近年注目されている男性更年期障害。
男性ホルモンの低下が原因で筋力や性欲の低下、不眠やうつなどの症状が現れる。
また男性更年期障害はいつ発症するか分からないのが特徴で、50・60代の6割に男性更年期障害の疑いがあるといわれている。
男性更年期障害専門医の久末伸一氏は20年にわたり男性更年期障害の研究しており、男性更年期障害について解説していたものをまとめてみた。
3日に1度、朝勃ちが無い人は更年期障害の可能性が
なんと更年期障害の疑いが高いのは3日間で1度も朝勃ちがない人。
男性更年期障害は年を取って男性ホルモンが下がる事で起こり、症状として以下のような事が表れる。
- 筋肉が落ち、脂肪がついてお腹が出てくる
- イライラしたり不安になったりする
- 性欲が落ちて頻度が落ちてくる
このように一般の方だと自分が更年期になっているか気づかないモノが多い。
朝勃ちというのは更年期障害であるかどうかをチェックする上でひとつの指標となるのだ。
そもそも朝勃ちはどうして起こる?
実は朝勃ちというのは朝方に起きる「夜間睡眠時勃起」の事。
夜間に3~4回、男性はエロチックな事とは全く関係無く、生理的に勃起が起こっている。
ちょうど朝方起きる時に気づくのが朝勃ちで、たまたま起きたタイミングがそうなっているのだ。
また夜間に勃起が起こっているのを確認する計りのついたバンドがある。
病院で診察してもらい購入することもできるが、市販されているものだと「ジェクスメーター」というモノも販売されている。
使い方は、寝る前に輪っか上のバンドを根元の方に巻いて、夜間に3回から4回勃起が起こると、バンドが緩んで広がっていくので朝になって計りを見れば勃起率がわかるという。
男性更年期障害のサイン
男性更年期障害のサインとして、ひげの伸びが遅くなってひげ剃りの回数が減ったり、夫婦でイライラが募ってケンカが増えたりする事で奥さんが引っ張って病院へ連れてくるケースもあるという。
どういう検査をするのかというと、基本的には男性ホルモンの血液の値を測って、数値が低い場合は男性更年期の疑いがあるという事で治療に入る。
9割以上の方が男性ホルモンの補充で元気になるというので、ぜひ上で述べた症状が表れたら病院で診察してもらおう。
男性更年期障害になりやすい人
男性更年期障害自体は年齢とともに男性ホルモンが下がる事により起こるものなのだが、元々男性ホルモンが高い方と低い人がいて、高い人はなりづらく、低い人はなりやすい可能性があるという。
また最近の研究で指の長さから男性ホルモンが多いのか少ないかが分かるという。
人差し指より薬指が長い=元々の男性ホルモンが多い(簡単に言うと肉食系)
女性の場合は大体同じ長さになるか人差し指が長い人もいて、そういった女性は非常に女子力が高いといわれている。
男性更年期障害に効果的な食べ物
今のこの時期、冬ならばモツ鍋がオススメ。
モツ鍋に使われるニンニクやニラにはアリシンという成分が含まれていて男性ホルモンを上げる効果が期待できる。
それ以外にもキャベツに含まれる亜鉛というのが男性ホルモンを上げるのに一役買っていて、バランス的にもモツ鍋は男性ホルモンを上げる料理として非常に良い例なのだ。
基本的に餃子やレバニラなど男性が好きなスタミナ料理系には、男性ホルモンをあげるような効果がある。
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