通すことは意外に簡単なものです。コツとしては、日常的な小さな要求から始め、それに対して感謝の言葉を伝えることです。間違っても「あれをしなさい、これをしなさい」などのように命令口調になってはいけません。さらには「されて当たり前」という態度もNGです。

小さな要求を応じさせることができれば、自然と彼女の要求に対して「Yes」と答える条件付けができます。上手くいけば、自発的に相手のことを考え行動し、満足感すら得ることもできるでしょう。

ポイントは、タイミング・口調・用件の短さの3つです。彼が良かれと思って行動しようとしているときに、わざわざ言葉で要求する必要はありません。また自分が強い口調で頼みごとをしていないか注意してください。男性は長い用件、まわりくどい言い方を嫌います。できるだけ短く、はっきりと要求を伝える必要があるのです。

 

男性心理⑩:恋愛のピークから好意はゆっくり低下する

男性心理⑩:恋愛のピークから好意はゆっくり低下する

男女の間における恋愛価値観の大きな違いに、好意の盛り上がり方があります。女性は男性との関係が深まれば深まるほど、ゆっくりと好意も上昇します。一方で男性は、急激に気持ちが高まり、あるピークを境に徐々に低下する傾向にあることが分かっています。

多くの女性が経験したことのある「彼の態度が冷たくなった」という時期は、彼の気持ちがピークを迎え、徐々に低下して証拠だと言えるでしょう。また彼氏が他の女性に対して良からぬことを考えるのもこの時期です。

ただし、これは彼の本質的な面が見えてきている時期でもあります。付き合い始めは、誰でも自分を良く見せようと努力したり、デートでの気遣いに必死になります。相手に安心感を覚えれば不必要な行為であると感じるのは自然なことです。

「彼の私に対する気持ちが冷めてきた」と勘違いせず、彼が安心して本質的な姿を見せていると前向きに考えることです。マンネリ化していると感じているのなら何かしらの刺激も必要になってきますが、あせらずじっくりと自分の評価を上げていきましょう。きっと上の方でお伝えした「男性心理の扱い方」が役に立つはずです。

以上が「恋愛で役立つ男性心理10のまとめ」になります。好きな人との恋愛関係が良好になる、生涯のパートナーとのコミュニケーションが円滑になる、小さなきっかけとなれれば幸いです。最後までご覧いただきありがとうございました。

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